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コロナか、死か

メキシコで銃撃戦にやや遅れて参加したおれは、真新しい銃から六発撃った。銃は少しずつ手に馴染み始めた。撃ち方は染み付いている。
銃声と絶叫が少し止み、物陰に隠れて再装填。長い戦いになる。

一発目は歴史だ。古い音楽を新しい銃でぶっ放す。いい感触だ。ビュー数は二番目。

二発目はストレートに、銃と狂った陰気な死神。予言された死。ビュー数は一番多い。

三発目はジャンク。ごたまぜの音。ビュー数もスキも今最低だが、必要な布石。

四発目は海。スパイスを効かせた。サメ。ゴブリンが出て死ぬ。タグをじゃらじゃらつけ始めた。

五発目はクールなベイブ。躊躇も容赦もない。テンポよく淡々と殺る。スキが一番多い。

六発目は初手から殴り、起き上がったところを殴り、トドメをさした。初めて感想をもらった。

参加者は多くて強い。ニンジャもいる。残弾数が気になるが、次々補充し、練り上げる。標的に狙いを定めろ。思い出せ。息を調える。コロナか、死か。

【続く】

※これは自作の個人的まとめです。逆噴射小説大賞のエントリー作品ではありません。昨日Twitterに書いてたやつです。

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三宅つの
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