黒田明臣氏が送る新時代のライティングの教科書に触れてみた話
こんにちは。カステラ依存症の杉本優也(@Sugimoto_Yuya_)です。
この度、ヒコマートで黒田氏のライティング動画が発売されました!
しかも3名のフォトグラファーとの対談も含め、内容からすると信じられない価格で発売されました。僕は発売と同時に買いました。僕は収録の現場にいましたし、動画については点検も含め事前に見せて頂いたのですが、それでも3名との対談の中にきっと他では得られないファクターが必ずあると確信して即決しました。
これはヒーコの今までのセミナーでの参加者の満足度からも信頼できる所なのではと思っています。
さて、僕の個人的な購入判断の話はさておき、衝撃的にわかりやすい内容でした。オススメのポイントから、実際に試してみたことまでお話ししたいと思います!
ポイントその1
今回の動画で、機材の説明が作例とともに細かく紹介されている部分があります。
ライティングの機材というのは、実に多くの種類が存在しますが、何がどんな光を表現できて、どのように使うのかわからない。という方は少なくないと思います。経験のある方もいるかもしれませんが、買ってみたら思ったように撮れなかったとか、買ったはいいものの結局使いどころがわからず、部屋を圧迫しているだけと言ったケースが多分にあると思います。
そんな眠っている機材の使い道を改めて示してくれるのもこの動画の魅力で、僕もとりあえずデカイのを!と思って買った120cmのアンブレラを今回復活させました。
ポイントその2
おそらくライティングを日常的に行う方にとっては当然と言えることが、この動画では非常にわかりやすく、丁寧に噛み砕いて説明されています。
ライティング初心者の自分がいきなり見て理解できなかったらもったいないな、という心配は杞憂に終わりました。
黒田氏が肌レタッチセミナーでもいっていた『ヒーコでは帰り道でもう試したくなっている、そんな気持ちになるセミナーを提供したい』という言葉の通り、動画が終わる前にもう試したくなっていました。
ポイントその3
撮りたいイメージの通りに再現されたライティングは良いものだ、という自由度の提案がされているということです。少々難しい言い回しをしましたが、ライティングという手間のかかる、そして一見専門性の高そうなイメージから、上手いライティングこそ正義だという錯覚を僕らが無意識にしているのではないかと気付かせてくれます。意図した光を得られれば良いんだと。それがどういった光でも撮影者が求めた物であれば良し。うまくやることが大切ではない、表現したい光に向かっていくことが大切なんだと教えてくれました。
これは恐れず挑戦したい僕たちにとって、とても力強く背中を押してくれているなと感じました。
やってみた!
僕はとてもわかりやすい単調な性格をしていますので、やりたいと思ったらすぐにやります。早速、動画をみて室内でライティングの練習をしてきました。
撮りたいイメージ
曇りの室内でしたので、窓から入る光をイメージしてライティングを組みました。組むというほど大袈裟ではなく、実際に窓がある所に、窓を隠すように120cmのアンブレラをセットし、光らせました。
二灯持っているものの、イメージしたものが一つの窓からの光だったことから一灯にして撮影してみました。そのかわり、大きな窓から広く優しく入ってくる光にしたかったので大きめのアンブレラで臨みました。
またアンブレラの棒?と言えば良いのかな?はギリギリまで伸ばして拡散力を高めました。このことも動画の中では細かく説明がされています。
準備
とりあえず余計な光の影響を受けたくなかったので、暗く撮る設定にしました。この時点ではストロボは発光していません。テーブルの上にあったライトがお洒落だったので生意気にもそのライトは取り入れたいと思い、その明るさのみが生きる設定にしました。
いざ発光
どうでしょうか。窓から入る光っぽくなったかなと思います。最初は真っ白になるくらいの大発光をしてしまいましたが、徐々に弱めてこれくらいに落ち着きました。
アンブレラの状態を撮影しておけばよかったのですが、初めての室内撮影、初めてのライティングでだいぶ混乱してたので忘れました。すいません。
アンブレラは斜め45度より少し上を向くくらいで窓の方向に少し寄せています。雲の切れ目から弱い光が斜めに部屋に差し込んでくるイメージ、でセットしました。できているかどうかはさておき、こういったイメージを持っておくと撮れた写真や施したライティングが自分にとって良いのか悪いのか判断できるし、何より楽しいので自分の中に設定を思い描いておくことは良いことだと思いました。
レタッチしてみた
レタッチをしてこれで完成としました。とても楽しかったです。そしてライティングをセットしてこれを撮るのに正味10分くらいなんですね。
勝手にもっと時間がかかるものだろうと思い込んでいましたが、まぁ確かに荷物こそ増えるものの、思ったよりは遥かに短い時間で撮影できました。
病みつきになりそうです。
おわりに
夏は暑いので外での撮影が厳しいシーンもあると思います。みなさんもぜひ動画をみて涼しい部屋での新しい作品撮りに挑戦してみてはどうですか?
それではまた。
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