人生には目的地と休憩が必要〜一枚の写真と一つの物語④〜
何を思ったのか折りたたみ自転車で愛知県岩倉市から琵琶湖に行ってみようと思いたち、旅に出てしまいました。
距離は60km。
ちなみに今までにそんなに長いサイクリングなんてした事ありませんでした。
けど、なぜかその時、仕事を辞めた解放感からか猛烈にやりたいと思ったのです。
真夏なのに帽子を忘れて熱中症になるかと思いました。
それでも自転車を漕ぎ続けたらいつか必ず着く。
疲れたら休む。
それを繰り返して、なんとか琵琶湖まで辿り着けました。
帰り道に「これって人生も同じかもしれないな」と、思いました。
目的地がハッキリしていなかったら一体どこに向かって走って行けば良いのか分かりません。
本当は行きたい場所があったのに真逆の方向に向かってしまってるかもしれません。
そして休憩。
常に全力で漕いで、一回も休まずに体力を使い果たしてしまったら目的地には辿り着けません。
その頃の私は「休みたくても休めない」と思い込んで、半分鬱になって仕事を辞めたばかりでした。
「サイクリングだったらちゃんと休むのに、なんで仕事は休んじゃいけないって思っていたんだろう!」
と不思議に思いました。
きっとそれは周りに同じようにサイクリングしている人がいて、誰も休んでいなかったから。
けど、周りの人と自分の体力は違います。
周りの人にあわせて目的地に着くまでに潰れてしまったら元も子もありません。
そんな風に考えるとやっぱり自分自身の目的地を見つけて、自分自身にあったスピードで人生を歩む事が大切なのだとサイクリングを通じて学んだのでした。
趣味の写真と1つの物語をマガジンにまとめています☺️いつか本にしてみたいです!