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『君に会うまでは』

愛したことなど 一度も無かった
こうして君に会うまでは

浜田省吾『君会うまでは』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は1977年にリリースされた浜田省吾2枚目のアルバム『LOVE TRAIN』より、『君に会うまでは』について。



君に会うまでは

腕組み歩くよ 夜の町 二人
踊り疲れて 少しだけ お酒も飲んで
最終電車に 遅れないように
いつもは もう駅への道を歩いている頃なのに

今夜は そっと時計を君はバッグにしまい
僕も気付かない振りで どこまでも 歩くよ

古い橋の上から 電車が行くのを見ている
少し 震える君の肩先“僕のセーターかけなよ"

君に恋して気付いた 僕はまだ子供だと
それとも 初めて自分を 見つけたのかな

またひとつ町の灯り 消えてゆくよ
愛したことなど 一度も無かった
こうして君に会うまでは
愛したことなど 一度も無かった
こうして君に会うまでは

浜田省吾『君に会うまでは』

『君に会うまでは』はアルバム『LOVE TRAIN』の3曲目。
先行シングル『LOVE TRAIN』のB面曲で、浜田省吾が自身の結婚式で歌ったそうですね。
浜田省吾らしさのあるラブソングで、歌詞が素敵でロマンチックな楽曲となっています。
1983年の『Sand Castle』でリメイクされていますし、2006年のベストアルバムにも収録されています。
ライブでも度々歌われていますし、ファンからの人気の高い1曲となっています。

個人的な発見だったのが昨日紹介した『Till There was You』との類似点です。

この曲はミュージカルの劇中歌なのですが、ビートルズによるカバーが有名な曲でもあります。
歌詞が結構ロマンチックで素敵なのですが、浜田省吾の『君に会うまでは』と非常によく似たストーリーでもありました。
恐らく浜田省吾はこの『Till There was You』を元に『君に会うまでは』を書いたのではないかと思っています。
洋楽好きな浜田省吾らしさがありますね。

浜田省吾のラブソングは完成度が高いものが多いのですが、恋愛感情の負の側面を切り取ったものもかなり評価されています。
今回の『君に会うまでは』はどちらかと言えば明るい方のラブソングでして、歌詞からイメージできる描写が非常に素敵なものとなっています。
歌詞だけ読んでも本当に素敵だと感じられますし、これこそがソングライターとしての浜田省吾の魅力でもありますね。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾の『君に会うまでは』の紹介でした。
歌詞もメロディも素敵なラブソングで、ファンの間でも人気の高いバラードとなっています。
洋楽の『Till There was You』とも似通ったところもありますし、浜田省吾初期の曲ながら今聴いてもなお素晴らしい楽曲ですね。

それでは、また。

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