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【やらなきゃ不安定?】Windowsの最低限すべき最適化設定【ゲーム/配信/DTM等】

こんにちは、じーゆうです。

この記事では、ゲームや配信、DTM(音楽制作)や動画編集など、なにをするにも絶対すべき設定を解説します。

あなたのPCが調子悪いのは今回紹介することが原因だったり…?

▷ まずはじめに - 最適化とは?

PCの最適化とは、自分が使いやすいように(ユーザビリティの向上)、また動作が不安定にならないように(信頼性・安定性の向上)、用途とそのPCに合わせた設定に調整することを意味します。

用途以外の無駄なソフトウェアを入れないことは当たり前ですが、Windowsはあらゆる人に使われ、そしてあらゆるスペックのコンピューターに入れられることを前提にして作られているので、用途によっては不要な機能が最初から裏で動いていたりします。

ただむやみやたらに不要と思われるバックグラウンドプロセスを排除することはおろか、使わないからといって無意味にアンインストール等したりはしません。
例えばゲームやDTM用途で電卓アプリは不要ですが、消したところで特段空き容量が増えるわけでもなければ裏で動作し続けるものでもないためこれを消すことに意味はありません。あってもなくても同じです。

ですので、今回は確実に無駄だと考えるもののみ排除していきます。

▷ Windowsで必ず無効化したいもの

以下が必ず無効化するべき(と僕が考えている)ものです。

  • 休止状態(Hibernate)

  • Windows Search

  • USBの省電力設定

順に説明します。

◆ 休止状態(Hibernate)の無効化

これは、Windows 8から実装された次の起動を速くするための高速スタートアップにも関する機能ですが、“前回のシャットダウン/休止時の状態を保持する機能”のため、不具合もリセットされず、トラブルの元になりがちです。

しかもSSDであれば起動速度にさほど変わりはなく、そもそもシャットダウンせずともスリープ運用で十分ではないでしょうか。
週1~月1、動作が重いとかアップデートがあるとか、そういったときに再起動する程度でなんら問題ないと思います。

この機能を無効化するには、以下のコマンドを管理者権限で実行します。

powercfg.exe /hibernate off

◆ Windows Searchの無効化

WSearch(Windows Search)は、バックグラウンドで動くサービスで、エクスプローラーやスタートメニューからファイルを検索するときのためのインデックスを裏で作成してくれますが、当然インデックスの作成にはCPUを使うため動作が重くなることがあります。

さらにエクスプローラーの検索、遅くないですか?
役に立たないのに動作に影響も与える、厄介な機能です…。
今すぐ『Everything』を入れてWindows Searchとはおさらばしてください。

*Everything(https://www.voidtools.com)は軽量で高速なファイル/フォルダ検索ソフトです。

この機能を無効化するには、以下のコマンドを管理者権限で実行します。

sc config "WSearch" start= disabled

エラーが出る場合は先に「sc stop "WSearch"」と入力→実行してから上のコマンドを実行してください。
これはWSearchサービスを停止するコマンドです。

◆ USBの省電力設定の無効化

この機能はPCVRやオーディオインターフェイスの動作が不安定になることがあるため、無効化推奨です。

この機能を無効化するには、以下の手順に従います。

① まず以下のコマンドを管理者権限で実行する(「USB 3 Link~」という隠し設定を表示させるためのコマンドです)

powercfg -attributes 2a737441-1930-4402-8d77-b2bebba308a3 d4e98f31-5ffe-4ce1-be31-1b38b384c009 -ATTRIB_HIDE

② スタートメニューから「プラン設定の編集」と検索しコントロールパネルの項目を開く

③ 「詳細な電源設定の変更」をクリックし開く

④ 以下の画面のように「USB 設定」と進み、「USB のセレクティブサスペンドの設定」と「USB 3 Link Power Management」の項目を無効化・オフにする

英語表記で申し訳ないですがこの項目です

(てかManagementがMangementに誤字ってるよね…?)

ついでに、ここで「プロセッサの電源管理」→「最小のプロセッサの状態」を100%に設定しておくと、CPUが省電力のためにクロック低下しなくなるため、プチフリの予防になったりラグが軽減される可能性があります。
他にも僕はここであらゆる省電力設定を無効化しています。

◆ その他無効にするとよいかもしれないサービス

詳しくは説明しませんが、僕は以下のサービスも不要と考え無効化しています。ヒントとして参考になれば幸いです。

Microsoft (R) Diagnostics Hub Standard Collector Service
Connected User Experiences and Telemetry
Device Management Wireless Application Protocol (WAP) Push message Routing Service
Diagnostic Policy Service
Windows Event Log
Windows Font Cache Service
Geolocation Service ←位置情報サービスだけどデスクトップなら要らないよね…?
Link-Layer Topology Discovery Mapper I/O Driver
BranchCache
Print Spooler ←プリンター使うなら止めちゃダメ
UPnP Device Host
Windows Error Reporting Service
Windows Search ←上で説明したけど一応書いておく
Xbox Live Auth Manager ←Xboxアプリを使うなら止めちゃダメ
Xbox Live Game Save ←Xboxアプリを使うなら止めちゃダメ

だいたいテレメトリーとかフィードバックとかエラー報告みたいな、Microsoftに情報を送信する系のはユーザーからしたら関係ないので無駄にリソース使うな、ってことでオフにしてます。

それから「SysMain(旧:Superfetch)」は非無効化推奨です。オンのままね。

理由としては、余ったメモリに事前にファイルやソフトをキャッシュしておいてくれるので高速化に貢献しているのと、これが原因の不具合はあまり起きないから。
ただもしこれが原因と思われる不具合が発生した場合は無効化してもよいです。

あとは「仮想メモリ(ページングファイル)」、これも「なし」にはしないでください。

僕は32GB RAM環境で、仮想メモリは32GB割り当てています。
こんなに割り当てる必要はないですが、「なし」の場合だと、RAMが足りているように見えても動作が不安定になるソフトやゲームがあります。(今はどうかわかりませんが、昔VRChatもそうでした)

◆ その他

他にもGame BarやGame Mode、Content Delivery Managerや自動メンテナンス、また「メモリ圧縮」などを無効化しています。(「ApplicationPreLaunch」も現在無効化を試している)
たださほど悪さするものでもないと思うので、困ってなければわざわざ無効化しなくてもよいかと思います。

他にも、ストレスなく使うための設定は色々自分用にまとめているので、いつか気が向いたらnoteにも上げるかもしれません。自分用とはいえ誰かの参考になるかもしれないし…。

とりあえず「休止状態(Hibernate)」と「Windows Search」、USB等の「省電力設定」を切れば全体的な安定性が上がると思うので、よければ参考にしてください。

⚠注意

自分が何をしているかわからない場合は、このnoteをもとにコマンドの実行や設定を行わないでください。
ここに載せたコマンドは、もちろん悪意はなく危険ではないと思われますが、コマンドというものはPCのデータを削除することも可能です。
動作を理解せずにネット上のコマンドをコピペして実行することはおやめください。
どなたかのヒントになれば幸いです。

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