【FGO EpLW ユカタン】ライナーノーツ
おれだ。そういうわけで、ライナーノーツだ。まあだいたい書いた通りなんだが、書いてた当時を思い出し、思考を垂れ流しにしてだらだらやる。
前も書いたが、おれはゼロ魔クロスSS海というジゴクで産声を上げ、10年ほど放置した後に聖杯海に漂着し、それなりの数の候補作を書いた。しかし採用されるのはほんの一握りで、誰かがおれのやつを動かしてくれるとは限らないし、書き手が長考に入ると永遠にそのままになったりしてもどかしい。じゃあいっそおれが一人で全部動かせば早いということで、その頃賑わっていたエピロワ海に流れ着いたのだ。おれは気が短い。njrpgをソロでやってるのも、一人で書けば早いと思ったからだ。多人数でやれば楽しいだろうがトラブルも増えるし、話がどこへ行くかわからん。やりたいようにやる。
まず計画を立てる。途中でエターナるのはこりごりだ。他の完結作品を参考にし、逆噴射先生のプラクティスに出ていた「三幕八場」をアレして、最後まで書き終えてから投下することにした。一回の投下を5000字ほどとし、週一でやる。焦らず急がず、定期的にそれなりの量をやればいい。これまでの聖杯戦争候補作だって本文は5000字ぐらいだったしどうにかなろう。長過ぎると書きにくいし、おれが読みにくい。
サーヴァントを他作品から持ってくるのもなんなので、星座聖杯で書いたオリジナルの(と言っても神話伝説からの二次創作だったり、どこかで見たようなやつだったりするが)鯖にする。黒幕は当然バロン・サムディだ。こいつが星座聖杯で暇がってたから、どこかの特異点で遊んでることにしよう。イシュタムがユカタン出身だから舞台はユカタンにした。ハイチにも近い。敵はと考えれば、ユカタンに攻め込んでくるような奴らはコンキスタドールだ。カトリックの鯖を考えたらサヴォナローラとかエル・シッドが思いついた。まずこいつらのイクサを主軸とする。wikiとかを漁って鯖化しよう。
主人公はどうするか。おれはFGOに詳しくなく、フジマルとかマシュとかをどう動かせばいいのかよくわからない。カタツキ海は過激派が多く、なんか違った口調とかにするとすごい叩かれるというイメジがある。じゃあいっそ別人にしよう。フジマルはレイシフト時にどっか誘拐され、全然別の知らんおっさんがマスターにされていたらどうだろうか。流石にエピロワ海にもそんな話はなかったのでパラダイムシフトだと思い、AoMからタキ野郎を連れてきて、髪を黒くしてLA出身とし、放り込んだ。トラック転生ならぬドラッグ転移だ。こんなことできるやつはバロン・サムディぐらいだ。やつはニューロマンサーシリーズでキンカクめいた白色立方体に取り憑いてたから、それも出そう。サブタイトルもニューロマンサーシリーズからにしてやれ。なので初期の◆◆◆の口調が微妙に黒丸尚訳っぽい。?が……になる。
マシュは面倒だからバグらせておこう。そのうち直る。カルデアとの通信も遮断し、代わりのナビゲーターはというと、ユカタンだから水晶髑髏にしよう。バロン・サムディとも通じる。そいつも鯖だ。誰にしようか。エピロワだからエピメテウスだ。プロメテウスだと格が高すぎる。人類の先祖でアホの代名詞だ。なんかそれっぽくなるだろう。マスコットキャラだ。◆◆◆がケイスならこいつがディクシー・フラットラインだ。
星座聖杯では海系の鯖がいた(ナックラヴィーやイゼベル)し、海辺にしよう。ユカタンの海辺をグーグルマップで探すと、それっぽい舞台が見つかった。コスメル島。海を挟んで戦わせてみよう。けど、いきなりここに来てもどこだかわからんな。ユカタンでゆうめいなところと言えばチチェン・イツァだ。そこから海辺へ、歩いていくか? なんかワープできればいい。ユカタンにはセノーテというものがある。それを使おう。ふむ、例の巨大クレーターの影響でできたのか。聖杯には泉のイメジがあるから、結びつけてしまおう。コスメルにはイシュタムの関係者が祀られてるな。
おれが実は何者なのかあとで明かしたいから、それっぽいネタを仕込んでおくか。千年王国。サヴォナローラはそれっぽい。島から渡るのは船だ。船を使いそうなやつを探そう。戦艦レ級のアレでソロモン諸島のネタを調べていたら、キロスとかいうのがいたらしい。こいつも千年王国系だ。
鯖は一つの文化圏からだけじゃなく、満遍なく出したいな。鯖被りも避けたい。アサシン、キャスター、ルーラー、セイバー、ライダーが揃った。あとはアーチャー、ランサーにバーサーカーか。どうするかな。……ユカタン、メキシコ。メキシコといえば逆噴射先生だ。セノーテからワープして、飛び出す。高速垂直リフト射出。ニンジャだ。ニンジャが飛び出してくる。ニンジャと言えば服部半蔵だ。彼は実際ランサーだ。(編集部注:ここらへんから目つきがおかしくなってきました)
あまりキャラを増やしても動かしにくい。バーサーカーはサヴォナローラに兼任させて、アーチャーは、と。メーガナーダ出したら勝てるわけがない。敵に女っけが足りんな。冒頓単于はどこかで出してみたいが……ああ、アルテラ(フン族の王アッティラ)がカタツキでは女体化しているじゃないか。じゃあこいつもフン族(匈奴)繋がりで女体化してやれ。完璧だ。
こうして舞台と登場人物、プロットがざっくり決まった。謎解きとか真名をひきずるのとかはたるいのでやめて、ぶつかってカラテしイクサと行こう。んー、星座聖杯から出せた鯖は結局イシュタムとバロン・サムディだけか。じゃあ二部、三部と引っ張れるな。オリジナル鯖のネタは山ほどあるんだ。せっかくだし忍殺のトリロジーを真似て……と。
ベネ(よし)。
こうしておれの旅は始まった。そして今に到る。最初からかっちりプロットを決めるとあれなので、ざっくり決めてあとはノリだ。キャラが動けば話も進む。ドントシンク、フィール。オラクル・イズ・ミラクル。
◆Oh, makes me want to dance◆
◆Oh, it's a new romance◆
【続く】