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劇団四季「バケモノの子」観劇
今年の観劇納めはこの作品。話の展開がアニメ的だなと思ったら、アニメが原作だったらしい。知らなかった。
「人間は心に闇を抱えている」
うーむ、深い。
親子とは?家族とは?問いかけるテーマが深い。
「なぜ自分の考えを押しつけるんだ」
九太(蓮)の葛藤。
親だって悩みながら子育てしてるんだ。熊徹の葛藤、猪王山も然り。熊徹vs猪王山の対決シーンは見入ってしまう。
血縁関係じゃなく、親が子供に見せる姿勢が子供の人格を作るんだ。
闇を抱えて自爆した一郎彦。彼だって自分は何者なのか、心の闇と葛藤を抱えていたんだろう。
いい作品だった。キャストの歌声も力強く、ダンスも切れ良く、安定のクオリティ。
残念だったのは、前列の女児が前のめりになるわ、ごそごそするわで目障りだったこと。幕間に係員に告げたところ、「お話します」とのことだったが、効果なし。
この女児と保護者(たぶんおじいさん)2幕の開演に大幅に遅れて着席という暴挙をやらかしてくれた。確か大阪四季劇場は、シート・クッション貸出サービス以外に親子感激室があったはずだが。さらにロビーにモニターがあり、モニター観劇もできるらしい。
子供のときに良質のエンタメに触れることは大いに結構。ならば世の親御さん、おじいさん、おばあさん、観劇における最低限のマナーも伝授してほしい。
前のめりにならない、開演時間には遅れない。