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『ラストショー』

さよなら エピローグは俺ひとり
明け方の海岸線を走る
さよなら フラッシュ・バッグのような
過ぎた日々 抱きしめて もう1度
忘れるために

浜田省吾『ラストショー』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は1981年に発売された浜田省吾7枚目のアルバム『愛の世代の前に』より、『ラストショー』について。



ラストショー

さよなら バック・ミラーの中に
あの頃の君を探して走る
さよなら 二人 演じた場面を
想い出す もう一度 もう一度

ハンバーガー・スタンドで俺達 待ち合わせて
君の親父の車 夜更けに盗み出し
遠くへ 街の灯り背にして
遠くへ 誰もいない海まで
君の肩を抱いて 飛ばしたね 真夜中

浜辺に車止めて 毛布にくるまって
互いの胸の鼓動 感じたね夜明けまで
あの頃 カーラジオから 俺の
あの頃 お気に入りの”Like A Rolling Stone”
星は君のもので 月は俺のものだった

さよなら 想い出の中の二人
まるで スクリーンのヒーローだった
さよなら セピア色のフィルムに
苛立ちと優しさと怒りを
焼き付けた二人

シートに身を沈めて ぽつんと呟いた
”あなたの夢の中で 生きてゆけるかしら”
きっと 別々の車線を
きっと 走り始めていたんだね
二人違う景色の中を ひとりぼっちで

さよなら エピローグは俺ひとり
明け方の海岸線を走る
さよなら フラッシュ・バックのような
過ぎた日々 抱きしめて もう1度
忘れるために

さよなら バック・ミラーの中に
あの頃の君を探したけど
さよなら ボンネットを叩く雨
もう何も見えないよ もう何も聞こえないよ
さよなら……

浜田省吾『ラストショー』

『ラストショー』はアルバム『愛の世代の前に』の7曲目、後半に収録されている曲となっています。
「青春映画のようなドラマチックな曲」をイメージして作られたそうで、1991年のセルフカバーアルバム『EDGE OF THE KNIFE』でのリメイクされ、こちらは原曲と歌詞が一部違うのと、落ち着いた雰囲気の重厚な仕上がりになっています。
個人的にはこのバージョンが好きですね。

『ラストショー』はライブでも度々聴くことができましたし、盛り上がる素敵な曲です。
ライブ音源を収録したアルバム2枚に収録されていますし、ライブバージョンは『EDGE OF THE KNIFE』のアレンジを元により盛り上がる演奏になっているのが最高です。
特にサビとアウトロのサックスの演奏がオシャレで素敵です。
また、ライブではサビの時に手を振るのが印象的です。

『ラストショー』は疾走感のあるメロディと、映像が眼に浮かぶかのような歌詞が印象的です。
歌詞もそうですし、アルバムジャケットには車が描かれていることから、車に乗って高速道路を走りながら聴きたくなりますね。
歌詞をしっかり読むと少しセンチメンタルな気分になりますが、これを明るく歌い上げる浜田省吾の魅力に溢れた曲となっています。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾の『ラストショー』の紹介でした。
ライブでも定番のこの曲はいつ聴いても盛り上がりますね。
サビで観客が一体となって手を振るのも印象的でしたし、またライブで聴きたい1曲となっています。

それでは、また。

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