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『いつわりの日々』

Good-bye darlin'
Good-bye my love
別々の夢
君は安らぎを 僕は 自由を

浜田省吾『いつわりの日々』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は1979年に発売された浜田省吾4枚目のアルバム『MIND SCREEN』より、『いつわりの日々』について。



いつわりの日々

愛の言葉を君にささやく
だけど今は意味などない
恋人達が そっと
夜のとばりの中で かわし合う
愛に満ちた言葉と どこか違ってる
傷つけ合わずに ただ過すだけ

Good-bye darlin'
Good-bye my love
いつわりの日々
背中をむけたまま眠る夜
Good-bye darlin'
Good-bye my love
別々の夢
君は安らぎを 僕は 自由を

愛を誓った白い教会の
鐘の音 今でも 聞こえるのに
僕のために作った
食事はさめてゆき 君は無口になり
君のために創った 愛の歌の歌詞さえ
今はもう僕には 思い出せない

Good-bye darlin'
Good-bye my love
途切れた愛の
理由を探してもわからない
Good-bye darlin'
Good-bye my love
苦しい時期を
二人寄り添って ここまで 来たのに

Good-bye darlin'
Good-bye my love
いつわりの日々
背中をむけたまま眠る夜
Good-bye darlin'
Good-bye my love
別々の夢
君は安らぎを 僕は 自由を

浜田省吾『いつわりの日々』

『いつわりの日々』はアルバム『MIND SCREEN』の5曲目。
1983年に発売されたセルフカバーアルバム『Sand Castle』でもリメイクされました。

『MIND SCREEN』を制作していた当時、浜田省吾は「曲は書けるが詞が全く書けない失語症のような状態」でした。
結局、締切が迫ってきても歌詞を書き上げることができず、全10曲中6曲を当時売り出し中だった女性作詞家が担当しています。
そのため、大々的に触れられることのないアルバムとなっており、ライブコンサートでも演奏されることもほとんどありません。
ライブで歌わないことについて、浜田省吾はこう語っていました。

作詞家の方達に書いてもらった曲は殆どステージで演奏していないのですが、それは歌詞が好きになれないということではなくて、どうしても歌詞を覚えることが出来ないんですよ(笑)。このアルバムを作って、はっきり分かったことは、やはり自分の言葉で歌を作らなければ、自分の歌にならないんだ…ということでした。

SHOGO HAMADA OFFCIAL WEB SITE

こんな思いから、『MIND SCREEN』は浜田省吾自身が歌詞を作ることの大切さを認識したアルバムとなりました。
ただし、作詞を担当していない曲についても、メロディに関しては自身でも認める出来映えとなっているそうです。

『MIND SCREEN』の中で浜田省吾が作詞を担当した楽曲は4曲あり、いずれもファンの間で根強い人気を誇る楽曲となっています。
以前紹介した『Good Night Angel』とかもそうですね。

『いつわりの日々』も浜田省吾の作詞によるものでしたが、僕がこの曲を認識したのは2018年のファンクラブコンサートでした。
歌詞を読めば分かる通り、結婚した男女の別れの歌となっていますが、非常に思い歌詞の曲となっています。
母の「絶望的に暗い歌だね」という評を忘れることができません。
その後2022年の武道館コンサートでも聴けることができましたが、相変わらず重い曲であるという印象でしたね。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾の『いつわりの日々』の紹介でした。
このアルバムを制作した当時、詩を書けなくて困り果てていた浜田省吾ですが、そんな中でも自身で作詞した曲は今でもライブで歌う楽曲となっています。
『いつわりの日々』もそんな曲となっており、浜田省吾らしさのある歌詞が本当に印象的です。
とにかく重い歌詞ではありますが、ただ重いだけではない深みがあるのがまたいいんですよね。

それでは、また。

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