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Donovan Solano獲得

日本時間1/14 6:30にSeattle Marinersは昨年SDに在籍したDonovan Solanoと基本給3.5M,出来高1Mで契約しました。今回の契約はメジャーリーグ契約です。

Donovan Solanoは19年から打席数などはレギュラーという待遇ではなかったが平均以上の打撃成績(wRC+100以上)を残す打者です。
守備位置としては3Bを中心にDHと1Bを守り、形式上ならば2Bも守りました。過去にはSS,OFも守りましたがこのオプションは存在しないでしょう。

昨年のSolano

昨年の成績は.286/.343/.417でops.760、対左成績は.302/.373/.443でops.816、 wRC+134となっており、1BメインとなればRaleyとのプラトーンパートナーとしては適切でしょう。
過去6シーズンによる.294/.353/.413の成績と、この6年間で最低.280以上の打率を残しているなど、衰えが来ていなければジェネリックArraezになってくれませんか?無理ですよね。

Fangraphs.comより

 ただサンプル数に疑問は残りますが1Bで167、3Bで251イニング、1Bよりも3Bの指標の方が見栄えが一応よく、DRSこそ0と同値ですがUZRは2B/3Bで-0.2/0.9、OAAも1.0/2.0とどちらも3Bの方が優秀です。もちろん年齢的にも3Bフルタイムというのは苦しく、また起用法もおそらくプラトーン的な考えをしていそうなので現状では3BならShenton、1BならRaleyと組む形になるでしょう。

今年はどうなる?

K%はHome-Awayの乖離が大きくHomeでは16.7%に収まっていますが、Awayでは25.1%と危険水準に片足を突っ込み始めています。
Barrel%はキャリア平均が5.2%に対し今季は3.7%と低下しており、HardHit%もキャリアハイであるMIN時代の43.4%に比べると低く、ここ数年の%と比較して突出して低いわけではないですが、37.0%と低下してしまいました。
打者地獄T-モバが重なると考えると成績低下は避けれないでしょうから、おそらく対左メインで対右は平均以下になるのではと考えられます。

ポジティブな要素

Baseball Savantから

4-SeamとSliderのRun ValueがMIN時代と比較してSD在籍時に大きく劣化せず+を出せているため単年ならば働くことができると思われます。またこちらの投稿を見て頂きたい。

Joe Doyleから23オフシーズン中に投稿された23オフ時のFA選手のT-モバイルでのキャリア通算成績です。サンプルサイズは小さい(25打席以上)ですがBellingerの.476/.542/.952/1.494、Heywardの.452/.477/.667/1.144の次に成績が良く.391/.462/.478/.940という成績を残しています。今期の成績は反映されていませんが、この表の成績が本当に相性を見抜けているのならばT-モバにも適性があると考えられます。

筆者にとっては1年越しの狙っていた選手獲得

個人としてですが1年遅いという印象があります。キャリアハイである23年MINでの成績でも、最終的にMiner Dealとなったにも関わらず獲得しなかったのに今季3.5Mと最終的にノンテンダーを行ったRojasとおおよそ同額で、連れてくること自体は問題ないですが……まるでプランがなくなったから掴んだような印象があります。

比較的T-モバ適正があるという見込みと打者不利球場であるペトコでもある程度の成績を残した点はありがたいですが、年齢的にも急な成績劣化が来てもおかしくないので”保険的な獲得”ならば問題ないと思われる、に留まります。流石にJTクラスとの再契約は行うべきでは?

なんにせよフロントが動いていることに関しては安堵しました。残りは1B補強と3Bデプス増やし、RP補強とやることは変わりませんが出来る限り先発とプロスペクトに傷がつかないように補強して貰いたいです。

ちゃんとした獲得Noteは別の方がやってくださると思うのでここで終わります。ご覧頂きありがとうございました。

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