アメリカ/FBI犯罪証明書を日本から自力で取得する方法~カナダのワーホリ等で必要になる方・少しでも取得費用を抑えたい方へ~
カナダでのワーキングホリデーvisa取得時に過去5年以内に6ヶ月以上母国以外の国での滞在歴がある場合必要な犯罪証明書。私の場合はアメリカに1年居たためアメリカFBIの犯罪証明書が必要でした。日本からでもオンラインで手続き可能ですが、手続きの詳細やスムーズに取得するためのポイントをまとめました。犯罪証明書の取得は多くの人にとって難しい手続きですが、私自身が試行錯誤しながら取得に成功した方法を具体的にお伝えします。また、費用を抑えながら確実に証明書をGETするための工夫や注意点をご紹介します。
なぜ自力で犯罪証明書を取得しようとしたか<背景>
代行会社に頼んだ場合¥50,000(税抜)と高額だったため
Visaを応募する時点でアメリカの犯罪証明書が必要なことがわかっていたため
結論:自力でアメリカの犯罪証明書(警察署での指紋採取・公証サイン無し)は取得できる!!!
取得過程を説明すると長くなるので先に結論出しときます。
取得までにかかった期間は15日(約2週間)。
取得にかかった費用は
$18(約¥2700)/申請費用+¥4498/郵送費=¥7198
FBIでの犯罪証明書取得までの流れ
居住地域の県警本部へ指紋採取をしてもらえるかの確認
私の場合兵庫県に住んでいたため兵庫県警のHPにて該当する部署(恐らくご自身の住んでいる都道府県名・犯罪証明書と検索すれば必要な電話番号等が出てくると思います)の電話番号を検索して連絡。
→指紋採取OKと回答してもらえたら対応時間に警察署へ行き指紋を取ってもらう(電話した際、警察署では公的サインができない旨を伝えられ、公証役人等と一緒に来て指紋採取される人が多いとのアドバイス。また指紋採取用紙については普通のコピー紙でOK)私はコンビニでプリントしました。FBIのHPにて犯罪証明書オンライン申請フォームを記入(Identity History Summary)
FBIのIdentity History SummaryのHP
bi.gov/how-we-can-help-you/more-fbi-services-and-information/identity-history-summary-checks#Online
上記URLからオンラインでの申請(指紋/fingerptintは郵送)を選択しフォームの指示に従って必要事項を入力。クレジットカードで犯罪証明書取得費用$18の支払いを完了すると指紋採取用紙/FD-258のフォームダウンロード(pdf)ができるのでダウンロードして必要事項を記入し印刷して警察署に持っていく。
またこの時決済完了と同時に事前に指定したメールアドレス宛に送られてくるFBIからのメール”Identity History Summary Request Confirmation”は郵送時に必要な書類の一つなので決して削除しないよう注意してください!!!
また同時に送られてくるPlease keep this e-mail to check the status of your request… という文面のPIN codeが記入されたメールも犯罪証明書をダウンロードする際に必要となるため絶対に削除しないでください!!!
→FD-258記入例
Last Name 苗字
First Name 名前
Middle Name ミドルネーム(あれば)
SIGNATURE OF PERSON FINGERPRINTED 自分のサイン
RESIDENCE OF PERSON FINGERPRINTED 返信用住所(丁寧に!)
DATE SIGNATURE OF OFFICIAL TAKING FINGERPRINTS 空欄&空欄
EMPLOYER AND ADDRESS 仕事先の名前と住所
REASON FINGERPRINTED to get working holiday Visa in Canada
ALIASES AKA 結婚でアメリカ滞在時と苗字が変わった人とか formerly: Hanako Tanakaとか
CITIZENSHIP 日本人ならJapanese
OCA 空欄
FBI 空欄
MNU 空欄
SOC ソーシャル xxx-xx-xxxx
MNU アメリカの運転免許証番号 Bxxxxxxxとか
SEX M(女性ならF)
RACE A(日本人ならAsianのA)
HGT 5フィート4インチの人は「504」とか
WGT 単位パウンド 小数点四捨五入 「138」とか
EYES 眼の色 BLK(黒) BRO(茶)とか
HAIR BLK(黒) BRO(茶) BLD(無毛な方) BLN(ブロンド)
DATE OF BIRTH 誕生日MM/DD/YYYYかMM/DD/YY
PLACE OF BIRTH 生まれた場所、日本ならJAPAN警察署で指紋を採取してもらう
事前に用意していたFD-258用紙を持参して指紋を採取してもらう。警察は取れる指紋は1部のみとのこと。私が行った際は特に書類の提出・身分証の提示等はなかった。所要時間30分程度で採取完了。アドバイスをするとすれば袖がインクで汚れる可能性があるので汚れても構わない服装での訪問が◎cover letter 作成(公証サービスなしで取得を試みたため)
cover letter はchat gptに文章作成依頼し書き方の例(就職用)を参考に他の情報(個人情報等)追加して作成
(実際に提出した内容のPDFを最終ページに添付してます)郵送手配・完了
下記郵送書類を準備して指定宛先への郵送を完了する。
私は実店舗のFedexで郵送手続きを進め、¥4498(初回登録クーポン使用)で3日後に書類を届けてもらいました。しかし、オンラインでの集荷サービスが難しい方や、犯罪証明書が急がない方は、日本郵便のEMSサービスが分かりやすくおすすめです。
<郵送書類>
・FD-258(指紋プリント済・必要事項記入済)
・Identity History Summary Request Confirmationのメールを印刷したもの
・Cover letter (念の為)
<宛先>
FBI CJIS Division – Summary Request
1000 Custer Hollow Road
Clarksburg, West Virginia 26306メールにて犯罪証明書をGET
郵送完了のメールが届いてから10日後にメールにて犯罪証明書/Identity History Summary のダウンロード案内が届きました。この際にオンライン申請完了時に届いているメールのthe secure link and PIN を使用して犯罪証明書をダウンロード。
最後に…
以上の過程(15日/¥7198)で私はFBIから犯罪証明書を取得することができました。この経験がどなたかの役に立てると幸いです。