『誓い』
こんにちは。
どうも、けこぜろです。
今回は2015年に発売された浜田省吾17枚目のアルバム『Journey of a Songwriter 〜 旅するソングライター』より、『誓い』について。
誓い
2015年に発売されたアルバム『Journey of a Songwriter 〜 旅するソングライター』は、前作から10年ぶりのオリジナルアルバムでした。
その間にはベストアルバムが3部作として発売されたり、2011年にはアリーナツアーも行われました。
この2011年のアリーナツアーは東日本大震災を経て決定的に変わりました。
以前まで歌っていた楽曲も、この震災をきっかけに歌っている意味合いも変わり、受け取る印象も大きく変わったのです。
そんな出来事を経て製作された待望のアルバムが『Journey of a Songwriter 〜 旅するソングライター』でした。
ファンにとっては待ちに待ったアルバムで、収録トラック数も17曲、収録時間は75分もの大作でした。
その音楽性もロックだけでなく、弾き語り、ダンス・ミュージック、ラップ、ヒップホップ、ワルツ、レゲエ、ドゥーワップ、R&B等多様なサウンドなのが特徴的でした。
1曲目の『光の糸』を始め、以前にも何曲か紹介してきました。
今回の『誓い』は、そんなアルバム『Journey of a Songwriter 〜 旅するソングライター』最後の曲です。
この曲を含めた最後4曲が重々しい曲のため、最近はこのアルバムを聴く機会は減っていました。
ですが、改めて聴くとやっぱり胸に刺さりますね。
『誓い』について、浜田省吾はインタビューで「病気と“闘った友”もいるし、自然災害や事故と闘って亡くなった人もたくさんいて、その“友”を悼む気持ちです。そして、いずれ自分も友に見送られる立場になる。そんな気持ちが“友よ”になっているんでしょう」と語っています。
僕自身初めてこの曲を聴いた時は震災を受けた別れの歌だと感じていました。
再会を誓う歌ですが、やっぱりどうしてもセンチメンタルな気持ちになってしまいますね。
この曲は2015年のホールツアー、2016年のアリーナツアーでも生で聴くことができましたが、毎回号泣してしまいましたね。
確かに重い歌ではありますが、改めて自分自身を奮い立たせるような気持ちにもなります。
盛大なアウトロが盛り上がる『君が人生の時…』と違い、短く余韻が残らない『誓い』のアウトロも意図しているそうで、これはこれでじーんと来ますね。
アルバムをリピート再生して、『誓い』の後にまた1曲目の『光の糸』に繋げたくなる、そんな気持ちになる曲です。
まとめ
こんな感じで、浜田省吾の『誓い』の紹介でした。
重い歌詞のアルバム最後の曲ですが、僕は好きな曲だと思っています。
素晴らしい楽曲です。
毎年今日この日になると色々と重い気持ちを思い出してしまいますが、それらを後世に伝えることこそが僕らの役目だと感じています。
僕自身仕事で子どもと接していますが、みんな震災後に生まれた子どもたちです。
その子どもたちに対してできるのは、自身の経験を語ることだと思っています。
忘れもしない出来事ですが、改めて思い起こす必要があると感じました。
それでは、また。