SNSと政治がテーマの海外ドラマ
最近、SNSが政治に与える無視できない影響や社会の分断について語られることが増えて、個人的に思い出したTV作品をメモ。
ブレグジット EU離脱
イギリスの欧州連合離脱“Brexit”に至る経緯を綴ったTV映画。
ベネディクト・カンバーバッチがEU離脱派の投票キャンペーンを担当したドミニク・カミングスを演じています。
投票したことのない有権者300万人をターゲットにして世論を離脱派に導いたテクニックとは?
今こそ改めて見返したい一作。
GCHQ:英国サイバー諜報局
サイモン・ペッグ主演、イギリスのサイバー諜報機関GCHQを描いたTVドラマ。
総選挙を控えたイギリスがロシアからサイバー攻撃され、SNSでのプロパガンダ工作やメディアのフェイクニュースによって世論を乱されていくことに。
そんな現実と虚構を織り交ぜた現代の“宣戦布告なき戦争”に恐怖を覚えます。
ステラ 黒い捜査ファイル
弁護士ステラ・ブローングヴィストを主人公にしたアイスランドの人気TVシリーズ。
法の網を逃れる善人面の権力者たちと闘う破天荒な女弁護士の奮闘を描いています。
社会と政治の暗部にメスを入れていく鋭いストーリーは、日本人が観てもいろいろと考えされるはず。
アメリカン・クライム・ストーリー/弾劾裁判
製作総指揮・監督のライアン・マーフィーがモニカ・ルインスキー本人を口説き落として実現したシーズン3。
クリントン大統領がホワイトハウスの実習生モニカ・ルインスキーと“不適切な関係”にあったという一大スキャンダルで、彼が弾劾裁判に追い込まれるまでの出来事と人間ドラマを綴ります。
保守とリベラルの戦いを描くだけでなく、事件を語る上でこれまで脇役にされてきた女性たちにスポットを当てた視点が新鮮です。
ザ・ボーイズ
造られたスーパーヒーローが世を牛耳っていくことになるこのシリーズも、現代社会と政治を痛烈に皮肉った作品。
シーズンが進んで、ヒーローを熱烈に支持する人々、その裏に潜む悪を暴こうとする人々とのバトルはさらに苛烈に。
常にリアルタイムの社会を映し出している作品なので、次シーズンのストーリー展開も気になります。