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JSAC2020年年次集会

JSAC(Japan Studies Association of Canada、カナダ日本研究学会)は、今週の週末、今年度の年次集会を開催することになっている。コロナで旅行ができない中、この集まりもすべてリモートで行われることと決まった。大会関連の情報は正式に公開されたので、この場で伝えておきたい。

この組織についての詳細は、すべてその公式サイトに記録されている。カナダの教育や研究機関において日本関連の研究に携わる人びとの集まりであり、会員のメンバー数などは限られたものであるが、それぞれの職場において多彩な活動を繰り広げている。

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中では、年次大会は1987年から始まり、これまでの33年間、じつに一年も欠かさずに33回と重ねてきて、今年はその34回と数える。参加者はつねに50名から100名、使用言語は英語。近年、日本から知名の学者を招いたり、日本での開催を試みたりして、活動をいっそう活発にしている。これまでの大会の記録は、つぎのリンクからアクセスできる。

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今年の大会は、したがってはじめてのバーチャル会議となり、学会の歴史にさらに新しい一ページを作ろうとしている。大会は二日にわたり、あわせてキーノートスピーチと二十一本の発表が予定されている。プログラムはつぎのリンクとなる。

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あわせて研究発表のキーワードをここに記しておく。発表の主旨や意図を伝えるものではなく、あくまでも取り上げるテーマを知るための参考として読み流してください。

17日
◇パネル、政府:企業役員報酬/公共政策/満州国条約港/日本2020
◇パネル、地理:地震と津波/バーチャル研究旅行
◇パネル、哲学:ハイデッガー/スーパーヒーロー/姿くらまし
◇パネル、哲学:西谷啓治/禅/悟り
18日
◇キーノート:コロナからの回復
◇パネル、歴史と文化:開かれたインド太平洋/反日組織/カナダ建築/徒然草絵注釈
◇パネル、歴史と文化:遺産旅行と長崎/ラーメン産業とコロナ/平塚雄二/人種差別
◇パネル、歴史と文化:安倍晋三/主語と述語

なお、これを書き記すわたしも、一つの発表を予定している。タイトルは、「A Manga-translation of Visual Commentary on Trurezuregusa(マンガ訳で読む徒然草の絵注釈)」。つぎに公開しているFBサイトの由来、作業、そしてその目的や反応などを報告するものである。

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