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シングル『詩人の鐘』

鐘が鳴ってる 約束の地に 打ち上げられた罪を知る者に
鐘が鳴ってる 聖者のように 魂の声を聞く者に
闇を裂いて閃いてる 1999

浜田省吾『詩人の鐘』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は1998年に発売された、浜田省吾31枚目のシングル『詩人の鐘』について。



詩人の鐘

『詩人の鐘』は1998年12月2日にリリースされた、浜田省吾31枚目のシングルです。
1998年で3枚目のシングルとなり、1年間で3枚のシングルを発売したのは1981年以来の記録となっています。

詩人の鐘

『詩人の鐘』は、1990年に発表した12枚目のアルバム『誰がために鐘は鳴る』の収録曲を新たにリメイクした作品です。
歌詞の一部が変更されており、サビの「1999」の前の「やがて」が無くなりました。
90年代の初めと終わりで、やがて来るであろう世紀末というものが目前のものとなっていることを示しているかのようです。
また、原曲とはアレンジが大きく変わっており、このシングルバージョンはサイケデリックなサウンドに仕上がっています。
イントロから本当に衝撃を受けましたし、シンセサイザーの音からも漂う世紀末感がまたすごいです。
個人的には原曲よりもこのアレンジの方が好きですね。

この曲の持つインパクトや歌詞の意味など、発表された1990年当時よりも、1998年にリメイクされた頃の方が現実味を帯びている気がします。
90年代に入った頃、やがてくるはずだった1999年というものでしたが、あっという間に10年が経って現実のものとして迫っていたのです。
そしてそんな社会的な『詩人の鐘』の歌詞は、あの1999年から25年も経った今、2024年になっても未だに現実のものとして色褪せることなく聴こえてきます。
まさに社会に対する警鐘の鐘だったのですが、この頃からずっと鳴り響き続けているように感じていますね。

日はまた昇る

『日はまた昇る』は書き下ろしの新曲で、タイトルはアーネスト・ヘミングウェイの同名小説から来ています。
2001年8月22日発売15枚目のアルバム『SAVE OUR SHIP』とはバージョンが違います。
この曲は非常に歌詞が良くて、道に迷った時こそ聴きたくなります。

今でもライブの終盤に歌うことの多い曲で、この曲を聴くと何だか切ない気持ちになりますね。
海辺で聴きたい曲でもありますし、前向きな歌詞に元気づけられたりもします。
かなり感傷的になってしまう曲ではありますが、この曲に出会った頃からずっと好きな曲ですね。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾のシングル『詩人の鐘』の紹介でした。
やっぱりこの頃に出たシングルは幼い頃から繰り返し聴いていたので、非常に馴染みがある曲ばかりとなっています。
僕にとっての青春時代の楽曲とも言えますし、多感な時期をこれらの曲とともに成長してきました。
大人になった今でも変わらず好きでいられるのは、ひとえに浜田省吾の魅力があってこそですね。

それでは、また。

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