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創業8年目とクリエイターエコノミー元年の意味

■創業8年目
年齢を聞かれると毎回困る。37歳になったのだが、出生年から計算しないとわからない。創業8年目もそんな感じだ。3年目くらいまでは間違えようがないが、最近は創業年から数えて正確な数字がわかる。毎年全力でやっていて37歳とか8年目とかっていう数字にあまり意味はないはずだけど、同時期創業の会社の経営者と比較して自分を見るとしょぼいな、、もっと早く成長できたんじゃないかな、、と思ってしまう。

未来を想定通りに進めるのは難しい。ただ想定して、それをできるようにしなければ長期的に信頼を得られる会社にはできない。これまでは多少ずれていっても何とか人材で対応できるようにして予算に何とか合わせてきた。人材の対応力という面では強くなっているので、これから更に不確定要因も乗り越えれるよう事業面も力強く構成できるチャレンジをしていく。きっと未来は明るいはず。

前回の経営会議前に書いた内容だ。約3ヶ月後、台湾では第2波とも呼ばれるコロナの拡大が起こっていて5月15日に警戒レベル3と呼ばれるロックダウン一歩手前の状況となった。台北市などの自治体は学校を休校及びリモートにしている。いくつかの進めていた仕事のキャンセルもあった。

この1年ほどで明確に上場を目指すと決めた。コロナ関連、クリエイター周りの環境変化が激しいが、上場までにそこまでとその後の成長準備をしていかなければならない。

■クリエイターエコノミー元年
去年あたりからクリエイターエコノミー、という単語がアメリカを中心にバズワードとなっている気がする。もっと前はUUUMの決算発表で個人経済圏というワードが使われていた。弊社は長くクリエイター産業との関わりが長いが、最近の英語メディアをみる限り、去年あたりがクリエイターエコノミー元年、と言えそうだ。


ここにいろんなカテゴリーのプレイヤーがまとめられている。その他にもここ半年の下記のようなトピックスからも盛り上がりがわかる。

・Clubhouseの爆発
・ 「Beeple」のデジタルアート「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」のがNFT6930万ドル(約75億円)で落札
・Mr Beastが出したゲームアプリが数百万のダウンロード、2ヶ月で100万個のハンバーガー販売
・Patreon(クリエイター支援サブスクプラットフォーム)が1億5500万ドル(約170億円)の資金調達で、評価額は3倍の40億ドル(約4400億円)に

PatreonのCEO JackConteはクリエイターエコノミーのルネサンス期が来ていて、スタートアップがAWS, Sales force, Zen deskなどを使うことで立ち上げが簡単になったように、クリエイタービジネスもレゴのように(LEGO-izing)ブロックを組み立てるようにビジネスが成り立つようになる、と話している。

■これから
我々の視点から見るとクリエイターエコノミーのレゴ化(LEGO-izing)というのはマーケット内でどのポジションをとっていくか、ということだ。8年目というのは既に若くはないが、マーケットにおいて古い存在でいる必要もない。自分たちの強みを再確認して、今のクリエイターエコノミー元年のチャンスを掴んでいくチャレンジをしていきたい。それを繰り返して積み重ねることで力強い事業体となるはずだ。


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