71.ズバリ保育観&価値観4900億/19【悪に勝てる面白がある】
子どもが、ヒーローもののテレビや絵本に影響をうけて、黒い人形を使ってごっこ遊びをする時に、
『これで悪いやつやって!』と、リクエストを受けることがよくある。
そこで私は、
子どもの望みを叶えたい気持ちはあるものの、
世の中、悪いことをする人もいるけれど、それにはその人の人生、理由があることや、いいことをする面もあるなど、想像する力を養って欲しいと思っている。
それで、
朝食でパンを焼いたら焦がしちゃって、焦げてない方を家族に半分シェアして、笑って食べた後、散歩に出かけて躓いて転んで、八つ当たりで、
他の人に冷たい態度をとってしまう。
というパターンで話を展開することもあれば、
朝目覚めて、『おはよーロレイヨーロレイヨーロレイヒー』と、おどけて家族を朝一で笑わせたその日、散歩に出かけたら雨が降ってきて、アーンイライラしちゃうと、八つ当たりで、他の人に冷たい態度をとってしまう。
というパターンなどなどを、したりしている。
そして、それらのパターンを早めに終わらせて、
黒い人形で、他の人に親切にしたり、笑わせることを、繰り返すようにして、会話を続けるようにする。
すると、子どもが笑い出すんです。
悪役が出てこないと、子ども自身のヒーロー役が登場できないから、ずっと出番がなくてしびれを切らして待っていた子どもが、
もっとやってと言い出すんです。
嬉しかった😊
悪役だって、赤ちゃんの時があって、笑ったり泣いたり我慢したり、悔しかったり、努力したり、挫折があったり、親切にしたり、親切にされたり、人生があるもの。
人生を歩む中で、人の時間を奪って自分の時間を無駄にしてしまう時間の使い方を癖づけてしまった人とは、
自分に力量がよっぽどある場合を除いて、距離をとった方がいい。
ただ、距離をとったとしても、その人は、四六時中、悪いことをし続けてるわけじゃない。その人はその人で、幸せを選んで生きていく。
人から距離をとられて、一人でいることが多くなれば、人に悪いことをする機会も減る。癖も消えていく。
そして、いいこと、何もしないでも、そこにいること、ただそこに今いること。それだけでいいことに気づくことが出来たならいい。
私は、せっかく『私が』ごっこ遊びをするなら、
自分がする役は、自分の『思い』を込めてやる。
私は、子どもも本気で、私も本気で、リアルなドラマを、ごっこ遊びの中で感じたい。
、、、、、、読んで頂きありがとうございます😊