SNS時代の能力とトランプ大統領
「今を書き残す」第六弾です。
今回はSNSについて考えていきたいと思います。
なぜこのタイミングでSNSについて書こうと思ったのか。
それは私自身がこの6年間にコミュニケーションの大きな変化を感じてきたからです。
皆さんも感じていることと思いますが、デジタル空間でのコミュニケーションが拡大しています。
そしてこの6年間というのはコミュニケーションツールが目まぐるしく変化してきた6年間だったと感じています。大学入学前は人とコミュニケーションを取る際のメインは「メール」だったように思います。しかし、この6年間の間に私たちの世代では「LINE」によるコミュニケーションの方が一般的になりました。また、Facebookのメッセンジャーをメールの代わりに使うことも増えたように思います。
実際にLINEの使用者を見ると私たちが入学した6年前あたりで文字通り爆発的にり使用者が増えていることが確認できます。
これと同様に、意見・価値を発信する場もSNSに変化してきました。
いろいろな人が意見を発信する場ということで、盛り上がり始めたあたり(5年前くらいでしょうか)は双方向性のコミュニケーションを拡張するものであったと思います。つまり、いろいろな人の意見を拾い上げるためのツールでした。当然発信する側も双方向性のコミュニケーションを意識していたと思います。
しかし、最近はSNSの反応側が強くなってきて発信する側も変化したと思います。
相手にとって価値があることを考えて提供する→自分の価値観を強烈に発信するになりました。
それに伴い、発信する側に求められることも変わったと思います。
強烈なファンを作ることが必要になった今、SNSの運用で最終的に大事なのは「反対意見を無視できる能力」になったと思います。
これを強く感じたのはトランプ大統領の誕生です。
民意を拾い上げ批判にいちいち反応する人ではなく、とにかく強く主張できる人がアメリカの大統領まで登り詰めました。
この出来事が象徴ですが、全てを気にして進まないことよりも、強い主張と都合の悪いことを無視することが、今のSNS時代で価値を発信する人に必要であるのではないでしょうか。