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懐かしの香港映画といえば…

この記事で懐かしの80、90年代香港映画について触れましたが、そういえばと思った補足をメモしておきたいと思います。

ここ数年、中国ではファッションやビジュアルにおいて「90年代香港映画風」というのが流行しているようです。
90年代の香港映画といえば、上の記事にも書いたような武侠&仙侠アクション、香港ノワールのほか、チャウ・シンチー映画も挙げられますが、もちろんウォン・カーウァイ映画も忘れてはならないところ。
最近おしゃれの代名詞となっている「港风」といえば、ウォン・カーウァイ映画のようなイメージなのではないかなと思います。

日本でも1995年にシネマライズ渋谷で上映されて大ヒットしたウォン・カーウァイの「恋する惑星」を当時のシブヤ系カルチャーとともに記憶している人も多いのではないでしょうか。

昨年、日本で一番人気の台湾スターだったジェリー・イェン主演で話題となった中国ドラマ「夏花」も、ちょっと90年代香港映画風だなと思わせる雰囲気がありました。しかも、劇中ではグラスホッパー(草蜢)の1990年の大ヒット曲「半點心」が流れます。

なお現在、中国ではウォン・カーウァイが総監督を務めるドラマ「繁花」が放送&配信中。
すでに日本でも翻訳出版されている同名長編小説の映像化ですが、ドラマの物語は90年代の上海からスタートしています。
90年代の上海には旅行でしか行ったことがないのですが、劇中の上海は当時の私の印象よりもなんだかシャレオツ?
これに90年代の香港TVBドラマで大人気だった温兆倫が本人役?で登場するのも、現地では「回忆杀」(死ぬほどめっちゃ懐かしい!)と話題です。

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