忍殺TRPGリプレイ【ウェルカム・トゥ・ザ・ティー・パーティー】02
前回のあらすじ:ネオサイタマ県立美術館で緊急事件が発生した。ハック&スラッシュに入られ、倉庫から数億円の価値があるであろうチャワンが盗まれたのだ。事件解決のために集ったのは三人の手練れニンジャ。犯人を探し出して尋問し、奪われたチャワンを取り戻せ!カラダニキヲツケテネ!
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「ビズの話に入ろう。用件はなんだ」ゴールデンメイヘムは単刀直入に問いかけた。「先日、ネオサイタマ県立美術館にハック&スラッシュが行われ、倉庫からチャワンが一つ盗まれました。これを取り戻して頂きたい」「チャワン?」「江戸戦争以前のものとされ、数億円の価値がつきます」「ほう」
ゴールデンメイヘムは少し興味をそそられた。「然るべき鑑定がなされ、『メイブツ』として認定されれば、ですが」「ふむ。現場の状況や、犯人の目星は?」「監視カメラの画像はハッキングで消去されていますが、重厚なシャッターが鉤爪のようなもので破られていました。ニンジャの仕業かと」
「なるほど。で、アンタらでは手に負えないと?」「私はニンジャとはいえ非力なハッカーですし、彼女は強力ですがご覧の風貌、表立って行動しにくいのです」デッドリーハッカーは微笑んだ。ゴールデンメイヘムは鼻を鳴らす。ヨロシサン製バイオニンジャの性能試験でも兼ねているのだろう。
「我々も協力します。どうか」「報酬次第だな」「これでどうでしょうか」彼女が差し出した数字は予想より多めだ。手練れニンジャを三人も投入するほどの事件ではあるのだろう。「……了承した」「ありがとうございます」デッドリーハッカーは深々とオジギした。商談成立だ。
作戦開始
事前調査
???
ネオサイタマ中心部、実際治安の悪いツチノコ・ストリート。その一角にパブ「イチヤゴシ」がある。ドアには「本日貸切」の札が下がり、中からはにぎやかな喧騒が漏れ聞こえる。ここはテクノギャング団「JタダキXIファミリー」の溜まり場だ。KRAASH!ドアが蹴破られ、三人がエントリーした!
「ワッザ!?」「カチコミ!?」「サノバビッチ!」酩酊していたテクノギャングたちはとっさに銃を抜く!「待て。ニンジャだな」奥のテーブルでオイランを侍らせている大柄な男がギャングたちを制した。その両腕は巨大なオムラ製の鉤爪サイバネに置換されている!「ドーモ、デビルクローです」
◆デビルクロー(種別:ニンジャ/重サイバネ)
カラテ 9 体力 11
ニューロン 6 精神力 4
ワザマエ 8 脚力 6/N
ジツ 0 万札 10
攻撃/射撃/機先/電脳 11/ 8/ 7/ 8
回避/精密/側転/発動 11/ 8/ 8/ 0
即応ダイス:0 緊急回避ダイス:0
◇装備や所持品
▶生体LAN端子LV1:ニューロン+2、イニシアチブ+1
▷テクノカラテ制御プログラム:ワザマエによる近接攻撃にもテッコのLV数だけボーナス
▶▶テッコLV2:カラテと回避+2 武器スロット5個を占有、素手&スリケン使用不可
▷▷工業用チェーンソーアーム×2:ダメージ2、攻撃難易度N、連続攻撃上限3
集中時に攻撃出目65で殺伐発生 エンハンス可 側転難易度+1
「戦闘スタイル:回転斬撃」「轢殺1」獲得
●過剰サイバネ(6個):精神力-2(クロームハートで1軽減)
◉重サイバネ化:体力+2、●脆弱性:電磁(1)
◇ジツやスキル
◉回転斬撃強化:ワザマエ判定Hに成功すると隣接敵全員に1ダメージ 痛打・殺伐なし
連続攻撃上限1、迎撃不可、回避難易度H 出目66で2回、666で3回
◉常人の三倍の脚力:脚力+1、側転難易度-1
◉トライアングルリープ
●連続攻撃2、連射2
能力値合計:23
「ドーモ、代表のゴールデンメイヘムです」「外の札が見えねえわけでも、加入希望者ってわけでもなさそうだな。何しに来やがった」「先日、ネオサイタマ県立美術館にハック&スラッシュが入ってな。その犯人を探したところ、鉤爪の痕跡からアンタが容疑者に浮上した」「ケツ・ノ・アナ!」
デビルクローはオイランを投げ捨て、カラテを構えた。「マッポだか賞金稼ぎだか知らねェが、ナメられたもんだぜ!カラテを見せな、ご友人!」「俺は傭兵だ。では尋問する」三人もカラテを構え、テクノギャングたちは電脳麻薬をキメてNRSを最低限に抑える。一触即発アトモスフィア!
戦闘開始
マップ
敵戦力
◆グレーター・テクノギャング(種別:モータル/重サイバネ)×2
カラテ 4 体力 4
ニューロン 2 精神力 2
ワザマエ 4 脚力 3
ジツ - 万札 3
攻撃/射撃/機先/電脳 5/ 4/ 3/ 4
◇装備や特記事項(サイバネ反映済み)
◆LAN直結型ハンドガン:連射2
◆ショック・ナックル:近接武器、ダメージ1+電磁1
◆テクノギャング(種別:モータル/重サイバネ)×4
カラテ 2 体力 2
ニューロン 1 精神力 1
ワザマエ 2 脚力 2
ジツ - 万札 1
攻撃/射撃/機先/電脳 3/ 2/ 1/ 3
◇装備や特記事項(サイバネ反映済み)
◆チャカガン、テッコ殴打
1ターン目
「kill-all U」デッドリーハッカーは低く呟き、テクノギャングたちの生体LAN端子に遠隔ハッキング!ZZTZZTZZTZZT!「「「「アバーッ!」」」」「グワーッ!?」テクノギャング4人がニューロンを焼き切られ昏倒!1人が悶絶!だがデビルクローと奥のテクノギャングは無事だ!「イヤーッ!」
「え」ゴールデンメイヘムは天井を蹴って瞬時に店の奥に到達し、カウンターにいた無傷のテクノギャングへトビゲリ!SMAASH!「アバーッ!?」壁に叩きつけられ即死!ナムアミダブツ!「アイエエエ!?」近くにいた酩酊テクノオイランが青褪めて失禁し嘔吐、昏倒!なんたるアトロシティか!
「ゴートゥー・アノヨ!」デビルクローは怒り狂い、デッドリーハッカーめがけて巨大な鉤爪を振り上げ飛びかかる!喰らえばニンジャといえど危険!『GRRRR!』KRASH!ブラックリーパーがかばい、サイバネ鉤爪をバイオサイバネ鉤爪で弾く!ローブの下から現れた姿はドラゴンめいた恐ろしさだ!
『AARGHHHH!』ブラックリーパーは黒い唾液を垂らしながら、残るテクノギャングへ飛びかかる!SMASH!「アバババーッ!」ナムアミダブツ!恐るべき鉤爪と牙が、テクノギャングを瞬時にネギトロに変えた!『血ィ!肉ゥーーッ!GRRRR!』ブラックリーパーは獣めいて血肉を啜る!コワイ!
2ターン目
「kill-9 U!」デッドリーハッカーは連続側転でブラックリーパーの傍らへ移動しつつ、デビルクローへ遠隔ハッキング攻撃!ZZTZZT!「ヌウーッ!」デビルクローはとっさにポートを閉じて防御!だが姿勢を崩す!「イヤーッ!」ゴールデンメイヘムが掌の内蔵型ハンドガンを展開して飛びかかる!
BLALALAM!ミリタリーカラテの奥義、オートマチック・ピストルカラテだ!銃を撃った反動を利用して大きく体をひねり、嵐のようなカラテを繰り出す!SMASH!「グワーッ!」一発命中!だが浅い!痛打ならず!「手下は全滅した。三対一だ。大人しく降伏して情報を吐け!」「ファック!」
デビルクローは怒りを燃やし、ゴールデンメイヘムへ飛びかかる!「死ねーッ!」「イヤーッ!」巧みに回避し迎撃!「ヌウーッ!」ガキィン!テッコで防御!そこへブラックリーパーが飛びかかる!『ゴウオオオオオン!』「うおおーッ!」ガキィン!デビルクローは必死で鉤爪を振るい防御!
「結構手こずりますね……」デッドリーハッカーは冷静に状況を分析する。すでに店内の電子システムは遠隔ハッキングで掌握済みだ。三対一の優位も揺るがない。自分が狙われれば仲間にかばわせればいい。このまま押し切るべし!「手下どものアダウチだ!皆殺しにしてやる!」カラテが高まる!
戦闘継続
【続く】
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