読みやすいネット文章の書き方(2)
前回に引き続き、読み易いネット文章の書き方を小出しします。
くどいですが、読み易い文章とは「小学生でも一発で理解できる平易な書き方がされている文章」です。
言い換えれば読者にストレスを与えない文章。そんな文章が書ければ、ライターやブロガーとしてお金が稼げるかもしれません。
今回のポイントは「全体を見て漢字と平仮名を使い分ける」ということです。具体的に説明していきます。
メールの宛名は漢字と平仮名を使い分ける
サラリーマンやOLとして働いている人はメールを書くことがありますよね。
ビジネスメールでの出だしは「(名前)様」と宛名を書くのが一般的で、自分も「(名前)様」と書いていました。
しかし近ごろ自分は、相手の名前が平仮名・カタカナの場合は「様」と漢字宛名で、相手の名前が漢字の場合は「さま」と平仮名で書いてます。
具体的には「田中さま」「山田さま」「まき様」「トニー様」と言った具合です。
何故そんな事をするのか。名前と敬称を漢字と平仮名で分けた方が、読み易いと思うからです。
例えば「田中様」「山田様」「まきさま」「トニーさま」よりも「田中さま」「山田さま」「まき様」「トニー様」と書いた方が分かりやすいと思いませんか?
日本の面倒なルールを生み出し、教える事を生業としているビジネスマナー講師なら「平仮名の”さま”は、フォーマルなメールでは失礼に当たる」とか言い出しそうですが、そんなルールどうでも良いです(笑)
自分流では訳の分からん風習やマナーなんかより、相手にストレスを与えないメールを書く方がプライオリティが高い。
メールを貰った人も、分かりやすいメールを書く方が時間の節約になり嬉しいと思うんです。
文章内バランスを見て漢字と平仮名を使い分け
メール宛名と同様に当文章内でも、意図的に漢字と平仮名をバランスよく使い分けているつもりです。
たとえば、ちょうど上記の部分。
メール宛名と同様に当文章内でも、意図的に漢字と平仮名をバランスよく使い分けているつもりです。
平仮名は、ひらがな表記で書く時もありますが、上記「平仮名」は、「と」「を」という平仮名にサンドイッチされてるので、敢えて漢字表記で書いてます。
また「当文章」も実は「この文章内」と書こうと思ったのですが、直前に「に」という平仮名があるので、わざと「当文章」と書きました。
もし上記2点を気にしないで書くと、以下のようになります。
メール宛名と同様にこの文章内でも、意図的に漢字とひらがなをバランスよく使い分けているつもりです。
ぱっと見で理解できない訳ではないですが、どちらかと言えば、「ひらがな」「この文章」は全て漢字で書いた方が読み易くないですか?
くどいですが、両方並べるとこんな感じです。
メール宛名と同様に当文章内でも、意図的に漢字と平仮名をバランスよく使い分けているつもりです。
メール宛名と同様にこの文章内でも、意図的に漢字とひらがなをバランスよく使い分けているつもりです。
ネット文章の書き方ルールに拘る必要はない
今回紹介したような方法は、書籍や超フォーマルな文章を書くならNGかもしれません。
しかし、ビジネスやプライベートにおいても、客や友人とのやりとりなら、そこまで形式は気にする必要はないと思うんですよね。
自分はシンガポール在住なので、現地の人と英語でやりとりする機会が多いです。
当初は、シンガポール人が様々な面で「He don't」「She don't」「He like」「She like」といった英語を話しているのを聞いて、度肝を抜かれました。
ですが今では「伝えるの優先か?」と慣れてしまいました。
そこまで極端になる必要はないですが「形式より相手にストレス与えず伝えるの事を優先に」というアイデアは、文章を書く上で役に立つのではないかと思います。