星組 大千秋楽配信観劇
暑い夏の日に大劇場初日を迎えた星組公演。千秋楽は初冬。ムラの千秋楽から東京公演の初日までの間が長くなったせいもあるだろう。
お芝居はますます進化。
南条さん(輝咲玲央)のアドリブも冴えていた。日替わり庶民ネタは東京公演で55種類だったのか。
南条さん「最近物価高でよお、切手代も上がって俺は推しに手紙すら書けねえ…あんたらはよお!俺にいっぺーの庶民ネタを送ってくれた!この場を借りて礼を言わせてもらうぜ!(パンパン)礼真琴
いや、わからなくもない。やや滑り気味で「許してちょんまげ」
すみれコードに触れるが、昭和ネタ。
ヒーロー小野田っち(ひろ香祐)「バッキャロー、俺の髪は永遠に不滅だ」
琴黒田くん「永遠に不滅だ、って。長嶋茂雄か」
客席はここで笑う人と笑わない人で世代がわかるらしい。昭和生まれの私は、何度観ても笑える。
更に緞帳前のカーテンコールでこの公演回数がムラと東京、合わせて102回だったとは!こっちゃん(礼真琴)の「えっ、102期で102回!」という反応もびっくり仰天。
102回記憶をなくし、愛の告白をしたんだなあ。そして102種類の日替わりアドリブ。
ことなこ(礼真琴 舞空瞳)のやりとりが最高!
琴 「いつでも連絡しておいで」
瞳 「えっ、毎日連絡します」
琴 「ホンマにしろよ」
こっちゃん、アナタ関西人じゃないのに全然違和感のないイントネーションなんですけど。
ことなこコンビを観られて本当によかった。星組に来たばかりのなこちゃんは、かわいいけど歌は並み。こっちゃんとデュエットするからにはもうワンランク上を目指してほしい、と思ったこともあった。
でも立場が人を作る、何よりもなこちゃん自身の努力だろう。公演の度にレベルアップしていくのがわかった。
文句なしのコンビだった。
私にとっては、ずっと記憶に残るコンビだ。
ことなこForever!