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不思議な夢とデジャヴュ
ちょうど4年前のこと。
「魂レベルで縁のある人」の亡くなったお母さんが夢に出てきたことがありました。
実際に会ったことはないけれど、以前お母さんの写真を見たことがあったので顔は知っていました。
(*以下その人のお母さんのことを「お母さん」と呼びますね)
どういう経緯でお互い見つけ出したのかよくわからないけれど、よく公園などで見かけるようなテーブルとベンチに向かい合わせに座っていました。
私たちが座っていたところには芝生が一面に広がっていて、隣には港がありました。
港と芝生一面の間に大きな木が立ち並んでいて、木の隙間からカラフルなボートがいくつか見えました。
とても晴れた日で、キラキラした水面も木の隙間から見えました。
大きな木が立ち並んでいたため、私たちが座っていたところは日陰になっていて、ギラギラな太陽に照らされることもなく快適でした。
テーブルに向かい合わせに座った状態で、お母さんに私が以前アメリカに住んでいたことを話していました。
するとお母さんが突然こんなことを言いました。
「私はロンドンに住んでいるのよ」と。
ビックリした私は
「え?!いつから?ロンドンのどこに?」
と、ビックリして聞き返しました。
住んでいる地域も割と近く、しかも11年前から住んでいるとのこと。
「私もロンドンに住んでいるんですよ」
と言うと、すごくビックリされました。
「え?!何で私の息子はあなたのことを私に一度も話してくれなかったんだろう。理解できないわ。」と。
それから別の話になってその内容は憶えていないんですが、でも会話の合間合間に何度も
「何で息子はあなたのこと私に一度も話してくれなかったのか、理解できないわ」
と言っていました。
頭をかしげながら。
私たちが向かい合わせに座っていたテーブルには、私たち2人以外にお母さんと同じくらいの年齢の女の人も座っていました。
詳しく言えば、お母さんの右隣に。
しばらくしてからお母さんが
「そういえばね、この近くにとっても素敵な古着屋さんがあるのよ。
行ってみる?」
と言って、お母さんと隣にいた女性の2人が私を連れて行ってくれました。
ある建物の中にある古着屋で、たくさんの店舗がありました。
そこで20代くらいの若い女性に会い、その人も私たちと一緒に見て回ることになりました。
その20代くらいの女性はその建物内の全てのお店に詳しく、どのお店にこういう商品があって、、と、ひとつひとつ丁寧に説明しながら案内してくれました。
その20代くらいの女性が誰だったのかはわかりませんが。。
それよりも、素敵なものがたくさんあって、我が家の長女が好きそうなものを見かけるたびに、長女にこの場所を教えてあげなきゃと何度も思っていました。
不思議なことに、このお店の何かが私の故郷にいるような錯覚を起こさせました。
インターナショナルなお店の雰囲気。
この建物内はたくさんの人でごった返していて、とても人気のあるスポットのようでした。
夢の中でなんですが、
「この建物のことは前からよく知っていたのに、この建物内にこんな素敵な古着屋がたくさんあるって何で今まで知らなかったんだろう?」
と思いました。
たくさんの人でごった返している様子を見て、この町で知らなかったのは私ひとりのように思えてきました。
みんな知ってるのに、何で私だけ知らなかったの?
と思ったところで目が覚めました。
***
こんなに細かいところまで憶えている夢を見たのは久しぶりだったので、しばらく余韻にひたっていたんですが、でも何でその人のお母さんが夢に出てきたんだろう?と思いました。
そして設定はどこだったんだろう?と思いました。
見た目はカリフォルニアっぽい感じがしたんですが、よくわかりません。
私の故郷ではなかったのは確かです。
日本の夏は湿気が多いため日陰にいても暑いからです。
夏日和で太陽ギラギラだったけど、湿気は少なくカラっとしていました。
アメリカの他の州だったのか、それともイギリスだったのか、特定はできませんでした。
イギリスではなかったかも。
夢ってそういうことよくありますよね。
あのキラキラとした木漏れ日、
葉っぱの隙間から見えるカラフルなボート、
空気の温かさ、
そういうのも鮮明に憶えています。
***
そしてその夢を見たこともすっかり忘れていた2年後のある日。
長女とイースト・ロンドンへ行ったことがありました。
ロンドンの金融街シティのリバプール・ストリート駅近くにある「丸亀製麺」ロンドン第1号店でランチを食べて、そのあとにその付近にある長女が事前にネットで見つけた、ブリックレインのお店(ヴィンテージ・マーケット)へ行きました。
お店に入った途端、頭がクラっとしました。
何故なら、あの夢に出てきた古着屋のお店の感じにそっくりだったから。
長女とお店を見て回りながら、夢の中で「魂レベルで縁がある人」のお母さんとお母さんと同年代の女性と20代くらいの女性の4人でお店を見て回っていたときの自分とリンクして、とても不思議な感覚になりました。
夢の中では長女にこのお店のことを教えてあげなきゃ
って何度も思っていたのが、現実では長女に連れて行ってもらうことになるなんて。
私、このブリックレインのヴィンテージ・マーケットの存在も知らなかったし、お店の中ももちろん見たことなかったです。
何とも不思議な感覚だったので、そのあとカフェ休憩しているときにその夢の話をしました。
何とも不思議な出来事でした。
***
ちなみに現実では、その人のお母さんは私の存在は知っていたと思います。付き合っていたときに、一度その彼がお母さんと電話で話している場に居合わせたことがあって、私のことはすでに話してあるというようなことを言っていた憶えがあるからです。でも私がロンドンに住んでいるというのは知らないまま亡くなっています。
***
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