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パラレルワールドにマルチバースとタイムトラベルを添えて

面白い科学の話は、全部ドラえもんで学んだ。

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

先日機会があって『映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~』を観ることができました。
個人的にドラえもんの大長編でも屈指の名作だと思っているのですが、この作品ではパラレルワールドを題材としています。
何が面白いかは後述しますが、パラレルワールドというものに初めて触れたのはドラえもんがきっかけでしたね。

そして最近流行ってますよね、マルチバース。
それこそアメコミの世界の中だけだと思ってましたが、最近は様々なメディアでもこの設定を取り入れてくるようになりましたね。
有名なものだと未履修ですがDCコミックのドラマや、最近では『スパイダーマン』を初めとするMARVELコミックの映画やドラマ等でもこのマルチバース化が進んでいますね。

今回はそんなパラレルワールド、マルチバースについて考えてみたいと思います。
ついでにタイムトラベルも。
そしてこれらを題材とする映画も紹介したりしちゃいます。


パラレルワールドとマルチバースとタイムトラベル

パラレルワールド(Parallel universe, Parallel world)とは、ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を指す。 並行世界、並行宇宙、並行時空とも言われている。

Wikipedia

多元宇宙論(たげんうちゅうろん、英: multiverse)とは、複数の宇宙の存在を仮定した理論物理学による論説である。物理的に観測不可能な様々な事象を数学や物理学を元に理論構築し、既知の観測や観察とともに予想された物理理論の一つである。

Wikipedia

どちらも本質的には同じもので、ただ呼称が違うだけな印象です。
自分の視点で観測した時にはパラレルワールド、第3者の視点で見るとマルチバースって感じですかね。
似ているけど説明が難しいです。

タイムトラベル(英語: time travel)は、SF文学や映画などのフィクション作品の題材として用いられる表現であり、通常の時間の流れから独立して過去や未来へ移動すること。

Wikipedia

これもよく聞く用語ですよね。
主にドラえもんで。
ひみつ道具のタイムマシンを使って過去や未来に移動して、事件を起こしてはその解決に苦労したり。
フィクションの世界でよくある話としては「過去を改変することで歴史が変わり、現在にも影響が出る」というものですよね。


タイムトラベルとマルチバース

タイムトラベルはかなり有名な題材ですが、タイムトラベルと言ったら『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ですよね。
タイムマシンに改造したデロリアンで過去に飛び、現在に戻るべく主人公マーティが頑張る話です。
過去での自身の両親との出会いにより歴史が変わり、現在の自分の存在が消えかかってしまうのにはハラハラしましたね。
大好きな映画です。

ただここ数年でタイムトラベル観が大きく変わった出来事がありました。
2019年の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』内で描かれていたタイムトラベルです。
アベンジャーズのメンバーが現在、未来を変えるために過去に飛ぶのですが、過去を改変することでもちろんその後の歴史は変わってしまいます。
しかしながら歴史の変わった世界は別の新しい世界として分岐し、現在とは別の世界になってしまうのです。
自分でも何を言っているのかわからなくなってますが、「過去に戻って歴史を変えても現在は変わらず、変えた過去から続く世界はマルチバースになる」といった感じです。

つまり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマーティが過去に戻って歴史を変えたところで、マーティの存在が消えることはないのです。
変えてしまった歴史から派生する別の世界が出来上がるだけなのです。

衝撃でしたね。
あのタイムトラベルを題材にした名作がデタラメだったとは。
どちらもフィクションの世界ですけどね。


パラレルワールドを題材とした映画

ということで、ここからはそれぞれを題材とした映画について紹介します。
なるべくネタバレしないように頑張ります。

『映画ドラえもん のび太の魔界大冒険』(1984)

空想の世界を実現させる、「もしもボックス」で創りだされた魔法世界。そこで、ドラえもんたちは、魔学博士の満月とその娘美夜子に出会う。なんと、魔法世界の地球は、魔界の悪魔に狙われていた!

Prime Video

「もしもボックス」を使って魔法の世界を作るというのが話の根幹です。
若干ホラーな描写があって子ども心には怖かった思い出があるのですが、冒頭から登場するのび太とドラえもんの石像の伏線が回収されるところは感心しましたし、最強の助っ人による禁じ手な解決策には驚きました。
終盤のこの辺りの展開は見事としか言いようがありませんね。

『映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~』(2007)

「もしもボックス」でのび太くんが作り出したのは、魔法(まほう)が使える世界。そこでは魔界(まかい)星による地球しんりゃくがたくらまれていて…!

Prime Video

上記の作品のリメイクです。
最近のドラえもんの映画は作画が実にいい。
先日観ましたが多少の改変はあったものの、割と現代的にリメイクされていたのが面白かったですね。
話の流れも大きくは変わっていませんし、やっぱり個人的には大好きな作品です。


マルチバースを題材とした映画

『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)

スパイダーマン、死す―― スパイダーマンことピーター・パーカーの突然の訃報により、ニューヨーク市民は悲しみに包まれる。13歳のマイルス・モラレスもその一人――彼こそがピーターの後を継ぐ“新生スパイダーマン”だが、その力を未だに上手くコントロール出来ずにいた。そんなある日、何者かにより時空が歪められる大事故が起こる。その天地を揺るがす激しい衝撃により歪められた時空から集められたのは、スパイダー・グウェン、スパイダーマン・ノワール、スパイダー・ハム、そしてペニー・パーカーと彼女が操るパワードスーツ。彼らは全く別の次元=ユニバースで活躍する様々なスパイダーマン達だった。

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マルチバース入門は間違いなくこれ。
ビジュアル的にもストーリー的にも最高傑作です。
色々な世界のスパイダーマンがいて、それが一堂に会するなんて最高でしたね。
原作コミックの『スパイダーバース』もオススメです。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2022)

ピーターがスパイダーマンだという記憶を世界から消すために、危険な呪文を唱えたドクター・ストレンジ。その結果、このユニバースに、ドック・オク、グリーン・ゴブリン、エレクトロ、サンドマン、リザードといった強敵たちを呼び寄せてしまう。マルチバースが現実のものとなってしまい、次々とスパイダーマンに襲い掛かるヴィラン達。その脅威は、恋人のMJ、親友のネッド、さらにはメイおばさんにまで。このユニバースを守り、愛する人達を守るために、最大の危機に晒されたピーターに突き付けられる<選択>とはー。

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過去のスパイダーマン映画から、多数のヴィランが大集合。
以前感想も上げましたが、歴代スパイダーマン映画最高傑作です。
何度観ても泣きます。

タイムトラベルを題材とした映画

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)

変わり者のドク・ブラウン(クリストファー・ロイド)が造り上げたデロリアンのタイムマシンで1955年にタイムトラベルしてしまったティーンエイジャーのマーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)。そこでマーティが直面するハプニングにより彼自身の未来が消えてしまう危険にさらされ、そうなると彼は未来に帰れなくなってしまう。

Prime Video

説明不要の名作。
古い映画ですが、今観てもめちゃくちゃ面白いです。
PART2、PART3と3部作全部が本当に面白い作品です。
めちゃくちゃおすすめ!

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)

最凶最悪の敵サノスによって、人類の半分が消し去られ、最強チームアベンジャーズも崩壊してしまった。はたして失われた35億の人々と仲間を取り戻す方法はあるのか?大逆転の確率は、1,400万605分の1…。わずかな希望を信じて再び集結したアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーたちに残されたのは、最強の絆だけ──。今はここにいない仲間のために、最後にして最大の逆襲が始まる!

Prime Video

これまでの人生で観た映画の中で1番の作品。
シリーズ22作目なのですが、是非とも全作品を観た上で観ていただきたい最高の作品ですね。
個人的には今後これを超える映画はないものだと思っています。
映像を観ても、音楽を聴いても、セリフを思い出しただけでも涙が溢れてきます。



思った以上に長くなってしまいましたが、パラレルワールドとマルチバースとタイムトラベルは触れておきたいと思っていました。
これらを題材とした傑作映画はまだまだありますが、取り急ぎ自分の観た映画で良かったものを2つずつピックアップするという形での紹介となりました。
またこうして映画の話もしていきたいと考えています。

それでは、また。

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