『ガラスの部屋』
こんにちは。
どうも、けこぜろです。
今回は1980年に発売された浜田省吾6枚目のアルバム『Home Bound』より、『ガラスの部屋』について。
ガラスの部屋
『ガラスの部屋』はアルバム『Home Bound』の8曲目。
このアルバムからロックンロールを前面に押し出したスタイルに転向したのですが、相変わらずバラードの曲の完成度も高いのが浜田省吾の魅力でした。
『ガラスの部屋』もそんな浜田省吾らしさのあるバラードとなっています。
2003年のセルフカバーアルバム『初秋』にも収録されており、個人的にはこちらのアレンジの方が馴染みがあって好きですね。
『ガラスの部屋』は歌詞が本当に素敵な曲となっています。
冒頭では情景が目に浮かぶかのような、まるで映画のワンシーンみたいな歌詞が紡がれますが、いつしかそんな二人の心は遠く離れてしまいます。
『ガラスの部屋』はそんな「壊れていく愛」を描く曲ですが、これまで様々な浜田省吾の曲を聴いてきた僕にとって、こういったテーマの曲にこそ浜田省吾らしさを感じますね。
普通のラブソングはシンプルに幸せな気持ちが描かれるものですが、浜田省吾のラブソングは大抵うまくいかないカップルを描いています。
そこには寂しさがあり、切なさがあり、苦しさや痛みもある。
何もかもが上手くいくわけではないのです。
それこそ人間らしさでもあり、だからこそ浜田省吾の歌には共感できるところがたくさんあるんですよね。
僕はこんな感じの浜田省吾の描く「ややこしいラブソング」、結構好きです。
まとめ
こんな感じで、浜田省吾の『ガラスの部屋』の紹介でした。
切ない別れの歌ではあるのですが、人間味があって非常に素敵な曲です。
『Home Bound』と『初秋』、2つのアルバムでのアレンジも全然違いますし、重いテーマの曲をポップに歌うのがまたいいんですよね。
それでは、また。