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夕遊の中国旅

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中国大陸とその周辺に関連する本や映画の話題を集めてみました。
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#ノンフィクション

中国の恐竜事情がおもしろい。『恐竜大陸中国』安田峰俊(田中康平監修)

子どもにとって、恐竜の話題はいつだって人気コンテンツ。夏休み限定だった番組が、先生たちの…

夕遊
5か月前
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ダサいけど無視できない。『戦狼中国の対日工作』安田峰俊

今から50年ほど前、当時国交のなかった中国と交渉するために訪中した田中角栄は、ホテルの部…

夕遊
11か月前
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難民、遺民、抵抗者。 国と国の境界線に立つ人々『境界の民』安田峰俊

一気に読める、読ませる本です。著者の安田さんは、大昔のblogの時代から文章がうまかったです…

夕遊
1年前
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ラストエンペラーの物語。『溥儀』入江 曜子

人生で3度皇帝になった溥儀(ふぎ)。そして、人生の後半は「一般人民」として生きることを強…

夕遊
2年前
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リアルな海賊たちのお話。『南海の軍閥 甘志遠 日中戦争下の香港・マカオ』蒲豊彦

日本占領下の香港で「南海一の海賊の親分」の異名をとった甘志遠。彼が戦後、書き残した『自伝…

夕遊
2年前
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「世界の工場」だった頃の中国のお話。『中国貧困絶望工場』アレクサンドラ・ハーニー

元フィナンシャル・タイムズの中国特派員が、「世界の工場」の中心部、中国広東省のいくつかの…

夕遊
2年前
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移民焼き畑国家、日本『「低度」外国人材』安田峰俊

安定の安田峰俊さんのノンフィクション。悪名高い「技能実習制度」で騙されて、日本に来てひどい目にあったベトナム人や中国人たちを取材したもの。普通、こういうテーマの本は社会問題を告発する重たいものになりそうですが、安田さん独特の筆致で、ユーモアを交えた語りがおもしろく読ませてくれます。 安田さんによれば、一般的な技能実習生をレポートした、「真面目で誠実なアジアの若者が、日本の悪辣な仲介業者に騙されて」という型にあてはまるパターンは少なく、騙される側にも知識不足や誤解・思い込みが

最後の貴族たちへのレクイエム。『嵐を生きた中国知識人』章詒和

サブタイトルは、「右派」章伯鈞をめぐる人々。 中華民国の時代は、少し前までは中国国民党と…

夕遊
3年前
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有名な作家さんとその家族の物語。『星新一 1001話をつくった人』最相葉月

星新一『明治の人物誌』がおもしろかったので、評判の本書も読んでみました。そして、期待通り…

夕遊
3年前
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おもしろすぎて止まらない。高野秀行『アヘン王国潜入記』

中国とビルマの複雑な政治の空白地帯ワ州。 そして、そこで生産されるアヘン。 そう聞くと、す…

夕遊
4年前
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密林は砂漠よりも猛し。高野秀行『西南シルクロードは密林に消える』

中国四川省の成都を中心とした古代の「蜀」王国。 そこからインドまで続く、西南シルクロード…

夕遊
4年前
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果てしないチャイニーズ。『もっとさいはての中国』安田峰俊

『さいはての中国』の続編。 おもしろさは、さらにパワーアップしています。 序章 濃厚な「中…

夕遊
4年前
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中国共産党の独裁に逆らった男の話。『「暗黒・中国」からの脱出』顔伯鈞・安田峰俊

出張の往復で一気に読了。おもしろ過ぎます。 それは、多分抄訳された安田さんが言うように、…

夕遊
4年前
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中国との商売が牧歌的だった時代。『中国てなもんや商社』谷崎光

首の入らないTシャツ。プリント部分がくっついて、蛇腹のようになってしまったシャツの山。ジャムの瓶に丸ごと入っているヤモリ。蜂蜜瓶の中のスプーン。傘は開かない。トレーナーは色落ち。 中国との貿易は、納期遅延、契約違反、トラブル続出。そのいいわけたるや、「竜巻で工場がとばされてしまった」だの、「洪水被害でどうしようもない」だの、「大雪」だの、とにかく20世紀の中国はスケールがでかすぎる。この本が出版されたのは、1996年。21世紀も20年が過ぎ、世界の工場から世界の市場へと変化