星組 ビッグ・フィッシュ 観劇記録
本日エンタメ休暇なり。巷では有給休暇というらしい。マチソワWヘッダー。
チケットが取れたのは奇跡だし嬉しいけど、三階席については設計者出て来い!建築基準法だか知らんが、舞台を観ることを全く念頭においてない作り。
シアターオーブは、宝塚でなければ行かないだろう。
大雑把だけど、配役ごとの感想記録。
エドワード(礼真琴)
ユアン・マクレガーとアルバート・フィニーを1人で演じる礼真琴。観るたびに「私にとって史上最高の礼真琴」を更新してくれる。歌やダンスはもちろんのこと、老若男女、何でもできる人。「実は俺は…スーパーマンなんだ」という台詞で笑いを取っていたけど、この人は本当にスーパーマン。
ウイル(極美慎)
すらりとした長身にスーツが映える。何よりも、歌がワンランクアップ。「アシュトンとカールに…」じゃないよ。「カールとアシュトンから旅立った」だよー。トチっても動じなかったけど。
ヤングウイル(茉莉那ふみ)
108期生の首席ということで、きっと来るだろうと思ったら、もう!なんて可愛いの!歌も芝居も破綻がない。エドワードのお話に絶妙なタイミングで合いの手入れるんだから。
サンドラ(小桜ほのか)
この人の芸風、好きやわあ。安心して観ていられるし、母性溢れるサンドラ。エドワードに膝枕をして歌うシーンなんてもうなんとも言えないぐらい素敵。
若き日のサンドラ(詩ちづる)
これまた歌声がきれいだし、キュートな笑顔。 そりゃエドワード、一目惚れしますがな。文句なしだわ。
カール(大希颯)
体はでかいけどむっちゃ小顔。タカラジェンヌは大方小顔なんだけど。背中に細い線で吊り上げられていた。危険防止の支えかな。
こっちゃんとの二重唱も堂々としたもの。今後、要チェック!
余談だけど、現代の引きこもりの若者、それがカールなのかなあ、と思う。
キャロウェイ(碧海さりお)
ダンスだけの人じゃない。エエ芝居するし、歌える。
人魚(希沙薫)
きれい〜。動きが全然違和感ない。
魔女(都優菜)
待ってました!その歌声。
ドンとザック
ズッコケ兄弟、日増しに弾けまくっていた。
ジョセフィーヌ(星咲希)
抜擢にちゃんと応えてくれた。きっと次へのステップとなったに違いない。
ここには書ききれないけど、適材適所な配役。そりゃチケ難になるわ。
UNLIMITEDのなかで「こっちゃんは、自分の持っているものを惜しみなく皆に与える人」と評したせおっち(瀬央ゆりあ)。その言葉に嘘はない。下級生に至るまで、自分の持っているものを与え、継承していこうとしている。
父が息子に伝えたいこと、それは礼真琴が下級生たちに伝えようとしている姿と重なる。だから、モブで歌い踊る下級生に至るまで、キラキラしている。
本当にいい作品を見た。ファンタジーがかったホームドラマとでも言おうか。私の語彙力、文章力では伝えきれない。ラストのHow it end で涙腺崩壊したことは書いておこう。
映像が無理ならせめて音源で残してほしい作品。