津山市「つるや」のほっくほくサラダコロッケⅡ
岡山県津山市を訪れた際、街中を車で走っていると「つるや」というコンビニを何軒も見つけた。
あれ?広島市「ポプラ」のような、ローカルコンビニがあるのかな?と思って調べると、どうやらそのようだった。
弁当販売だけでなく、イートインもできるようで、チャンポンが人気とのこと。
こういう店にはローカルな食文化が反映されていることが多いので、早速入店してみた。
岡山県らしくキムラヤのたくあんサラダロールなどが並んでいる。
中でも一層大きいのがオレンジドイツコッペ。
ロールシリーズとは何が違うのだろう?と疑問を口にすると「ドイツコッペはロールに比べて硬めのパンになっています」とすかさず女性スタッフが教えてくださった。
「つるや」なかなかいいぞ!
他に面白いものはないかな?と探していると、ほっくほくサラダコロッケⅡを発見した。
サラダコロッケって何だ?と思って観察すると、コロッケに何かが挟んである。
これは、、、ポテトサラダか?
コロッケの上部1/3くらいに切り込みを入れ、そこにポテトサラダをねじ込んだように見える。
惣菜を並べていた男性にこれってどんな料理なんですか?と訊くと「コロッケにポテトサラダを挟んであるんです」と、そのままの答え。
んー、、、食べる時には温めて食べるんですか?それとも冷たいまま?と問うと「あー、えーと、そうですね。ポテトサラダがあるので温めるのは違うからそのままかな?挟んですぐなら温かいんですが」と要領を得ない。
津山にはこういう料理があるんですか?と確認すると「いや!ウチだけの料理だと思います。10年前にはなかったんですが、、、芋に芋を挟むっておかしいですよね。色々と惣菜を作っている間に生まれたんじゃないかと...。」と苦笑いされてしまった。
その男性はほっくほくコロッケのチラシを持ってきて「これがほっくほくコロッケで、これにポテトサラダを挟んでいるのですが、挽肉がジャガイモに混ぜ込んであるのではなく、あんこみたいに入ってるんです。この挽肉の味付けが濃いので、ポテトサラダで中和しながら食べるといいんですよ」と説明してくださった。
よくわからないが大変親切に教えてくださったし、興味もあるので買って帰ることにした。
帰宅して観察すると、本当にポテトサラダが挟まったコロッケだ。
どこまでポテトサラダが挟まっていて、どこからが純粋なコロッケなのか。
断面を観察してみよう。
なんと、半分はポテトサラダが挟まれ、残り半分には挽肉が挟まれていた。
一つのコロッケで二度美味しい仕掛けになっていたのだ。
まずはポテトサラダ部分から食べてみよう。
うん、、、ポテトサラダに天カスが混ざっている感じ。
コロッケの中身であるマッシュポテトはポテトサラダと一体化して区別できない。
しかし、衣の味わいが強く主張し、ポテトサラダに香ばしさとカリカリした食感を与えていた。
これは悪くない。
そして挽肉部分を食べてみる。
おや?この挽肉はかなり甘辛く炊いてある。
まるで肉ジャガコロッケのようだ。
当然だが、ポテサラ部分とは全く味が違う。
次に二つの部分を合わせて食べてみた。
ポテトサラダに甘辛い濃い味の挽肉が加わり、そこへ衣の香ばしさとカリカリが重なって、ユニークな味わいのポテサラになっていた。
結局、ポテサラが勝つのか...。
男性スタッフにソースはかけるのか、かけないのかを訊くと「うーむ、、、挽肉の味が強いのでなしで!」と言われたが、せっかくなので試してみた。
ウスターソースの酸味とスパイシーさが加わって、これはこれでおいしい。
全体的に味が濃くなるので、ご飯がほしくなった。
ソースなしでも旨いが、ソースをかけて味変しても悪くない。
食べながら気づいたが、なぜ「ほっくほくサラダコロッケⅡ」なのだろう?
先行商品に「ほっくほくサラダコロッケ」があり、これは改良版なのか?
気になるな。
誰か「つるや」を訪れたら確認していただきたい。
そして、Ⅱではないほっくほくサラダコロッケを発見したら、ぜひ教えてもらいたい。
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