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縁のある友達のこと

9月も残すところあと1時間弱。

9月というと、私自身を含め、大好きなフレディ・マーキュリーや、私の大親友、そして大切なお友達の誕生月ということもあり、1年の中でも一番好きな月かもしれない。

去年ネットフリックスで『First Love 初恋』を観たあと、ソウルメイトについて思いを巡らせていたことがあった。

「ソウルメイト」というと、むかしは世界でたったひとりの出逢うべき「運命の人」と思っていたけれど、ソウルメイトは複数いるらしく、私にも出逢うべくして出逢ったような人が数人いるので、今回はそのうちのひとりについて書いてみようと思う。

その人と出逢ったのは『First Love 初恋』で也英と晴道が出逢ったのと同じ時代の90年代後半。

私はアメリカの語学学校に通う学生で、その人は大学院生だった。

当時私はシェアハウスに住んでいた。

私がハードコアなクイーンファンと知ったハウスメイトのひとりが、

「同じ学部にdaisyみたいなクイーンファンの友達がいるよ。
今度紹介してあげる。」

と、数日後にシェアハウスで開かれたパーティーに連れてきてくれたのがその人と出逢ったきっかけだった。

それまでクイーンに関してのマニアックな話ができる人に出逢ったことがなかったので、すぐに意気投合。

クイーンの最後のツアーにも行ったことがあって、生フレディを見たことがあって、クイーンのアルバムやメジャーではない曲の話までできて、大感激。

しかもベジタリアンときた。

当時は私もベジタリアン(正確に言えばぺスカタリアン)だったのだ。

お互いの誕生月も同じ。

私が持っていないアルバムを持っていたり(あの当時フレディの1枚目のソロアルバムは廃盤になっていて売られていなかった)、フレディのガーデンロッジの住所を教えてくれたり、私が知っている以上のマニアックな情報をその友達は教えてくれた。

インターネットが普及する前の時代。

今なら何でもすぐググって情報が手に入るけれど、当時は情報源が限られていた。

私もその友達が持っていないクイーンの海賊版のCDを持っていたのでCDの貸し借りをしたり、お互いの家を行き来したり交流があった。

日本に帰国してから数年連絡が途絶えたけれど、私がアメリカのカレッジに通い出したころにまたやり取りをするようになって、カレッジの夏休みを利用して会いに行ったこともあった。

私がイギリスに住むようになってからも、その友達がイギリスに遊びにくるときには会ったりメールでやり取りしたり、出逢って25年以上経った今でも細々と交流が続いてる。

その人には長く付き合っている彼女がいるし、私も結婚しているので恋愛感情などはないけれど、男女の仲を超えて人間としてお互い深いところでつながっている感がある。

一緒にいてすごく居心地がいいし、とても大好きなお友達。

初めて会ったときには

「わーーー!!!カッコいいーー!!」と

目がハートになって😍、正直恋愛感情を抱いたけれど(しかも身長も180cm以上ある)、私がアメリカのカレッジに通っている間に会いに行ったときには彼女がいて、今でもその彼女と一緒だし、あの2人は仕事面でもぴったりで同じ職場で働いているし、私とは全く違った生活を送っているので、友達以上には発展しなかった。(私の一方的な片思いだったし)

私には私の生活があるし、彼には彼の生活がある。

お互いのそれぞれの生活や身近な存在を含めて、お互いの幸せをいつも願っている。

イギリスの生活で、私が精神的にとても辛かった時期があったときにも話を聞いてくれて、的確な言葉をかけてくれて励ましてくれた。

それがとても支えになった。

クイーン以外にもいくつか共通点があって、情報を交換し合ったり、知らないことを教え合ったり、とは言っても、毎日やり取りをしているわけではなくて、お互いの誕生日のときやクリスマス、そして何かあったときくらい。

そんな友達と出逢えてよかったなーと思う。

上にも書いたようにその友達と私の誕生月は同じなんだけれど、何とその友達のお母さんと我が家の次女の誕生日は全く一緒。

おもしろい偶然ですよね。

みなさんにも、そういう存在っていますか?

また別の機会に他に縁のある人たちとの話をしようと思う。

写真は、去年そのお友達と一緒に行った「A World of His Own」展示会で撮った1枚。フレディ・マーキュリーの私物がロンドンにあるオークションハウス「サザビーズ」でオークションに出されて、ライヴオークション前に開催された展示会。

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daisy
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