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『あの頃の僕』

もう誰も僕の心を
傷つけ引き裂くことはないよ
でも今は感じることも
出来ないあまりに難しくて

浜田省吾『あの頃の僕』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は1997年に発売された浜田省吾のセルフカバーアルバム『初夏の頃~IN EARLY SUMMER~』より、『あの頃の僕』について。



あの頃の僕

あの頃の僕といえば
両手に溢れるほどの
悲しみをもてあまして
一人朝まで踊ってた

あの頃の僕といえば
錆びついたバイクの上で
すれ違う少女みんなに
一人勝手に恋してた

もう誰も僕の心を
傷つけ引き裂くことはないよ
でも今は感じることも
出来ないあまりに難しくて

もう誰も僕の心を
傷つけ引き裂くことはないよ
でも今は感じることも
出来ないあまりに難しくて

あの頃の僕といえば
悲しみの理由など知らず
何もかもに噛みついては
ウォウウォ イェイイェ歌ってた
何もかもに噛みついては
ウォウウォ イェイイェ歌ってた
ウォウウォ イェイイェ歌ってた

浜田省吾『あの頃の僕』

『あの頃の僕』は浜田省吾のアルバム『初夏の頃~IN EARLY SUMMER~』の4曲目。
元々は1978年の5枚目のシングル『涙あふれて』のB面として収録されていました。

スローなテンポで、若者ならではの悩みが歌われています。
若者特有の焦りも感じますが、浜田省吾らしいリアルな感情が歌に込められています。

長らくアルバム未収録の曲でしたが、1997年発表のアルバム『初夏の頃 〜IN EARLY SUMMER〜』にてようやくリメイクされて聴くことができるようになりました。
そのため、僕も『初夏の頃~IN EARLY SUMMER~』のリメイクバージョンしか知りませんでした。
今となってはApple Musicでもシングルが聴けますが、これが聴けるようになったのは割と最近でしたね。

また、『あの頃の僕』はコンピレーションアルバム『SLOW DOWN』にも収録されていました。
このアルバムは1970年代に発表した楽曲のうち、スローな楽曲を中心に構成されたものでした。
音源としては当時シングルなどで既に発表したもので、新たに再録音した楽曲はありませんが、2枚目のシングル『愛のかけひき』のB面の『キャンパスの冬』、5枚目のシングル『涙あふれて』のB面『あの頃の僕』など、この『SLOW DOWN』でしか聴くことができないテイクが含まれていました。

SLOW DOWN』は1980年にカセットテープ、1995年にMDでリリースされました。
どちらも今となっては聴くことが難しいメディアですね。
僕の母はカセットテープでこのアルバムを持っていましたが、今僕の家でカセットテープを聴けるコンポはありません。
また、今現在この『SLOW DOWN』は廃盤となってしまいました。

ですが、2018年にはファンクラブイベントグッズ『100% FAN FUN FAN 2018メモリアルブック』附属CDとして受注限定発売されました。
この激レアなアイテムはもちろん購入しましたし、お陰で『SLOW DOWN』のCD版を所持することができています。
改めて考えるとラッキーでしたし、ここで『あの頃の僕』のシングルバージョンを聴くこともできました。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾の『あの頃の僕』の紹介でした。
若者らしい悩みを感じられる楽曲で、長らくアルバムには収録されていなかった曲でした。
そんな背景も含めてかなり印象的な楽曲ですね。

それでは、また。

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