
Detonator GLOCK19 gen.4 ノーマル スライド(東京マルイ用)組み込み
おはようございます小武です。先日のNOVA MK27カスタムスライドに続いて、ノーマル版カスタムスライド担当としてDetonator製を選択お迎え。gen.3で秀逸な出来だったRST版を待つつもりだったのだけどすでに販売されているDetonator版の商品紹介を見るにつけなかなかの製品なのではないかと気になって気になって仕方がないのでガマンできなかったヨ‼︎


で、一旦NOVA MK27スライドを外して早速Detonator版を組み込んでみた図。
良いですね。非常に良いです。作動の感触も「ジャキッ‼︎」と心地よい。ただし……、結構組み込みはやっかいですよこれ。エクストラクター部分がかなり華奢な作りになっているのと、そのエクストラクター部分のスペースのせいなのかブリーチとの相性なのかブリーチの収まりがちょっとスカスカ気味だったり、一番デカい問題はそのまま組み込んで作動させるとチャンバー上部が1発でキズキズになってしまうところ。
ブリーチ部は今のところどうしようもないのでほっといて……まずチャンバーカバーが傷つかない様にスライド内側に保護として極薄テフロンテープを貼っておく。

ひとまずこれで全面ガリ傷は避けられるかと。
あとは、Detonatorの別製品として「リコイル補助スプリング付きアウターバレル」というのが販売されているのでそれに交換してしまう手もある。キズが付くのを軽減できるかもしれない。ガス作動のスピードにスプリングがついてこれるのかというとなんとなく怪しい気もするが……。
もう一つ。チャンバーカバー前端エッジの摩耗問題。ガイドレールに当たる前にスライドがチャンバーに当たってしまうためその遊び分をなんとかしないといけない。

ということでアウターバレルとスライドの衝突を完全に避けるためにアウターバレルのガイドレールのあそび部分をなくすカスタムを施す。まずスライドを閉じた状態でバレルが前後に動く量を測る。もしくは完全に解体してしまってスライドにアウターバレルだけをあてがってガイドレールに当たるまでの隙間量を測る。うちの個体ですと0.4~0.5mmくらい。
その隙間量を埋めるための真鍮片を切り出してアウターバレルのガイドに貼っつける。組み込み後の多少の摩耗を考えて0.1〜0.2mm厚めにしておく。



なおアルミ片でやると柔らかすぎてあっという間に削れてなくなってしまう。
以上のカスタムを施せば安心してガチャガチャとスライドをいじって遊ぶことができる。当家では前回のNOVA MK27スライド、RST gen3スライドにも同じ処置を施してある。
今回のDetonator G19 gen.4スライドの目玉部分はなんといっても


全面保護強化スライドストッパーノッチ。すごいぞこの過保護。安心である。フレーム側のスライドストッパーががたつかない様であれば上面はあまり気にしなくて良いかもしれないのだけど。ガードされてるに越したことはない。
もう一つ、プランジャー別体式エクストラクター。


たいていのトイガンGLOCKのエクストラクターのプランジャー部が一体整形でしかも穴の形にくり抜かれてしまっているものだけど、このDetonatorのスライドではプランジャーが別体になっていてしかもスライド後部から突き抜けてきている形を再現している。スゴイッ。また、エクストラクター本体は実銃では弾丸が装填されているかいないかのインジケーターを兼ねているのだけどこの製品ではスライドが閉じた状態と後退している状態でインジケーター可動状態を擬似的に再現。
ただしかなり華奢な作りになっているので組み込み時に傷をつけたりスプリングを曲げたりしないように注意。

あとはスライドのエジェクションポート後側の角が面取りされているのが特徴。実銃も同じ処理をされているみたいなのでそういう意味ではリアル。なお、エクストラクターの擬似インジケーター機構が右側からバレルを抑えているためチャンバーが左側に押されてしまっているっぽい。ウーム……
どうやらブリーチスカスカ問題が原因の様なのでブリーチの隙間にテーピングして位置調整。使用しているGUARDERの軽量ブリーチ(GLK-209A)のサイズが若干小さいらしい。(純正ブリーチだときっちり収まる模様)







このG19 gen.4からDetonatorも刻印が「ロールスタンプ式」になっているのだけどそれはスライドだけでバレルは今まで通りCNC加工による彫りになっているのが残念なところか。あとスタンプ刻印が深すぎるせいか周囲の盛り上がりがいかにも柔らかい「アルミッッ」になっているのもちょっと残念。
一方、RSTの製品はスライドもバレルもロールスタンプ式刻印なんだけど、良い感じの盛り上がり。ただし彫りが薄い。セレーションの彫りも浅い。全体的に味が薄い。もうひとつ、本体の整形はすごく綺麗なんだけどアルマイトが弱い。ところどころエッジ部分などが最初っから禿げてたりする。Detonatorの方はCNC加工後がちょっと残ってたりするんだけどアルマイトはちゃんとしてて重厚感もある。
どうもたぶん恐らく刻印の盛り上がりについては柔らかいアルミなので深めに刻印するとこのDetonatorの様になってしまい、スティールっぽい盛り上がりを再現させようと思うとRSTみたいな浅い刻印にせざるを得ないんだと思われる。
というわけでDetonatorとRST(gen.4はまだ出てないけど)、良いところと悪いところが真逆の感じでどっちが良い?と問われると非常に悩むところではあるけどDetonator gen.4とても気に入った。ただし別売りの対策アウターバレルを買うか改造しないとチャンバーカバーがガリキズだらけになるのは確定なので気をつけよう。(RSTでも傷はつくので対策はしないといけないんだけど)
あ!最後にもう一つ‼️
サイトですが、リア側は東京マルイ規格準拠です。あと、フロントサイトはGUARDERのナイトサイトを入れて最後までネジ締めるとサイトがぶっ壊れます。フロントサイトをスライドにはめるとスライド裏面よりサイトのでっぽこが出てきてしまうので何か対策した方がいいです。
追記(2022 2/5)
突然思い出したけどインナーバレルを買うとたまに付いてくるコレ。

実はこれアウターバレルを強制的にティルト補助する物らしい。


こんな感じ↑で装着。インナーバレル/チャンバーを奥まで入れた時にチョボ部分が覗くくらいの位置に装着。奥まで入りすぎると詰まるので注意。

これで強制ティルトされるのでチャンバーカバーにキズがつきにくなる、と。作動方式的に公式のティルト補助付きバレルより追従が遅いかもしれないけど、ないよりはだいぶマシだしなんといっても(手持ちにあれば)安上がりではある。
もうひとつ追記。
アウターバレルの裏のこの部分↓

ここに純正リコイルスプリングガイドのチョボ部分がめり込んでしまう様なのであらかじめ削っておいた方が良いかもしれない。