【つの版】Threads備忘録
おれだ。御存知の通りTwitter文明が滅亡の危機に瀕しているため、避難先のひとつとしてThreads(スレッズ)に登録してみた。もう少し汚染されてからと思っていたが、ニンジャスレイヤー公式やニンジャヘッズも続々と登録しているので、早めに触れて慣れておこうという程度の考えだ。多少キラキラしていてもナウシカ世界のやつらみたいに血を吐いて死ぬことはない。
まだスマホからしか登録できず、登録にはインスタグラムのアカウントが必要だという。やむなくインスタアプリもインストールしてアカウントを作ってみたが、インスタに上げるような写真も情報もないので動かすこともなかろう。Meta社のアプリは個人情報を抜かれてヤバいとの噂もあるが、おれの個人情報などGoogleとかにも抜かれているし今さらだ。預金通帳をハックされてカネを抜かれるとかでなければダイジョブだろう。幸いハンドルネームでも登録できたので本名を入れる必要はなかった。
一連の騒動について知りたいやつはTogetterとかGoogleで信頼できそうな情報を探れ。とはいえ実際使ってみるのが一番だ。で、どうなのか?
今のところは、まだいろいろな機能が出揃っていない「生まれたばかりのTwitter」みたいな感じだな。アカウント検索はできるが他人のつぶやき(ポストというそうだ)を語句で検索できないし、タイムラインに相当するであろう部分は他人のポストやリポスト(リツイートに相当する)が無差別に流れてきて混沌としている。フォロワーを増やせばそいつらのポストが表示されるようになるが、フォロワーが黙るとよそから無秩序にいろんなポストが流れてくる。まさしく混沌の世界だ。コトダマがあちらこちらへ飛び交い、おのずから凝り固まり、新たなコトダマ空間が生まれようとしている。腐海がにわかにわきあがって大海嘯が起こり、もりがうまれる時なのだ。それは火の七日間の後に三回あったと年代記にしるされておる。
知り合いを見つけるなら、知ったやつのアカウントを見つけ出し、そいつのフォロワーやフォローしてるやつを探すといい。ニンジャヘッズならニンジャスレイヤー公式のところから行ける。アンカーを打って自我を定義しておかないと混沌の渦に飲まれて危険なので、プロフィール欄はTwitterとかと同じにしておけばいい。おれのアイコンは水星の魔女のフェルシーちゃんのままだがダイジョブだろうか。BANされていないから今のところはダイジョブだろう。また規制とか来たらその時に考える。
Twitterというかイーロンがプーチンめいてクソなので、スレッズへの難民はものすごい勢いで増えており、2日足らずで登録者数は7000万人を突破したという。まもなく1億人にはなるだろう。Twitterはアクティブユーザーが4.5億人だかいるが(そのうち何割がbotか知らんが)、インスタグラムは10億人だそうだから、スレッズの登録者数がTwitterを抜いて10億人になっても驚くには当たるまい。インスタ使用者が全員スレッズ使いになり、Twitterからの難民を合わせればチャイナかインドの人口ぐらいにはなるだろう。今は狭いが、外は広大なケオスの海なのだ。可能性に満ちている。機能は次第に付け加えられ、使いやすくなっていくことだろう。
Twitterに比べればまだまだ機能やユーザーが少ないものの、これだけドバッと人口が増えてもスレッズは平気で動いている。流石はテック・ジャイアントだ。何より今のところは広告が挟まってこない。PCならControl Panel for Twitterで広告やおすすめを弾けるが、スマホではまだそうもいかんからな。今のところはAPI制限はなくなったか軽減されているものの、TweetDeckは有料会員でないと使えないことになったし、アホくさいのでTwitterに課金などしたくもない。なんかサークル機能も消えちまったらしい。おれはサークルとか使ってないが、こういうところがTwitterの嫌なところだ。マイクロソフトだって勝手にEdgeをねじ込んで来たりするし、暗黒メガコーポはスピードとカネが命で、ユーザーのお気持ちとか民主主義は考慮してくれない。
とはいえMeta社だって暗黒メガコーポだし、ザッカーバーグだってイーロンに負けず劣らずのクソかも知れない。今はいい顔をしていても、いつおれたちに牙をむいてくるか知れたものではない。その時はまたどこかへエクソダスするだけだ。noteという足場があるから今はなんとかなっているが、電子世界は一切が儚く、いつ永遠に虚無の彼方へ消え去ってしまうかわからない。noteだっていつか消え、伝承となってしまうだろう。今のうちに子の子らへ語り継ぎ、強化セラミック板や墓所の肉塊に情報を彫りつけておけ。乾燥地帯の洞窟に壁画を描いておけば数万年ぐらいはもつかもしれない。
◆風◆
◆谷◆
【以上です】