me & my xmas vol.7
もう北海道は秋を通り越して大雪山系では雪が観測されるほど朝晩の風はひんやり。うっかり窓を閉め忘れて寝ていては風邪をひいてしまう。ああ、もう冬がやってくるんだなあと少し物悲しくなる秋。でも、そんないつも通りの、暮らす土地特有の季節の流れる様子に安心感を感じる今日この頃です。
道産子の私はやはり暑い夏は弱めで体質から見てもDNA的に東北あたりが濃いようなので寒さのほうがまだいいみたい。リゾートバイトのように秋冬だけ働ける道を思ってしまいます。
ここのところ、動画やSNSを長く見ていることができなくなってきた。
もともと昔からテレビっ子ではなかったこともありそうだし、加齢で見えづらいとか、子どもの頃から目が疲れやすいとか、あと昨年末から愛犬、母、20年生きて鯉みたいになった金魚を続けて見送ったので精神的に目や耳に入ってくる急激なドラマティックな演出に心がついていかないということもあったりするのかもしれません。
そんな最近の自分ごとに置き換えてくると、やはり昼間に読む紙の本や、ブログが目にも心にも静かでいい感じがしていて、原始的なブログを多めにしていこうとおもう。
xmasxmas
収穫あれこれ
今日は先日マーケットで見つけた「もちもち太郎」を炊く。「もちきびとうもろこし」で現在のスイートコーンの原種のようなものらしい。買ったものはアントシアニンいっぱいの紫のもの。他にも色の種類がいろいろあるようだ。普通に長めに塩茹でしてみたが、調理後も食感は硬くて中身が詰まっていてぎゅっとしている。甘味がかなり少なめ。お腹にたまるので少し食べたら十分なかんじ。
昔、お米がない時代はこれを主食にしていたこともあったそうで、確かにわかる気がした。
炊き込みご飯にして、昆布と出汁と醤油で炊いたが美味しい味とはならなかったので、炊いた後にニンニクと焦がしバター醤油の炒飯にしたら家族に好評だった。
山葡萄やハバネロも見つけた。
ハバネロは夫の国の料理に添える辛いピクルスを作るのに毎年この時期に一年分を買い溜めて冷凍している。
自家製の山葡萄ワインなど飲んでみたいが、この量では難しい。
とりあえずこのレシピでジュースを作って炭酸で薄めて山葡萄ジュースにしてみようと
瓶詰めしておいて潰してたまに混ぜたりしていたら、天然酵母パンの酵母みたいにあっという間に発酵が始まってきた。
どうなることやら楽しみ。
ますます
ガラスの天井
アメリカ大統領選挙を見ていると、Netflixのドラマでも見ているようだなとおもう。
しかもジョー・バイデンが民主党党首次期候補をカマラ・ハリスに譲ったあたりからガラリと潮目が変わりはじめている。
それまではドナルド・トランプが自分のことを棚に上げてジョー・バイデンを年寄り扱いし、Old Joe(オールド ジョー)などと呼んだりしていたのが、そのまま鏡にぶつかって跳ね返ってきているように見えるほど、トランプの老害ぶりが見て取れてしまう。
注目されたテレビ討論会ではカマラ・ハリスの優雅さ、若さ、頭脳明晰な様子に比べてトランプの出来の悪さが目立ちすぎた。一国の長、「アメリカの大統領」として国の顔になろうとする人物がハイチ系移民が犬や猫を食べているなどと「すでに長きにわたって国内に存在する国民のルーツのある国に対して」国内で最も注目された対談でレッテルを貼ったことも問題だった。
これがもしトランプいつものうっかりの軽口ならば余計に国の長が外交にそれをやる可能性が否めないというのは危険である。
ちなみに現大統領のホワイトハウス報道官Karine
Jean-Pierre もハイチ系アメリカ人。わたしのまわりにも何人もいるが犬や猫を食べる習慣は全くない。
彼女のバックグラウンドを既に知りながら質問した失礼にも受け取れる記者からの質問にも、いつもと変わりないトーンで、しっかりとわかりやすく答えていた彼女に好感が持てた。
知らないとは恐ろしいこと。それをまた知らない人が広めていく。こうやってヘイトが広まっていくんだとわかりやすいし怖いことだとおもう。
後日これをまにうけて爆弾騒ぎがあったりしたし、わたしのまわりにもいるハイチ系アメリカ人たちは怒るというより昔からのトランプの失言や、彼が今よりずっと若かったニューヨークにいた時代から永遠に続いている人目を憚らない井の中の蛙的な差別的発言にまたかといった感じで半ば呆れているといった様子である。
なによりも子どもたちが見ている。酸いも甘いも経験した大人ならば、日本で言う「トランプ節」みたいな茶化して薄めるような言葉を使ってトランプの老害具合をおもしろく見る人もいるかもしれない多様性を理解出来なくもないが、男女以外の性別を許さないという性差別や、既に国内でいくつものジェネレーションを重ねて国民化した人たちに対しての差別(もとはと言えば、みんな移民なのに!)を国民に選ばれたトップとしてそれを名言する、そしてそれが朝から晩までニュースで繰り返し流れ続けることによるイジメ(これはトランプのお孫さんたちも含める。トランプが敵対視発言したテイラースウィフトのコンサートとか行ってみたいんじゃないかなあなんてトランプの応援演説にまで出ていた若いお孫さんを見て思っていた)を全く考慮しないのだなあと驚く。
ふと思えば、米国では建国以来、いまだ女性が大統領に選ばれたことがない。
あれだけの大国で自由の国のイメージが強く、また近年は様々な人種やセクシュアリティとの共生に意識的に取り組んでいるように見えるが、未だに米国民の間で女性候補者に対するジェンダーバイアスが根深く存在している。
「ガラスの天井」という言葉は、女性の活躍を妨げる見えない障壁の喩えとして、しばしば使われてきた。
奇しくも期を同じにして、日本の総理大臣候補にも高市早苗さんの名があがっており、どうなることやら(わたし的には田中真紀子さん推しだが!)
さてさて、世の女性たちが産みだした子どもたちよ。ガラスの天井、満を持して破り、新しい幕開けの始まりとなりますか。
小さい頃から男女の不当な差別に敏感だったわたし。
目の黒いうちにそれを見届けることが出来るなんて!と密かにワクワクしております。
ありがとうございます(*Ü*)*.¸¸♪