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『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』クリアしました(ネタバレあり)
手と手をつなぐ。
こんにちは。
どうも、けこぜろです。
今月12日に待ち望んだ『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が発売されました。
毎日数時間ものプレイを重ね、ようやく昨日クリアすることができました。
noteの方にもネタバレを含まないよう、ざっくりふわっとした感想を投稿しました。
ですが、本当に語りたいのは物語の本質に関わる内容ですね。
特に今作はストーリーがものすごく良くて、最後までのプレイで印象に残ったものが幾つもありました。
それについても語りたいですし、クリアしたことでようやく自分の中でもネタバレ解禁となりました。
自由に情報を集めることができるので、まだまだ未踏の世界をどんどん探索して行きたいですね。
また、今作『ティアーズ オブ ザ キングダム』のゲーム自体の遊びの幅は本当に広いですね。
前作同様に祠1つを攻略するにしても、その攻略法も1つではありません。
正攻法から工夫を凝らしたもの、意外な解法だったり予想外すぎるものなど、SNSでも様々な人がキャプチャーした物を投稿しています。
どれも面白いですし、発想力次第では驚くようなこともできますね。
本当に最高のゲームでしたね。
思ってたのと違う......! #ゼルダの伝説 #TearsOfTheKingdom #Zelda #NintendoSwitch pic.twitter.com/YKTMW1lc1z
— けこぜろ / ke-ko0 (@xero613) May 12, 2023
ということで、今回は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』をクリアした感想をネタバレ込みでまとめます。
ゲームプレイについて特に不満はないので、ストーリーを振り返りつつ感想をまとめようと思います。
ゼルダをさがして
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今作のストーリーに関わる「メインチャレンジ」。
これを進めると物語は進行して行きます。
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『ティアーズ オブ ザ キングダム』の物語としては、天変地異の起こるハイラルの調査中、謎のミイラの攻撃によってマスターソードは砕け、リンクは右腕を負傷します。
ゼルダは地の底へと落ちて行方不明になり、さらにハイラル城は宙に浮いてしまうのです。
空島で目覚めたリンクは右手で不思議な力を使えるようになっており、新しい力を活用しつつハイラルの大地へ帰還。
ハイラル城下町にできた、天変地異を調査する本部「監視砦」を拠点にゼルダの行方を探しつつ、各地方の異変を調査して行くのです。
大まかな流れはこんな感じですがプレイヤー次第となっており、ゼルダを探さなくても、異変を調査しなくても構いません。
好きにハイラルの大地、空に浮かぶ島々、地底の奥にある遺跡に赴いて良いのです。
自由なプレイができるのも魅力ですが、前作同様一刻も早くゼルダを見つけたいと思える要素がありました。
それがメインチャレンジ「龍の泪」でした。
こちらを進めることでゼルダの動向を知ることができるのです。
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ここで明らかになったのは、ゼルダは時を超えてハイラル建国の時代に遡ってしまったというものでした。
そこでゼルダは時の賢者として、ハイラル初代国王ラウルと王妃ソニア、風、炎、水、雷、魂の賢者らとともに、魔王ガノンドロフと戦っていたのです。
ただ魔王の力は強大で倒すことが叶わぬため、ラウルはその身を犠牲にして封印し、ゼルダは遠い未来で魔王を倒すため、賢者たちにはその子孫に剣士リンクの力となることを誓わせます。
そしてゼルダ自身は、未来より時間を超えてきたマスターソードを再生させるため、人の姿を永遠に捨てて白龍となってしまったのです。
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こうして遥かなる時間をかけて復活したマスターソードを手に入れたリンクは、各地方の異変を調査する過程で賢者の子孫たちの力を目覚めさせます。
この賢者の子孫たちは、前作の英傑の子孫たちだったのです。
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4人の賢者を目覚めさせる過程で、それぞれ風、炎、水、雷の神殿の攻略がありました。
場所も空や地底、大地にあったりとたどり着くまでにそれなりの冒険がありましたし、神殿の攻略も中々に個性的で面白かったです。
神殿内の攻略法も簡単なものもあれば、少し頭を悩ませるものもありましたし、ボス戦もシリーズのボスを思わせるものもいたりしてテンションが上がりました。
また、それぞれの攻略順は自由でしたが、次の目的地として風、炎、水、雷と進むようにアドバイスをもらったりもしました。
この動線が前作にはないものでしたが、個人的にはかなり良かったです。
オープンワールドのゲームとして、目的地が複数あったりしてちゃんと定まっていないと、どこに行けばいいのか困ることがあります。
それを解消してくれたこの工夫には助かりましたね。
さて、こうして4人の賢者を目覚めさせましたが、宙に浮いたハイラル城にゼルダの姿がありました。
持てる力を使ってハイラル城に行きましたが、そこにいたゼルダは偽物、魔王の幻影でした。
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ゼルダを探す必要もありますが、魔王の復活も目前となっていました。
ガノンドロフによって魅せられた過去の記憶を振り返ると、もう一人賢者がいたことに気が付きます。
手がかりを求めて地上、空、地底と探索した末、5人目の賢者を目覚めさせることができました。
5人目の賢者を目覚めさせる場所では、中々に工夫を強いられましたね。
大変でしたが楽しかったです。
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5人の賢者は探索中にも力を貸してくれますし、これで決戦の準備が整いました。
他のチャレンジを進めていたお陰で魔王の居場所も分かっています。
マスターソードを手にハイラル城の地底最深部に向かいます。
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今作は一貫してゼルダを探すことを主軸に置きつつ、復活した魔王との決戦に向けて賢者たちを目覚めさせ、空や地底にまで及ぶ大冒険が繰り広げられました。
遊びの幅は本当に広がっており、前作以上に人それぞれのプレイができましたし、様々なところへの寄り道が楽しくなっていました。
寄り道の内容が本当に濃いものの、ストーリーも本当に気になるためどんどん進めたくなります。
ゼルダが人姿を捨てたことには本当にショックを受けましたが、最後の最後に元に戻れて本当に良かったですね。
長いスタッフロールの後、メインチャレンジを全てクリアしているとエンディングが追加されるようです。
僕は最初のクリアの時点で全てクリアしていたので、そのままムービーが流れました。
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「続編のアタリマエを見直す」
改めてインタビューを読み返すとグッときますね。
昨日のネタバレなし感想でも触れましたが、今作は前作の続編ということで、同じキャラクターやロケーションが登場します。
前作では滅びたハイラルを冒険していたため、人の往来は少なく、それぞれの集落でひっそり暮らしているような印象でした。
それが今作では様々な人たちが集まる場所ができていたり、それぞれの集落には新しい問題は生まれていたり、新しい世代が活躍しようとしていたり、大きな変化がありました。
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「ゼルダのアタリマエを見直す」前作は型破りで本当に新しい『ゼルダの伝説』でした。
これまでとは全く違う『ゼルダ』となっており、最初から最後まで本当にワクワクしながら遊ぶことができました。
今作もそんな前作と同じ部分もありますが、逆に従来の『ゼルダの伝説』っぽさも感じられる作品となっていました。
それこそダンジョンも神獣操作が無くなってシンプルになりましたし、賢者たちが出てくるのも『時のオカリナ』っぽさがありました。
前作と全く同じ舞台、同じキャラクターが登場するに関わらずものすごく新鮮に感じられる世界になっていましたし、これまた本当に素晴らしい作品となっていました。
音楽に関しては前作と同じ曲や効果音が使われる場面もありましたが、新しい曲も中々に良かったです。
と言っても環境音のごとく自然に流れるため、これが良かったというのはまだサントラを聴き込まないと言及することはできません。
ただ物語終盤で『ゼルダの伝説メインテーマ』が流れたのはものすごく『ゼルダ』っぽくて最高でした。
近年の作品では無かった要素が復活していましたね。
魔王ガノンドロフ戦では前作の厄災ガノン戦の曲が使われていましたし、トレーラーや公式ホームページで印象的だった今作のメインテーマは、ゲーム最終盤で初めて作中で流れました。
待たされた分感動も凄かったですね。
クリアするまでそれなりに寄り道をしてしまいました。
約85時間かけてクリアすることができましたが、クリア後に確認できる達成率は47.55%。
半分も行っていません。
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ただ今後もまだまだ遊べると思えるとワクワクしますね。
クリア後は冒険手帳でチャレンジのクリア数も確認できます。
前作には無かった要素ですがこれは便利ですね。
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発売からまだ1ヶ月も経っていませんが、間違いなく今作は今年出たゲームの中で最高峰のものとなります。
いや、これまでに出たゲームの中でも1番かもしれません。
インパクトとしては前作の方が強いですが、正統続編としてここまで面白い作品は本当に珍しいです。
ボリュームアップの仕方もとんでもないですし、クリアして終わるには勿体無い作品です。
隅々まで探索してみたいと思えますし、できることがまだまだあるというのも嬉しい限りです。
素晴らしい作品に出会えて、毎日楽しむことができて本当に良かったです。
ありがとうございました。
まとめ
こんな感じで、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』をクリアした感想をネタバレありでまとめました。
振り返ってみて感じるのは、やっぱり今作はストーリーが最高でしたね。
前作同様キャラクターたちは魅力的でしたし、前作と同じハイラルを冒険することができて本当に楽しかったです。
クリアはしましたが、まだまだ『ティアーズ オブ ザ キングダム』で遊びます。
遊び尽くすことができないほどのボリュームが待っています。
楽しみですね。
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それでは、また。