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買一送一

買一送一

台湾でよく見かける販売方法。1個買ったらもう1個おまけをつけるよ、というもの。1個の値段が半額になったとも解釈できる。以前は個人商店でよく見かけた。今はどうかな?

まさか日本の舞台のチケットでそれをやるとは。先に購入した客を馬鹿にしているのか?

こういう手段にでるのは、ズバリ「売れていない」からだろう。

大阪公演の先行抽選に申し込んだが、いつもは応募しても当たらない年会費泥棒の梅芸ネット会員先行抽選。さらっと良席が当たった。そうだったのか。

高いけど観たい。だから末席を狙っていたんだけどなぜか良席しか先行抽選では出ていなかった。
ちなみに大阪公演でも何やら割引販売に出ている。日にちや座席に制限はあるみたいだけど。

断っておくが「ビリー・エリオット」はいい作品だ。'80年代のイギリスにおける社会問題、階級格差、既存の男らしさや女らしさに疑問を投げかけ、セクシャリティーの面からもいろんな主張があるし、見方ができる。そしてそれらの問題提起は決して押しつけがましくない。

なぜ売れていないのか?「高いから」だ。宝塚のSS席よりも高い。気軽に買える価格ではない。貧乏人には観劇は贅沢かもしれない。でも良作は観たい。

上田久美子氏が宝塚を去ったあと、新聞のインタビューで「良い作品を手ごろな価格で気軽に観に行けることが大事」と主張されていたが「ビリー・エリオット」は手頃な価格には程遠い。

何かモヤモヤする。
南条オレキザキのアドリブではないが、庶民はなぁ、高いチケットを買う為に日々の生活を慎ましく、節約してるんだよっ!
ペア割引もいいが、一人観劇をないがしろにしないでほしい。

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