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『少年の心』

君は僕に懐かしいせつなさを思い出させる
失いかけていた少年の心を抱き寄せたくて
抱き締めたくてでもこのままで
いいのさ二人は

浜田省吾『少年の心』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は1990年に発売された浜田省吾12枚目のアルバム『誰がために鐘は鳴る』より、『少年の心』について。


少年の心

恋するにはあまりに身近で 男友達のように
ワインとふざけた冗談 車に積んで
ハンドルを君にあずけて 週末の街 後にして
学生だった頃のまま…海へと

君は君の失くした愛の痛手を
僕は僕の壊れた日々の暮しを
胸に抱いて 打ち寄せる波の音 耳を澄ませて
シートに身を沈めて 寄り添い眠った

倒れたワインボトルに 朝陽が弾け跳んでる
まだ静かな寝息たて眠ってる君の
柔らかなその表情を 見てたら
胸のあたりがきしんだ音をたてたよ… 微かに

このままそっと何もいわずに
傍にいるから
このままずっと触れないままで
傍にいるから

君は僕に懐かしいせつなさを思い出させる
失いかけていた少年の心を抱き寄せたくて
抱き締めたくてでもこのままで
いいのさ二人は

You are the one
You are the best friend And the best my love

君への愛 変わらない永遠に
You are the best friendin my life

このままそっと何もいわずに
傍にいるから
このままずっと触れないままで
傍にいるから

You are the one
You are the best friend And the best my love

浜田省吾『少年の心』

今回もアルバム『誰がために鐘は鳴る』に収録されている曲です。
この前『青の時間』と『サイドシートの影』の関係性について書いた後、母にそのことを話しました。
母なりの考察も話してくれましたが、ここでは割愛させていただきます。
そんな中新しい発見がありまして、それがこの『少年の心』も含めた3作品が繋がっているというものでした。

つまり、『青の時間』と『サイドシートの影』の2曲が続いているのではなく、その前に『少年の心』が含まれた3部作だというものでした。
確かに歌詞を見る限りそんな感じがしますね。
『少年の心』はそのタイトル通り、「君」との関係からかつて少年だった心を思い出させる、といった内容の曲です。
メロディといい歌詞といい、中々に切ない気持ちを思い起こされる楽曲ですね。
1996年のアルバム『ROAD OUT "TRACKS"』でリメイクされています。

『少年の心』では大人になった主人公が女性との出会いで少年の心を思い出すというものですが、さらに歳を取ってすれ違いを重ねて『青の時間』で別れ、『サイドシートの影』でその不在を噛み締めるというものですかね。
曲と曲の間にどのくらい時間が経っているかも、全て同じ女性であるかは分かりません。
ですが、それぞれの曲に繋がりがあると想像するのは面白いですね。
アルバム中でも3曲続けて収録されているので、きっと何らかの繋がりはあると思います。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾の『少年の心』の紹介でした。
久々にちゃんと聴きましたがいい曲です。
改めて聴くとやっぱり切ないですし、他の曲との繋がりを考えるのも楽しいです。

それでは、また。

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