カレーうどんを目的に
今回はカレーうどんを食べる目的のために名古屋出張へ行ったお話です。
ちゃんと仕事はしています。
年末年始休みが終わって日常生活が戻り、家事に仕事に追われる日々が続いた。
料理は好きだが、毎日仕事から帰ってきて急いで子供達の晩御飯を作るのは大変だ。
文書を読むのも書くのも好きだが、何を伝えたいかわからん日本語になっていない若者の文書を理解して指導＋修正案を提示するのは大変だ。
そんな「もうやだー」となっている状態のところに海外から立て続けにクレームを言われ、英語で反論できない自分が悲しくなった。
そんな中のとある日。
「出張行きませんか」とお誘いがあった。
いちもくさんに「行きます」と言いたいところだが、念のため部下に「誰か行く？」と聞くとみんなシーンとなった。
「じゃあじゃあ私が」ということで行くことになった。
私的にはハイヨロコンデだ。
行き先は名古屋で日帰り。
しかも10時には名古屋駅に居ろと陸の孤島松本には過酷なリクエストだった。
できれば泊まりで行きたいところだが贅沢は言えない。
朝まだ暗い時間に家を出て特急しなのに乗り名古屋へ向かった。
電車時間はのんびり時間
電車に乗っている時間はできることに制約があるので、私にとってはのんびりできる時間であり気に入っている。
でも、特急しなのはかなりの確率で酔うので気をつけなければならない。
今回は星空撮影の本を読みつつ、たまにUdemyでPhotoshopの使い方講習動画を見ながら過ごした。
1ヶ月に一度はこんな時間が欲しい。
ふむふむ
そんなのんびり時間は嬉しいのだが、特急しなのの本数は少なく、10時入りでいいのに9時ごろにしか到着する電車がなかったのは辛い。
しょうがないので名古屋駅近辺で名古屋名物モーニングを楽しもうかと店を選定していた。
しかし、愛知県に入ったところで踏切の非常停止ボタンが押されたらしく、電車が遅れてギリギリになったのでその夢は叶わなかった。
仕事を終えて本来の目的へ
仕事はまぁまぁ順調に終えて名古屋駅に戻った。
一緒に行った人達と別れ、私は今回の出張の一番の目的であったカレーうどんを食べに若鯱家へ向かった。
名古屋の麺と言えば、みそ煮込みうどん、きしめんだと思っていた。
しかし、テレビの情報番組を見ていてるとローカルチェーンの「若鯱家」のカレーうどんが地元民に愛されていることを知った。
その番組によるとカレールーの配合は極秘で社員も誰が作っているか知らないらしい。
私が訪れたのは、名古屋駅のすぐ近くにある若鯱家エスカ店である。
そんな地元民に愛されるお店なら混んでいるかなと思ったのだが、午後5時という時間だったからなのか店はガラガラだった。
名物なのに今まで知らなかった
メニューを一通り見て、やっぱり最初は基本でしょってことで、ベーシックなカレーうどんと生ビールを注文した。
チーズや揚げなす、どて煮もトッピングできたが、最初はシンプルな味を試したかった。
お店が空いていたからなのかカレーうどんはすぐに運ばれて来た。
スープはクリーミーで太めのうどんによく絡んだ。
確かに美味しいがビックリするような旨さではなかった。
その飽きない尖っていない味が長年地元民に愛される理由なのかなと思ったが、それにしてはちょっと高いかなと田舎者の私は感じてしまうのであった。
せっかくなのでナナちゃん人形を
うどんを食べ終わっても電車の出発まで時間があったので、ちょっと散歩してナナちゃん人形を見てきた。
今はアニメとコラボした衣装らしい。
飲みながら帰る
出張の楽しみの一つは帰りの電車で車窓を見ながら酒を飲むことである。
なるべく美味しい酒を飲もうと思い、デパ地下へ言って名古屋 Y.MARKET BREWINGのHysteric IPAを購入し、みそかつとウィスキー水割りも買い足した。
そして、特急しなのに飛び乗って、発車と共にビールを開けて車窓を見ながら1日を振り返った。
この瞬間がたまらない。
これ電車でしか飲まないけど美味い
ビールとウィスキー水割りを飲んだら眠くなり、ウトウトしていたらあっという間に松本まで来ていたのだった。
おしまい。