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『Rising Sun - 風の勲章』

焼跡の灰の中から
強く高く飛び立った
落ちてゆく 夕日めがけ 西の空を見上げて

浜田省吾『Rising Sun - 風の勲章』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

8月15日の今回は、1988年に発売された浜田省吾11枚目のアルバム『FATHER'S SON』より『Rising Sun - 風の勲章』について。
2010年に発売された4枚目のベストアルバム『The Best of Shogo Hamada vol.3 The Last Weekend』にも収録されています。


焼跡の灰の中から
強く高く飛び立った
落ちてゆく 夕日めがけ 西の空を見上げて

飢えを枕に
敗北を発条に
風向きを 道しるべに
駆け抜けて来た

過ぎ去った昔の事と
子供達に 何ひとつ伝えずに
この国 何を学んできたのだろう

飽和した都会
集う家は遠く
ブラウン管の前でしか笑わぬ子供

老いてゆく孤独の影に脅え
明日に目を伏せて
踊るだけ Beat に委ね バリーライトの海で

何を支えに
何を誇りに
走り続けて行こう
You just believe in money

焼跡の灰の中から
強く高く飛び立った
1945年 打ちのめされ
砕けた心のまま
1945年 焼跡から
遠く飛び立った 今

浜田省吾『Rising Sun - 風の勲章』

歌詞を見れば分かるように、ストレートに「日本の戦後」を歌った歌です。
『FATHER'S SON』のアルバムのテーマが「日本とアメリカ」「戦争と戦後」となっており、半分はこの曲のような重めの歌です。

この曲をまともに聴いたのが、2010年に発売された4枚目のベストアルバム『The Best of Shogo Hamada vol.3 The Last Weekend』でして、このアルバムは社会的なテーマを表現した楽曲を集めたコンセプチュアルなベストアルバムとなっていました。
そしてこのベストアルバムが発売された翌年の2011年、アリーナツアー『ON THE ROAD 2011 “The Last Weekend”』にて歌われたのがとても印象に残っています。

上記のYouTubeはその2011年のライブ映像です。
後ろのスクリーンで流れていたアニメーションがすごく印象的でした。
このコンサートツアーは6年ぶりのアリーナツアーでした。
全部で3回ほど参加しましたが、2011年3月の東日本大地震を受けて従来のコンサートとは全く違う雰囲気の中行われたのをよく覚えています。
これまで歌ってきた楽曲でさえも、この年のコンサートツアーから意味合いが全くもって変わってしまいました。

以前紹介した『PAIN』もそうですし、この年の『J.Boy』もこれまでとは違う曲となっていました。

また、7枚目のDVDである『僕と彼女と週末に』にはこの曲のアコースティックバージョンも収録されており、このアレンジもかなり好きなものでした。



こんな感じで、終戦の日の今日は浜田省吾の『Rising Sun - 風の勲章』の紹介でした。
確かに重い曲なのですが、これを機に聴いてみて頂けると幸いです。
そして当時のライブでこの曲に続いて演奏された『J.Boy』も聴くのがオススメです。

それでは、また。

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