無題



言葉は暖かく、穏やかで  時に冷たく、少しずつ確実に心を蝕むことができる凶器であることを私たちは自覚しなければならない



「言霊」なんて言葉があるように
言葉には魔法のような不思議な力があると思います。




しかし、私たちはこの「言葉」が時に、

「呪い」に変わるということを

理解しているでしょうか。



なんの気もなく、その時の感情や

一瞬の気晴らしのために放たれた

悪意を持った言葉は

徐々に言葉を受けた本人を蝕み、支配し、

飲み込んでしまいます。




「自殺はしてはいけない」なんてみんなわかってる




罪を犯す苦しみより、

命を絶ってから受ける批判より、

生きている時の方が辛かったから


自ら命を絶ったのに、


どうして「どうして」なんて言葉をかけられるのか



どうして「あんな順風満帆な人が」なんて言えるのか





あなたの、その、主観的で、相手のことを考えず
自分の倫理観や価値観や意見を押し付ける
態度や、言葉や、表情に殺されたことに


なぜ気づかないのか





自分のことを棚に上げるおめでたい人間が多いな、

と思います。




あなたが放ったその何気無い一言は、

あなたが気分にまかせて指先を動かし、

発信したその言葉は、

何処かの誰かを傷つけてはいないだろうか





2020.07.18

Kirara Okamoto



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