ダブルタップがApple Watchを大きく変えた
これがない機種にはもう戻れません。
こんにちは。
どうも、けこぜろです。
2020年1月からApple Watchを使うようになったのですが、先日、僕にとって4機種目となるApple Watch Ultra 2を購入しました。
第1世代のApple Watch Ultraを2年使っての移行となりましたが、ブラックチタニウムという本体色に大きく惹かれたこと、仕事の方でも面接に合格して来年から生活も大きく変わることから、自分としてはいいタイミングでApple Watchを替えることとなりました。
ですが、その一方でApple Watch本体に付属するバンドのサイズを間違えてしまい、非常に楽しみにしていたバンドが使用できないという状況にも陥りました。
かなり落ち込んだりもしましたが、これをバネにいずれ購入しようと思っていたブラックのバンドを買い揃えたりもしちゃいました。
お陰でApple Watch Ultra 2を楽しんで使用するできるようになりましたね。
ということで、今回はそんなApple Watch Ultra 2を使用して便利に感じた「ダブルタップ」について。
watchOS 10.1で追加された昨年の機能ではありますが、僕は今になってようやく使うことができるようになりました。
新機能ダブルタップ
ダブルタップは2023年10月26日にリリースされたwatchOS 10.1で解禁されたApple Watchの新機能です。
人差し指と親指をダブルタップすることで、電話に出たり、メッセージに返信したり、スマートスタックを表示してスクロールしたり、対応するアプリをスクロールしたりといった操作を実行することができます。
ただし、対応しているモデルは以下の3機種のみとなっています。
Apple Watch Series 9
Apple Watch Series 10
Apple Watch Ultra 2
まさに最新機種でしか使えない機能であるため、僕も一昨日までは使うことができないものでした。
これまでにない機能であるため、無ければ無いで特に不便さは感じていませんでしたね。
アクセシビリティの方で似たようなジェスチャもありましたし。
ですが、Apple Watch Ultra 2に替えたことで使えるようになり、これが非常に便利で驚いています。
ダブルタップの詳しい解説については、僕にとってお馴染みApple Watch Journalさんの動画が分かりやすくて最高です。
ダブルタップが使えるかどうかはそのシチュエーションによって異なりますし、どういう感じに機能するかはまだ実行してみないと分からないところがあります。
一応設定の方では「再生」と「スマートスタック」の挙動について変更できるようにはなっていますね。
また、ダブルタップに対応していないアプリもまだ数多くあるため、使い道というのはかなり限定されてしまっています。
例えば割と頻繁に使用する「ワークアウト」のアプリも対応していなかったりします。
AssistiveTouchのように、ワークアウトの一時停止とか再開とかでもできそうですけどね。
スマートスタックとの組み合わせが最強
様々な状況に対応できていたAssistiveTouchと比べると、どうしてもダブルタップはできることが制限されている印象があります。
最新機種でしか使用できなかったり、通知が来ても順送りしないと閉じれないみたいな融通の効かなさがありますし。
ですが、ダブルタップが真価を発揮するのは文字盤上での操作です。
腕を上げた状態でダブルタップのジャスチャをすると、スマートスタックを開くことができるのです。
たったそれだけではあるのですが、これが本当に便利なのです。
というのも、これまでスマートスタックを開くには文字盤を下から上にスワイプしたり、Digital Crownを上に回す必要がありました。
つまり、スマートスタックを確認するには両手での動作が必要だったのです。
これをApple Watchを着けた腕のダブルタップという動作1つで開くことができるので、実質的には片手で操作することができるのです。
正直なところ、ダブルタップが無くても問題はありません。
ですが、一度片手での動作を知ってしまうともうこれまでには戻れないですね。
スマートスタックはコンプリケーションの代わり
スマートスタックについては今年の5月に感じたことを書いています。
当時は知ったかぶりで色々書いていましたが、正直なところこれ以降も使いこなせているとは言えないままでした。
今回Apple Watch Ultra 2に替えてダブルタップのジャスチャが解禁されましたが、これをきっかけに僕自身もスマートスタックというものを見つめ直してみました。
そこで出た結論ですが、このスマートスタックはコンプリケーションの代わりとして使用するのがベストということです。
僕はこれまで複数のコンプリケーションを置ける文字盤を愛用してきました。
文字盤を見れば一通りの情報が得られるのですから、これはスマートウォッチとして最適な使い方をしていると言えます。
ですが、Apple Watchの魅力の1つには豊富なデザインの文字盤があります。
中にはコンプリケーション自体を置けないものもありますし、そういった文字盤を使用する際に便利なのがスマートスタックなのです。
スマートスタックには様々なウィジェットを置けますが、ここに普段コンプリケーションとして置いているアプリを入れておけばその代わりになるのです。
そしてそれを簡単に確認できるダブルタップが実に素晴らしい機能なんですよね。
ダブルタップでスマートスタックを簡単に確認できるため、これまで固定化されつつあった文字盤のバリエーションも増えていきそうです。
watchOS 11で追加された「フラックス」や「リフレクション」、デザインが大きく変わった「写真」などが使えますし、これらを使用していてもダブルタップでスマートスタックを起動すれば多機能文字盤と同様に使用することができます。
腕を持ち上げる動作とダブルタップも組み合わせられますし、これまで以上にApple Watchの使い方が便利になっていきますね。
まとめ
こんな感じで、Apple Watch最新機種でのみ使えるダブルタップについての印象でした。
機能追加から1年近くが経っていますが、使用できる状況は未だ限られているように感じます。
ですが、その真価を発揮するのがスマートスタックの起動という場面でした。
両手を使わなくてもApple Watchを操作できるのは本当に素晴らしいですし、これまで使いづらかったシンプルな文字盤も、コンプリケーション盛り盛りの文字盤と同様に使用することができます。
これだけでダブルタップが使える機種に替えて良かったと思えますし、もうこれが無いApple Watchは使えませんね。
それでは、また。