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Soleil et Lune-太陽と月『出会い編』③

猫 『リ~~~ア~~!!

バタバタと廊下を走り抜け大声を上げて近づいてくる

Lia (はぁ~・・・・)

呆れた顔でその姿をちらりと横眼で見てから

歩き去ろうとするLiaの腕を掴む猫

猫 『待て待て!!!!

  『今日こそは勝負してもらうからな!

Liaは溜息を吐きながら猫の掴んだ手を振り払う

Lia  『お断りします

一言呟いて立ち去っていく

その背中に

猫 『明日も来るからな!!!!

と叫ぶ猫

Lia 『・・・・・・・』

こんなやり取りが始まったのも数日前からだ

いつも通りの日常が一気に崩れたあの日

静かに過ごしたいLiaにとって最悪な日の訪れだった

最悪な日の訪れ

そんな言葉がぴったりだと思った あの日

嵐の様に突然現れた1人の青年

おい!

Lia 『・・・・・・・』

  『おーーーーーーーーーーーーーーい!!

Lia 『・・・・・・・』

     『おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!

ゆっくりと顔を上げると目の前に

太陽の様な眩しい笑顔で話しかけてくる一人の青年が居た

Lia 『・・・・・・・』
  (この騒がしい人は何なんでしょうか・・)
   
   『お前!ここで一番強いんだろ?!』
  
   『俺は猫!』
   
   『俺と勝負しようぜ!』
   
Lia  『・・・・・・・』

猫   『おい!!聞いてるのか?!』

Lia  『・・・・・・・』 

         (騒がしいのは嫌いだ ましてや勝負なんて)

穏やかな日常が崩れ去るようなそんな気がして

Liaは猫の言葉を無言で聞き流し立ち去った

猫  『・・・・・・・・』

無言で立ち去るLiaの姿を呆然と立ちくして見ていた猫がハッとして叫ぶ

猫 『ちょっ!待てよ!!!

叫んだ時には既に姿はなかった

猫 『何なんだ・・・あいつ・・』

そんなやり取りを見ていた女子生徒数名がクスクスと笑っていた

猫 『なんだよ!

女子生徒A 『Liaくんはダメだよ』

女子生徒B 『そそ!いつもあんな感じ』

猫 『リアって言うのか・・』

女子生徒C 『うんうん』
        
     『成績優秀で戦闘訓練も学年1番』

女子生徒A 『女子の人気は勿論!男子からも一目置かれてるんだよ~』

猫 『へぇ~』

女子生徒B 『たださっき見たいに人と関わるのが嫌なのか直ぐ居なくなっちゃうんだよね・・・』

女子生徒A・C 『でもそこがクールカッコイイ!!!

女子生徒A・B・C   キャーーー!!!!

Liaの話で盛り上がる女子生徒を横目に猫は

溜息を吐いて立ち去った


to be continued

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