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2024年エリザベス女王杯回顧 スタニングローズ復活など


◆結果

1着 消 スタニングローズ 牝5 C.デムーロ騎手
2着 ▲ ラヴェル 牝4 川田将雅騎手
3着 消注 ホールネス 牝4 坂井瑠星騎手
4着 消注 シンリョクカ 牝4 木幡初也騎手
5着 ◎ レガレイラ 牝3 C.ルメール騎手
6着 消注 ライラック 牝5 石川裕紀人騎手
7着 ○ サリエラ 牝5 ムーア騎手
10着 △ シンティレーション 牝4 マーカンド騎手
11着 ★ キミノナハマリア 牝4 鮫島克駿騎手
16着 △ コンクシェル 牝4 岩田望来騎手
17着 消注 ハーパー 牝4 武豊騎手

◆感想

▲ラヴェル複勝にしておけば良かったです。買うか迷ってやめました。川田騎手は結果的にはレガレイラを蓋しつつ最後外に出して好走に導いていました。2歳時リバティアイランドに勝った馬として意地見せました。
スタニングローズは…世界的名手C.デムーロ騎手が乗るとこうまで違うのかという衝撃と萎え。ただ勝つだけで無く勝ち方が強すぎて意外でした。
調子は微妙とはいえ実績は本来上位であり、好調クリスチャンが乗るとさらに人気するので、信頼性との期待値すり合わせで考えると消したくなる馬でした。
鞍上以外は人気するなら嫌っていい要素が多かったのですが、結局鞍上がいいからって安易に買う人が当たる結果で決まると、なんだかなという気分になりますね。
やっぱりジャパンカップもチェルヴィニア(ルメール)とジャスティンパレス(Cデムーロ)ですかね…。
ホールネスは消したとはいえ人気馬で当然有力とは思っていて、ただこの混戦模様で信頼するほどでもないと思いました。
シンリョクカもサトノダイヤモンド産駒で京都合いそうで気にはなってはいましたが、4着ですがさすがのところを見せました。
◎レガレイラはスタートは出ていい感じで位置を取れていて、ここはさすがルメール&レガレイラという所を見せて勝つのかなという道中でしたが伸びず。
道中馬群の中で出られず、直線では無理に馬群を割ろうとして窮屈になって、伸びを欠いたのはその影響もあると思います。
まあ無理があったとはいえ、仮にそこでスムーズに加速できていたら2着はあったと思いますが、1着は際どくなったとしても届かなかった可能性が高いように思います。
全レース上がり最速記録も今回で途絶えてしまいました。
ライラックも近走不振とはいえここで好走するかもと思えてきて最後まで迷いました。
○サリエラは位置が後ろで上がり最速も末脚届かず。ただ3~6着とは僅差に伸びてはきていたので、どこかでG1好走するポテンシャルはあるはずに思えるのですが…。
あとムーア騎手もJCのオーギュストロダンのために無理はしないというのもあったかもしれません。終わった後に思い出してしまいますね。
△シンティレーションはいい感じで4角を回ってきていたもののコンクシェル、レガレイラらの影響を受けて、最も大きな被害を受けていたように思われます。
△コンクシェルは直線の進路でシンティレーション、レガレイラの邪魔をする形となりました。足りませんでした。
ハーパーは消しましたが、今年秋すでに京都G1で2回人気薄好走させてきている武豊騎手が乗るので少し怖さはありました。スタートから出していったのを見て少し期待しましたが沈みました。最後にレガレイラとぶつかったことでというのもありますが、走る気がなくなってる印象です。

レガレイラは現状だと能力はあるもののハマらないと難しい感じですね。かといってやっぱり能力は無いわけじゃないので次走以降もやはり軽視できません。ただ牝馬限定でも展開次第という所を考えると牡馬混合に出てきた時は軽視した方がよさそうな印象です。
一方の勝ったスタニングローズもここまで快勝できるとは驚きです。次走以降の評価が難しくなりそうですが、牝馬でクラブの5歳なので引退ですかね。

◆余談

レガレイラのルメール騎手の馬群を割る騎乗が危険騎乗で賛否両論ですが、もちろん危険騎乗はよくないのですが、ルメール騎手は第一人者であり今年も落馬して負傷も経験しているのにリスクを怖がらず馬を勝たせようとしてくる勝負根性が欧州騎手ならではという執念を個人的に感じたりもしました。
特に日本人騎手は能力ある馬に乗っていても馬群やリスクを避け、それで仕掛けや勝負所が遅れて負けて強しレースの量産につながってる印象です。
まあ人馬の安全第一が一番なので、批判は当然なのですが。

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