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ここで一旦一区切り
どうも。
本来私は、オタクの「お気持ち表明」ツイートやnoteはあまり好きではない。
どんな人であれ降りるも降りないもどっちでも良い。ファンを辞めたいなら辞めればいいし、辞めたくないなら辞めなきゃいい。辞めたい気持ちはあるけど辞められない。それでも今はいいじゃん。自分の「好き/嫌い」に正直であれば良い。
だけど実際に自分がその立場になったとき、自分の気持ちに整理をつけるためにも書きたくなるんだなと思った。だから今から「お気持ち表明」noteを書きます。
共感する人しない人どちらもいるかと思いますが、あくまで主観なので悪しからず。
*
過去にWESTについて書いたnoteを読み返していた。
この頃の私は、「多分一生WESTのことを嫌いになることはないんだろうな」「ずっとファンでいるんだろうな」と思っていた。この人たちが見せてくれるいろいろな景色を、メンバーとファンと一緒にずっと見ていたいなと思っていた。
WESTがバンド路線・応援歌路線に進み始めたとき、本当に純粋に「いいじゃん!」と思っていた。(これは私がロックバンドの音楽も好きであるからだと思う)
だけどSNSを見たとき、この路線を快く思っていない人たちがいることを知った。その時はこれまた純粋に驚いた。「私たちが見たいのはアイドルであってロックバンドではない」その気持ちも分かる。でも今の感じも良くない?と思っていた。
だけどいつからか、WESTから心が離れていっているのを少しずつ感じていた。当時は「仕事が忙しいから」「時間がないから」と思っていたけど、今改めて考えてみると冷め始めていたのだと思う。
最初は有料ブログ会員を退会し、YouTubeも見なくなっていた。レギュラー番組はもちろん、どんな番組でもメンバーが出ている番組は見ていたのに、いつの間にかレギュラー番組すら見なくなっていた。ラジオも聞かなくなり、YouTubeの動画は見なくなっても生配信やMVが公開されれば見ていたのに、それらも見なくなっていた。
それでもCDやDVDは買っていた。ライブも行っていた。曲を聴けば良い曲だなと感じ、ライブでメンバーが話す言葉に涙を流すこともあった。
だけど2025年を迎えてから、なんだかすべて面倒くさくなってしまった。疲れてしまった。去年は10周年イヤーだったのに色々なことがありすぎた上、とどめを刺すかのような結婚発表。
私は別にアイドルは結婚しても良いと思う。「人に夢を与える『アイドル』という職業を本当に全うしたいなら結婚なんてしてはならないのでは?」「結婚したいならアイドルを辞めるべきでは?」という気持ちはほんのちょびっとだけあるものの、実際問題そんなことは難しいことも分かっているし、基本は「本人が幸せなら私も幸せ」スタンスなので別に良い。
たまにアイドルの結婚発表にショックを受けている人に対して「自分が結婚できると思っていたの?w」と言う人がいるが、これは皆目見当違いである。もちろんリアコ・ガチ恋勢がいて、本気でそのアイドルと結婚したい人もいるだろうけど、私にとっては「推し」と「結婚したい人」は全くもって別物だ。なんなら推しのことを知れば知るほど性格が自分と合わないことを感じ、この人と恋愛したり結婚したりすることは無理だろうなと思うことがしばしばある。
箱推しではあるが該当担ではないのに、何がこんなに嫌なのか?それは二人があまりに子どもすぎるからだと思う。最近YouTubeで「友達」と言っていた相手が結婚相手だったと特定されていた。正直そこまでしてやるなよと思う気持ちはありつつ、ファンはそこまでする可能性があるんだから気をつけてくれよと思ったし、真偽はどうあれこれだけ点と点が繋がるようなヒントを自ら世間に与えるなよと思った。
あんなに周りに気が遣えて仕事ができて、誰よりも繊細であるはずの人が、あのような人を選ぶんだろう?とも思う。メディアに見せている姿が全てではないと分かりつつも、あまりに幼稚じゃない?と思ってしまう。人の結婚相手にケチをつけるものではないし「結婚を僻んでいるオタク」だと思われても癪なのでこれ以上はやめておく。
今、なんだかモヤモヤした気持ちのいちばん手前にあるのが結婚だったので結婚についてダラダラ「お気持ち表明」したわけだが、昨年から今までずっと「楽しい!幸せ!」の気持ちに隠れて本当はモヤモヤしていたのかもしれない。そのモヤモヤが溢れ出すきっかけがたまたま結婚だっただけだ。
愚痴ばかり言うファンにも、「7人は7人で幸せでいてくれたら良いんだよ!」と言うファンにも、去年色々あった出来事にも、WESTを推すことにも疲れてしまった。
彼らを好きになって7年経つ。7年だ。奇しくも彼らが大切にしている「7」という年数だ。これだけファンを続けると辞めにくい。私はCDやDVDは全形態買うけれどグッズは全部買うタイプではないし、ライブには行きたいけれどファンサが絶対欲しいタイプでもない。一般的に想像される「アイドルオタク」とは少し異なるかもしれない。それでも自分なりのやり方で推してきたし愛してきた。でもこれから先もこれまでのように自分なりのやり方で愛せる自信がない。好きでいられる自信がない。
そんな風になんとなーくここ数日を過ごしていた頃、最近ハマっている礼賛の『バイバイ』という曲をなんとなーく聴いてみた。
それなりに素敵な日々
ここで一旦一区切り
バイバイ バイバイ バイバイ
バイバイ バイバイ バイバイ
覚えてる限り私何度か
深みにハマってた気がしたけど
前よりちょっとは嫌いだよ
この曲を聴きながら、私は気づけば号泣していた。彼らのことは本当に大好きだった。その気持ちは嘘ではない。推してきた7年間が無駄だったとも思っていない。知るべき時に知り、色々な景色を見て色々な感情を感じた。その全てが良い経験、良い思い出になっているだろう。
だけど、多分私は、彼らのことが前よりちょっと嫌いになってしまった。
このままファンを続けても構わない。愚痴ばかり言っているファンも、本当は彼らのことが大好きだから可愛さ余って憎さ百倍になってしまっているのかもしれない。私はその推し方を否定しない。でも共感はしない。この気持ちのままファンを続けるということはその推し方に共感することとなり、本来の自分なりの推し方とは反してしまう。だから、もうやめる。私はいつだって自分の「好き/嫌い」に正直でいたいから。
ありがとう、本当に幸せだったし大好きだったよ。
だけど、ここで一旦一区切り。