忍殺TRPGリプレイ小説【ウォーク・オン・ウォーター】#3
(前回のあらすじ:いくつものミッションを乗り越え、ソニックブームとともにオキナワへ修行に来たチーム・ヒップ。苛酷な特訓に汗を流し、センパイの武勇伝を聞かされ、あるいは電子戦でニューロンを焦がす。三忍三様の特訓で成長の壁を超えろ!チーム・ヒップ!)
#2 終了時
◆ハウスバーナー(種別:ニンジャ)
カラテ 6 体力 7
ニューロン 5 精神力 6
ワザマエ 5 脚力 3
ジツ 1 万札 25
DKK 0 名声 5
◇装備や特記事項
☆カトン・ジツ
◆サイバーサングラス
◆ZBRアドレナリン注射器
◇シンピテキ加護:成長の壁を超える判定ダイス-2
◇オンセン効果:シナリオ間の体力と精神力の初期値+1
◇カラテ鍛錬蓄積1
●連続攻撃2:練習中、難易度HARD
○錠前破り
◆インパーミアブル(種別:ニンジャ)
カラテ 5 体力 7
ニューロン 6 精神力 7
ワザマエ 5 脚力 3
ジツ 0 万札 8
DKK 0 名声 5
◇装備や特記事項
◆家族の写真
▶サイバネアイ、▶テッコ、▶生体LAN端子
◆タクティカルニンジャスーツ、LAN直結型ハンドガン
◇シンピテキ加護、オンセン効果、カラテ鍛錬蓄積1
○ブラインドタッチ
◆ポイズンバタフライ(種別:ニンジャ)
カラテ 6 体力 8
ニューロン 6 精神力 8
ワザマエ 6 脚力 3
ジツ 2 万札 35
DKK 0 名声 5
◇装備や特記事項
☆カナシバリ・ジツ
◆タクティカルニンジャスーツ、パーソナルメンポ、ブラッドカタナ
◆ウイルス入りフロッピー
◇シンピテキ加護、オンセン効果、カラテ鍛錬蓄積1
●連射2:練習中、難易度HARD
○言いくるめ
特訓:二日目
ドージョーで鍛錬を続けるHBとPB。SBは寛ぎながら指導を行い、時に組手を行う。この二人以外も何人か指導せねばならないが、いくらかはSPらに任せられる。だが。PRRRRR……SBのUNIX端末から通知音だ。多忙な彼は、休暇中でもUNIX端末の通知を切ることが出来ない。「チッ、なンだよ」
SBは髪をガリガリとかきながら端末の通知を確認する。「ハイ、モシモシ。SBです」『ドーモ、ダイダロスです。近海をパトロール中のニンジャから連絡がありました。そちらの近海にニンジャ複数が乗った不審船が出現しました。近づくと攻撃して来るそうです。調査をお願いします』「ほう」
オキナワ支部の長は、SBらと入れ替わりにネオサイタマへ出張だ。アイサツもし、引き継ぎもした。この支部でシックスゲイツの「六人」として留守役をしている以上、厄介事も引き受けることになる。SBは眉間に皺を寄せ、ため息をついた。仕事からは逃げられない。送られた情報にざっと目を通す。
HBとPBを振り返り、通話を続ける。「IP=サンは」『こちらで鍛錬を行っていますが、向かわせましょうか』「いや、いい。俺がこっちの2人を率いて向かう。鍛錬代わりにゃなるだろ」『了解しました。報告を待ちます』ダイダロスからの通知は以上。「聞いたとおりだ。特別メニューで行くぞ」
ここらでイベントを起こします。古矢沢=サンのシナリオ『シークレット・オブ・ブロンズ・ミラー』前半をやります。
ダンゴウ
一行が海岸の集合場所に着くと、シュノーケルめいたメンポとウェットニンジャ装束を身に纏ったニンジャが待っていた。「コーッパ。ドーモ、ウォーターボードです。ヨロシクオネガイシマス」
◆ウォーターボード(種別:ニンジャ)
カラテ 5 体力 5
ニューロン 5 精神力 5
ワザマエ 7 脚力 5(水中では7)
ジツ 0 万札 10
DKK ? 名声 5
◇装備や特記事項
◎アクアカラテ:水中でのカラテ・ワザマエ判定ダイス+1
◆水中用メンポ&ニンジャスーツ:水中での脚力+2、回避ダイス+2
◆ハープーン:遠隔武器、ダメージ1
●連射2
●疾駆:脚力&回避ダイス+1、ダッシュ移動
能力値合計:17
出涸らしシックスゲイツの一人として有名ですが、水中でのヘルカイトと考えれば相当な強さです。ヒットアンドアウェイを繰り返し、身動きが取りづらい水中で着実に体力を削って来ます。水中用メンポを破壊されるとだめですので頭部にサツバツを食らわないよう注意しましょう。まだ彼がシックスゲイツになるには時間があり、成長の余地も充分あります。
「ドーモ、ソニックブームです」「HBです」「PBです」一同アイサツを交わす。ウォーターボード(WB)は水中戦に特化した中堅ニンジャで、ソウカイヤ・オキナワ支部の近海をパトロールしている。「ニンジャの乗った不審船だと?どこの連中か見当はつくか」まずはSBがWBに事情を聞く。
「ハイ。この辺をシマにしているヤクザ・クランのひとつ、ブロンズカガミ密漁団です。ソウカイヤの傘下にあるのですが、最近急に不穏な動きを見せていまして……」「ふむ。それまでクランにニンジャはいたのか」「いえ。オヤブンの名はタイリョウ・マカジ。多分彼がニンジャ化したものと」
SBは顎を擦る。「ニンジャになって思い上がって、ソウカイヤに楯突くか。いや、ソウカイヤにニンジャがいるッてことは知ってるよな……」「他にもニンジャがいるのよね」PBが尋ねる。「ええ。一人なら私が水中に引きずり込んで始末するのですが、少なくとも二人。それに武装しています」
「二人か。ここに四人いるし、楽勝だな」HBが楽天的見解を述べる。「そのオヤブンは生け捕りにしろ。拷問して目的をゲロさせる」「ハイ」「不審船にはGPS付きの銛を打ち込んであります。船で追いましょう」WBはクローンヤクザが運転するクルーザーを携帯IRCで呼び出した。
相談しているうち、急に天気が悪くなる。空が暗雲に覆われ、生臭い風が吹く。雨が降り出し、雲の中で雷が轟き、海は白波立つ。「……なんか、妙なアトモスフィアだな」HBがつぶやく。
不審船
降り注ぐ雨の中、前方に不審船が見えてきた。複数のマストに不気味な光を宿した、幽霊船めいたガレオンだ。こちらのクルーザーより二回り大きい。異様なことに、その船の周りだけは雷雨が降らず、海面が鏡のように穏やかだ。ニンジャがいるのなら、なんらかのジツであろう。
「大砲やガトリングガンで武装しています」「近づいて飛び移る。砲撃は俺たちがはじき飛ばしゃすむ。全力で飛ばして、かすめろ」「了解しました」SBが運転ヤクザに指示を飛ばし、ニンジャらを待機させる。クルーザーはスピードをあげ、謎めいた無風領域に突入した。
KA-BOOOOOM!警告なしにガレオンが砲弾を射出!「来たぞ!」
ソニックカラテやスリケン、カラテ、ジツなどで迎撃可(難易度HARD)。迎撃に失敗すると1D6ダメージを受け、クルーザーにも同ダメージが入り、合計6ダメージ受けると沈没します。
「イヤーッ!」SBのソニックカラテ対空ポムポム・パンチだ!「「イヤーッ!」」HBとPBもスリケンで迎撃!「コーッパ!」WBがハープーンを射出!ニンジャのカラテが砲弾とぶつかる!
SBは5D6を2つで[2,2,6,6,6][2,3,4,3,5]=両方成功。HBはサイバーサングラスを装備。7D6と[2,4,4,4,5,6,3]=成功。PBは6D6で[1,4,5,5,6,6]=成功。WBは7D6で[1,2,4,5,6,6,4]=成功。全弾撃墜!
KA-BOOOOOOM!ゴウランガ!全弾撃墜!「行くぞ!」クルーザーがニトロを点火!時速666kmじみた勢いで不審船に直進!土手っ腹をかすめ急カーブ!「「「「イヤーッ!」」」」
連続側転。10D6・7D6・6D6・7D6で[1,2,3,4,4,3,2,2,4,6][1,1,1,2,4,6,4][2,4,4,5,5,6][1,3,3,4,4,6,3]=全員成功。
ニンジャたちはクルーザーを飛び降り、ガレオンの甲板の上へ見事に着地!「ドーモ!俺たちはソウカイ・シンジケートです!」
SBが代表アイサツ!「ブロンズカガミ=サンよ、どういうことだ?ソウカイヤに一言連絡してもいいじゃねェか、エエッ?」目の前にはカタナと盾を背負った屈強なヤクザ・オヤブンと、その手下。クローンヤクザが合計6人。オヤブンともうひとりからはニンジャアトモスフィアが漂う!
オヤブンは無表情のまま、両掌をあわせアイサツを繰り出す。「ドーモ、タイリョウ・マカジ……否」ざわざわと彼の皮膚が波打ち、ぶよぶよした黒い粘膜質の皮膚に変化していく。口や眼は魚めいて大きくなり、髭は触手じみてうねうねと動き、メンポとなる!「ブロンズアングラーです」
◆ブロンズアングラー(種別:ニンジャ)
カラテ 5 体力 9
ニューロン 6 精神力 7
ワザマエ 3 脚力 3
ジツ 3 万札 10
◇装備や特記事項
☆セントエルモ・ジツ:カラテミサイル扱い、ダメージ2(電磁ショック)
◎頑強なる肉体:体力+2
●不屈の精神:精神力+1
◆カットラス・カタナ:近接武器
◆**カッパー・シー・サーフィス**:盾、体力+2、回避ダイス+1、連続側転不可
銅鏡状の盾。カナシバリ・ジツの回避難易度を-2し、回避成功すると反射する。
精神力を1消費して防御に専念すればカトンやカラテミサイルも反射可能。
反射された効果は術者に跳ね返り、回避は可能だが難易度はU-HARDになる。
能力値合計:20
続いて亀めいた装束を纏った巨漢ニンジャがアイサツする。「ドーモ、ブロンズタートルです」
◆ブロンズタートル(種別:ニンジャ)
カラテ 6 体力 10
ニューロン 3 精神力 3
ワザマエ 6 脚力 2
ジツ 0 万札 10
◇装備や特記事項
◎頑強なる肉体:体力+2
◆タートルニンジャ装束:体力+2、脚力-1
◇コウラ・スピン:(カラテ+ワザマエ)/2の判定で発動。ダメージ2。
回転しながら突撃を行い、命中した相手を弾き飛ばす(殺伐の出目も確定で1)。
またダメージ軽減1を次の手番まで獲得するが、そのターンは動けなくなる。
能力値合計:15
「ドーモ、ソニックブームです」「HBです」「PBです」「WBです」改めてニンジャとしてアイサツを交わす。
「アイサツは大事だなァ。事情を言えや。ソウカイヤに楯突こうってのか?うちに何人ニンジャがいると思ってる?エエッ?」SBはまず交渉を行う。明らかに敵対行動をとっては来たが、事情がわからねば動きにくい。「ケツモチがいるのか?吐けや。今ならテメエのケジメとカネで勘弁してやる」
HB、PB、WBは油断なくカラテを構える。WBは水中戦が得意だが、陸上でもある程度は戦える。「フフフ……!」ブロンズアングラー(BA)が不敵に嗤った。「ソウカイヤ?ラオモト?我が神の力に比べれば、カスも同然よ!」「ほう」SBが額に青筋を立てた。「言うじゃねェか。テメエが神か?」
「違う。神は仰せられたのだ。この海は我がもの。ニンジャやモータルたちは皆従うべしと……。貴様らも我が神にひれ伏すがいい」「その神様の名はなんてェんだ」「大いなる神の御名を、みだりに口にするわけにはいかぬ!まずは貴様らを屈服させてくれよう!」「チッ、カルト野郎め!」
BAは背負っていたカットラス・カタナと銅鏡状の盾を構えた!ブロンズタートル(BT)もカラテを構える!一触即発アトモスフィア!「行くぞ!」
戦闘開始
イニシアチブ:SB、PB、BA(6)→HB、WB(5)→BT(3)→Y×6(1)
◆ソニックブーム(種別:ニンジャ)
カラテ 12 体力 12+1(オンセン効果)
ニューロン 6 精神力 6+1(オンセン効果)
ワザマエ 10 脚力 6
ジツ 5 万札 不明
DKK 多 名声 20以上(シックスゲイツ級)
◇装備や特記事項
●連続攻撃2、連射2、タツジン(ソニックカラテ)
●●ソニックカラテ強化
●遠隔攻撃ダイス+5、回避ダイス+2
●トライアングル・リープキック
●シャープシューター:移動してからの遠隔攻撃でも精神集中可
●ニンジャ動体視力:時間差とマルチターゲットを同時取得
◇強化版ソニックカラテ衝撃波:遠隔武器
ダイスは(ワザマエ+カラテ)/2(端数切り捨て)+5=16
・ストレート:連射2、ダメージ2、射程8
・ダブルチョップ:連射2、ダメージ3、射程4
射撃・回避難易度HARD、精神力か体力を1消費
・ジャブ連打:連射6、ダメージ1、射程4
・乱打:連射10、ダメージ1、射程4、マルチターゲット不可、移動後使用不可
精神力と体力を1ずつ消費
・カッター:連射不可、ダメージ2、射程16(貫通)
射撃・回避難易度HARD、精神力か体力を1消費
能力値合計:38
オンセンとオキナワでリフレッシュしたSBです。プラグインを全載せしたらダークニンジャやチャドー習得後フジキドとも充分やりあえる強者になりました。ラスガ以前にフジキドがSBに挑まなかったのは、あまりに強かったためか、偶然すれ違っていたせいでしょう。スキルは組み替えて死の風とかになるかも知れません。ヤモトはよくこんなのとやりあえたものです。
「雑魚はどいてろ!スッゾコラーッ!」まずはSBが動く!BAとBTめがけソニックカラテ・ジャブを連打だ!
連射6、時間差、マルチターゲット。遠隔攻撃ダイスは16もあり、各々へ3D6を2つと2D6を1つずつ。BAへ[2,2,6][4,4,6][4,4]=3発、BTへ[6,6,6][5,5,2][3,2]=2発。BAはニューロン6と盾で回避ダイス7、3D6を2つと1D6で全力回避。[1,2,4][2,2,4][5]=全弾回避、残り回避ダイス0。BTは2D6を3つで全力回避。[6,6][1,1][5,6]=1発命中、ダメージ1(残体力9)、残り回避ダイス0。
「グワーッ!」BAは盾で躱すが、BTは鈍重な装甲が邪魔してか避けきれず!軽傷!しかし両者とも体勢を崩している!勝機!「イヤーッ!」PBがBAめがけてスリケンを2枚連続投擲!特訓の成果を見せる時だ!
難易度HARDで3D6を2つ。[6,5,3][2,1,3]=1発成功。BAは回避ダイスがなくダメージ1(残り体力8)。
「グワーッ!」1枚が命中!BAがのけぞる!「やっぱりまだ慣れないわね」PBがメンポの下で唇を噛む。「おのれ神の敵め!天罰を食らうがいい!」BAはカットラスと盾を天高く掲げた!「セントエルモ・ジツ!」ZZZZT!全身が稲妻めいて青白く発光!マストの先端の青白い光が輝きを増す!
BAは鏡めいて自分にダメージを与えた相手を優先的に攻撃する。ニューロン6+ジツ3で9D6、[1,1,1,3,3,5,1,2,2,4]=成功。残り精神力6。
BAの周囲に4つのプラズマ球体が出現し、PBを襲う!アブナイ!
カラテミサイル。命中すると電磁ショックで追加1ダメージを食らい2ダメージ。全弾命中すれば8ダメージを食らい、オンセン効果があるとはいえPBも一撃で昏倒する。PBは2D6を2つと1D6を2つで全力回避![2,3][2,2][5][5]=2発命中!ダメージ4を食らい残り体力4、回避ダイス0!
「グワーッ!」ZZZT!恐るべきプラズマ球がPBに2発命中!電磁ショック!「PB=サン!」「無事よ!HB=サンは雑魚どもを焼いて!」「OK!」クローンヤクザたちは左右に3人ずつ配置されている。HBはまず右側へ向かい、両掌を構える!「カトン・ジツ!」
6D6で[1,1,2,2,4,6]=成功。
KA-BOOOOM!「「「アバーッ!」」」3人が爆炎に飲まれて即死!ナイスクッキング!だが左の3人がチャカを構える!ニンジャもいる!「イイヤーッ!」WBが左のクローンヤクザへハープーンを2本連続射出!
3D6と4D6で連射2。[2,3,4][4,4,5,6]=両者成功。
「「アバーッ!」」クローンヤクザ2人の眉間にハープーンが突き刺さり即死!ワザマエ!残り1人!「オノレ!」BTが装束に四肢と首を収納!その場で高速スピンを開始!
(カラテ+ワザマエ)/2で6D6。[1,1,4,4,5,6]=4成功。
「コウラ・スピン!イヤーッ!」片膝をついたPBへ突撃!アブナイ!
PBは回避ダイスなし!まともに受けてふっとばされダメージ2!残り体力2!
「グワーッ!」PBが突撃をまともに受けふっとばされる!甲板から海へと!「!」ザブン!海面は鏡めいて凪いでいるが、ガレオンは誰も操縦していないのに進み、PBを置き去りにする!「PB=サン!」「私が回収します!」WBが叫ぶ!「スッゾコラーッ!」クローンヤクザがWBを撃つ!BLAM!
3D6で[1,5,5]=成功。WBは7D6で[6,6,5,5,5,1,5]=難なく回避。
「イヤーッ!」WBはノールック回避!「IRCでクルーザーを呼べ!この場は俺たちに任せろ!」「ハイ!」SBとHBが立ち向かう!
2ターン目
「ドグサレッガー!」上級ヤクザスラングを放ち、SBがBAめがけてカラテを構える!「イイイイヤアアーーッ!」ゴウランガ!ソニックカラテ乱打だ!
体力と精神力を1ずつ消費し10連射。マルチターゲットは不可だが時間差は乗る!遠隔攻撃ダイスは16![2,2][3,6][6,6][2,3][6,6][2,2][2][5][6][5]=6発成功。BAは回避ダイス1を残し、1D6を6つで回避![2,3,3,5,6,6]=3発命中!残り体力5!SBの残り体力12、残り精神力6。
「グワーッ!」BAに3発命中!だがしぶとい!「インガオホーを受けよ!」
9D6で[1,3,3,5,5,6,1,2,2,4]=成功。残り精神力5。
「セントエルモ・ジツ!」再びBAの全身が青白く発光!SBめがけて4発のプラズマ球が襲いかかる!「ザッケンナコラーッ!」
回避ダイスは14。クローンヤクザもいるので2残し、3D6を4つで回避![2,3,6][1,2,4][1,1,2][1,3,4]=1発命中!残り体力10!
「グワーッ!」ZZZZT!捌き切れず一発命中!「SB=サン!」「こいつを殴れ!」「ハイ!イイヤーッ!」HBがBAへカラテラッシュ!
連続攻撃2、難易度HARD。[1,2,5][6,1,5]=1成功、2成功。BAは2D6で回避し[1][1]=スネーク・アイズ!2ダメージを食らう!残り体力3!
「グワーッ!」「よォし!PB=サンのとこへ行けWB=サン!」「ハイ!」WBは身を躍らせて海中へ!クルーザーが連絡を受けて戻ってくる!ニンジャもヤクザもこちらの対応に手一杯で、砲撃する暇はない!BTは高速スピンから回復せず動けない!「テメッコラー!」CYがSBを射撃!BLAM!
3D6で[3,4,5]=成功。SBは2D6で[2,2]=回避失敗、残り体力9!
「グワーッ!」被弾!ニンジャと言えど回避能力には限界がある!
3ターン目
「ヤッチャラジャレッケラー!」マントラめいたヤクザスラングを放ち、SBがBAめがけてカラテを構える!精神を集中!「イイイイヤアアーーーッ!」ゴウランガ!再びソニックカラテ乱打だ!
体力と精神力を1ずつ消費し10連射。マルチターゲットは不可だが時間差は乗る!遠隔攻撃ダイスは16!精神集中で難易度EASY![5,4][1,6][1,2][1,4][2,3][2,3][3][6][4][2]=8発成功!BAは回避ダイスが7しかなく、1発は確実に食らう!7D6で全力回避![1,4,4,5,5,6,6]=1発命中!合計2発を食らい残り体力1!SBの残り体力8、残り精神力5。
「アババーッ!」嵐のようなソニックカラテ衝撃波がBAを襲う!盾に身を隠してなんとか防ぐが、もはや瀕死だ!「お……オノレ!我が神よ……!」「神様はこれ以上助けちゃくれねえようだな。降伏するか?」「するものか!」
9D6で[1,2,3,4,5,6,1,2,2,5]=成功。残り精神力4。
「インガオホーだ!セントエルモ・ジツ!イヤーッ!」SBとHBへ2発ずつ!
SBは5D6を2つで[1,5,5,6,6][2,3,4,6,6]=回避。HBは3D6を2つで[1,3,4][1,3,4]=回避。残り回避ダイスは2と1。
「「イヤーッ!」」二人はジャンプ回避!「インガオホーを受けるのはテメエだ!イヤーッ!」HBがカラテ!
6D6で[1,2,4,4,5,5]=4成功。BAは回避ダイスがなくまともに受ける!体力が0になり昏倒!
「ムン」BAはHBのアテミ・チョップを浴び昏倒!「殺しはしねえ。BT=サンもな。さっさと降伏しな」「グムーッ……わ、わかった。俺はオヤブンに従ってただけだ」BTは両手をあげて降参し、クローンヤクザもチャカをおろした。HBがBTを後ろ手に縛る。「よーしよし、よくやったぜ。後は……」
クルーザーが高速で接近!WBがPBを水中で抱えあげる!そして!「イヤーッ!」
連続側転、難易度HARD。失敗してもまずいので精神力1消費し自動成功。
ゴウランガ!WBはPBを米俵めいて担ぎ上げ、高速移動するクルーザーへ飛び移った!タツジン!「無事ですか」「た、助かったわ」クルーザーはそのままガレオンに再接近し、二人は甲板の上へ戻った。
戦闘終了
BAが気絶すると、海や空は次第に通常に戻り、雷雲も去っていく。青空から真夏の日差しが降り注ぐ。神様とやらは、今回は諦めたようだ。
「ケッ、大した神様だぜ。ラオモト=サンとソウカイヤを侮辱した罪で、こいつはオシマイだな。ヤクザクランも解体か」SBは気絶したBAを軽く蹴り、拘束されたBTに向き直る。「オイ、なんか知ってるか」「アイエッ、知りません!」BTは怯えて首を横に振った。SBは目をすがめてBTを観察する。
長く暗黒街で暮らしてきたSBには、嘘をついているかいないか程度はひと目でわかる。「……知らねえようだな。ま、この野郎を締め上げりゃすむ。後始末はWB=サンと救援部隊に任せる。俺たちは戻るぞ」「「ハイ」」「オツカレサマデシタ。アリガトゴザイマシタ」WBが深々とオジギした。
このシナリオは後半の海底遺跡編もありますが、敵が強大なのでSBを連れて行っても無理そうな気がします。なのでここで一旦終え、PCたちが相当強力になってから再挑戦することになります。あるいはWB=サンが頑張って事件を解決し、その功績で「六人」に昇格するのかも知れません。
救援クルーザー部隊が到着し、不審船は拿捕され、BAとBTは引き渡される。SBがダイダロスに事情を報告すると即座に報酬が振り込まれた。『ドーモ、オツカレサマデシタ』「ああ、いいクルージングだった」SBが肩を揺らす。「海水浴も楽しんだわ」PBも笑う。「天気は悪かったけどね」
報酬 SB:万札20 HB、PB、WB:万札10
【#4 へ続く】