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ビリー・エリオット 観劇


冒頭シーンの子供たちがたまらなく可愛い。特にトップシーンに出てくるスモールボーイ。それからバレエ教室の女の子。ビリーにあっかんべーとするのだ。

ダンスがすごい。バレエもさることながら、タップダンスがすごい!

自分の記憶、案外いい加減。2020年に観劇したとき、ビリーとマイケルがスカート履いてワチャワチャするシーン、2幕前半だと思っていたけど、1幕半ばだったのか。いや、演出が変わったのか?

1幕ラストのビリーのダンスは圧巻!この子はバレリーナの卵か!?気になって、名前を調べる。
春山嘉夢一。はるやまかむいと読むらしい。覚えとこっと。

2幕は完全にビリーのダンス、歌声にやられた。歌に関しては、これから変声期を迎えるだろうし未知数だけど、音はちゃんと取れている。楽しみ!紛れもなく座長!

ラストのビリーとマイケルの芝居が、泣かせる。客席降りまでやってくれるとは!

この作品、1980年代のイギリスにおける労働問題、階級格差がメインテーマなんだろうけど、同時にジェンダーに対する問いかけも投げかけている。当時はLGBTという言葉は一般的ではなかったけど。そして何よりも、夢を諦めたらアカンよ、親が子供にしてやれることは、ほんの少しのことなんだ、と。
いろんな要素が盛り込まれた作品だが、散逸されてはいないし、押し付けがましくない。

この光景、なんとなくシアターオーブ的



さて初めて足を踏み入れたMBSシアター。取れた席は何と最前席!端っこだけど。遮るものは何もなくて、それはいいのだけど、音がいささか割れているような。それにしても近い近い。役者の足を踏み鳴らす振動がダイレクトに伝わる席だった。
小声で言うなら宝塚大劇場なら狂喜乱舞する席だろう。

唯一の不満を言うなら、後出しジャンケンみたいにチケット発表されたチケットのディスカウントや「レ・ミゼラブル」との抱き合わせ販売。



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