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スマートホーム産業カオスマップ2024から見る新たな市場の狙いとは?

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?X-HEMISTRY株式会社のケイさんです。

ガンプラ制作が進まず、買っては積んで、買っては積んで、「積みプラ」ならぬ、作らずただ買うだけの罪悪感満載の「罪プラ」が多くなってきてしまっている今日この頃、、、我慢ができずにver.kaのフルアーマーガンダムを買ってしまいました💦(反省)

さて先日、「業界横断の共創でつくる、環境にも人にもやさしい、well-beingな暮らし」をテーマに、テクノロジーを活用した暮らし・住宅の最新事例から紐解く、これからの住宅のスタンダード「LIVING TECH カンファレンス#6」が6月5日(水)に開催されました。


スマートホーム業界、カオスマップ第2版の公開

そして、イベント開催後にリビングテック協会より、14のカテゴリーに分け、のべ400社をマッピングした「スマートホームカオスマップ第2版」が公開されました。

スマートホーム後進国である日本の状況と国内のスマートホーム産業におけるプレイヤーの空白地帯を把握しやすい構成になっているので、今回のタイトルにぴったりということでご紹介します。

新たなカテゴリが追加され14カテゴリへ

今回のリリースで、以下の14カテゴリのラインナップとなりました。
前回のカオスマップから追加になった新たなカテゴリーとして、「SHaaS(スマートホームOEM提供)」、「Built-In Developer(スマート住宅提供事業者) 」がラインナップ。

①Access Control(入退管理)
②Smart Home Security(ホームセキュリティー)
③Insurance(損害保険)
④Energy Management (エネルギーマネージメント)
⑤Home Automation (ホームオートメーション)
⑥SHaaS(スマートホームOEM提供)
⑦Luxury Smart Home (高級スマートソリューション)
⑧Smart Apartment(スマート住宅)
⑨Built-In Developer(スマート住宅提供事業者) 
⑩Support (設置設定サービス)
⑪Telco (通信事業者)
⑫Standards/Alliance (標準規格/団体)
⑬Smart Appliance(スマート家電 )
⑭Smart Lighting (スマート照明)

カオスマップの使い方

カオスマップには、以上の通り14のカテゴリ別にブランドが記載さておりますが、もう一つ気になるのが、青と赤の破線です。

赤の破線より中心にかけては、国内のスマートホームブランド、青の破線より外側が海外のスマートホームブランドになっています。そして、青と赤の破線の間にあるブランドは、国内に進出してきている海外ブランドと読み取ることができます。

国内スマートホーム市場の穴場、ブルーオーシャンカテゴリとは?

マップを覗いてみると「No Player」のフラグがついているカテゴリがいくつかあります。つまりそこが「競合がいない場所」ブルーオーシャンカテゴリとなります。

具体的には、以下のカテゴリの国内プレイヤーが存在していない状態
⑦Luxury Smart Home (高級スマートソリューション)

さらに少数派カテゴリも見てみると、以下のカテゴリ
②Smart Home Security(ホームセキュリティー)
③Insurance(損害保険)
⑥SHaaS(スマートホームOEM提供)
⑧Smart Apartment(スマート住宅)
⑩Support (設置設定サービス)
⑪Telco (通信事業者)
⑫Standards/Alliance (標準規格/団体)
⑭Smart Lighting (スマート照明)

今回14カテゴリになったことは前述しましたが、国内ブルーオーシャンでカテゴリを絞ると、実にブルーオーシャンになり得るのが9カテゴリと、偏った傾向になっていることがわかると思います。

これらブルーオーシャンカテゴリは、まだ伸びしろがあるという証明でもありますが、一方で具体化すると伸び悩んでいる課題が存在している可能性もあります。

リビングテック協会さま スマートホーム産業カオスマップ最新版

ケイさんの個人的な洞察について

保険会社✖️スマートホーム

私個人的には、ここ3〜4年で「Insurance(損害保険)」のカテゴリが動き出すのでは?と予測していたりもします。現在はMS&AD社の「MS Lifeconnect」という商材のみですが、同社の商材ラインナップも拡張していく可能性もあり、また今後は競合が市場参入してくる可能性も出てくるかもしれません。

保険会社が、トラブル発生後に補償するのではなく、スマートホーム事業に参入することで、保険の役割も「補償」だけでなく「保障」に広がっていくのかもしれません。

補償と保障の違い
「補償」…損害賠償として損失を財産て補填すること
「保障」…安全を請け負って、その状態を保護すること

普段の生活やトラブルが発生する前の未然防止も合わせて事業化していく動きが出てくる可能性があると思っています。今後の動向は要チェックです。

SHaaSの登場と事業化のスピード向上

もう一つ注目したいのが、今回新しいカテゴリに登場した「SHaas」です。
スマートホーム事業の立ち上げから始めている企業は少ないですが、そもそも事業関連性が高い、不動産や、観光業、建設業などを営んできた事業者がスマートホームに参入するとなると、施工は得意でも、ソフトウェア開発に関してハードルが高いことは少なくありません。仮に自分たちで環境構築したとしても億はくだらないでしょう。

そんな時に活用したいのが、新規カテゴリのSHaas商材です。商材がパッケージ化されており、プライベートプランど(PB)として展開することも可能なサービスも多いので、事業参入のハードルがグッと下がります。ソフトウェア開発や環境構築が困難な場合には、こういったパッケージを活用しても良いのではないでしょうか?

例えばカオスマップで、ブルーオーシャンカテゴリの「スマート住宅」に参入したい!となれば、「SHaas」の海外カテゴリに存在してい「Alarm.com」と提携し、自身のプライベートブランドを立ち上げて、市場展開することもできるのです。

スマートホーム事業の立ち上げを検討している方へのアドバイス

我々、X-HEMISTRYの業務ご紹介しますと、スマートホームのプロ集団として活動しており、スマートホーム専門のビジネスデベロッパー(事業立ち上げ支援)として活動しております。

スマートホームはIoT、つまり「モノとインターネット」、モノに通信機能を搭載してインターネットへ接続。さらに言えば、データなどのインサイトを構築したり、電気や無線通信、情報セキュリティなどの幅広い知識が必要になるため、単純にモノを作るだけでなく、ソフトウェア開発スキルも併用しなければいけない

そのためハードウェア事業者が事業立ち上げしようとすると、スキル不足、経験不足ということから失敗することも少なくありません。

X-HEMISTRYは、国内スマートホーム黎明期から活躍する新貝社長をはじめ、スマートホームの事業立ち上げに関する、経験豊富なスタッフが揃っています。国内唯一のスマートホーム専用のビジネスデベロッパーになります。

新たな市場参入にチャレンジしたい!事業継続のために新規商材を開発したい!是非市場参入をご検討の際には、我々X-HEMISTRYに一度ご相談していただくことをお勧めいたします。

今回は、以上となります!
さて「積みプラ」ならぬ「罪プラ崩し」のため制作がんばるかー!次買わないように、なるべくホビーショップ巡りは控えたいと思います💦


X-HEMISTR株式会社
〒171-0014 東京都豊島区池袋2丁目23−20 Apartmentふじ 202
CEO新貝 文将

訪問・取材などのお問合せ: https://x-hemistry.com/contact/

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ケイさんのスマートホーム
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