己の中の魔
ウィークポイント
人には何かしら弱点がある。
運動ができない
地図が読めない
何回切り返してもまっすぐ駐車できない
レシピ通りに作っているのに、なぜか料理がぼんやりした味にしかならない
などなど…
わたしにも数多のウィークポイントがあるが、
なかでもとびきりヤバいやつ、それは
睡魔に抗えないことだ。
今日も今日とて、眠すぎて若干具合が悪い気さえする。
もっとも、睡眠時間が足りていない自覚はある。
最近は転職の足がかりになればと、
Web制作の勉強を始めた。
基本的には家で動画を見て自主学習をし、
週に1度、スクールへ足を運んでわからないところは先生に聞くスタイルだ。
この、家で動画を見る、という勉強法がなかなかにうまくいかない。
真剣に、「すべて吸収するぞ!」という気持ちで動画を再生するが
3分後には瞼が閉じている。
いかんいかん、と気合を入れて瞼をこじ開けるが、
1分後にはまた閉じている。
これは、やる気や興味の有無は関係なく、
「説明を聞く」というシチュエーションの時に、必ずといっていいほど睡魔にねじ伏せられてしまう特異体質のせいなのだ。
動画の途中で眠くなり、気分転換に手を洗ったりコーヒーを飲んだり、
ドラミングをして「よーし!」などと気合を入れてみたりしたが、
努力の甲斐無く、睡魔の力に屈してしまう。
このウィークポイントが顕著に現れて恥ずかしい思いもした。
遡ること10年前、
新卒で入った会社で研修中に
あろうことか立ったまま寝てしまい、
膝がガクン!と折れて目が覚めた。
貧血で立ちくらみが起きたと思った同期にものすごく心配されたが、
ただ眠いだけだったので申し訳なかった。
この眠気問題をどうにかしたいと思い、
様々な文献を調べた(ネットサーフィン)
結局、睡眠の質の良し悪しにたどり着く。
寝る2時間前からスマホやテレビは消すべし
ぬるめの風呂にゆっくり浸かるべし
軽くストレッチをして体をほぐしておくべし
寝る前に考え事はやめるべし
などが、どの記事にも書いてある。
そうしたいのは山々だ。
だが家に帰ってから寝るでに
やるべきことの多いこと多いこと。
みんなどうしてんの???
結局、みんな睡魔と闘いつつ日々をこなしているんだろう。
習慣を簡単には変えられず、
睡魔の思う壺でむしゃくしゃするが、
必死で生きてる証拠と思い、
居眠りしてしまう自分に「おつかれ。」と労いの言葉をかけて
今日もできる範囲で早く寝よう。