2024年凱旋門賞回顧
◆結果
結局は予想通り3歳馬と牝馬が強かったですね。馬券は当たったので良かったです。
アルリファーはもうちょっと見せ場があるかと思いましたが、今回は先行が有利でした。ただ、終いの脚も手応えがなくなっていたのでシンエンペラー&アルリファーが先行できていても、3着以内は難しかった内容に見えました。アルリファー武豊騎手はスタートが良ければ先行したかったと言っていました。
凱旋門賞は基本的に今昔問わず斤量優位の3歳馬と牝馬が強く、特に2023年のような高速馬場、良馬場だとその傾向がさらに顕著になり、道悪だと古馬の好走が増えるのですが、重馬場になっても結局牝馬と3歳馬でした。
アルリファーは母系は凱旋門賞や道悪ロンシャンに向いているものの、父系がスピードに寄っている点が不安視されていましたが、結局はそれが出てしまいました。パリロンシャンは改修後道悪の時はさらにパワーとスタミナが要求されやすくなっている印象で、タイトルホルダーのような「道悪適性も十分盛っておきました」くらいでは足らず「道悪の鬼の器にスピードも足しておきました」くらいでないと足らなくなってる印象です。
シンエンペラーは全兄が不良馬場で優勝、重馬場でも3着と凱旋門賞好走していて、自身も前走アイリッシュチャンピオンSで好走し欧州適性を見せましたが、馬場というよりも力負けか、距離が長い印象です。
日本では2400でも足りるとは思いますが、欧州では2000前後までなのかもしれません。
アイリッシュチャンピオンSは不調でありながら好走した一方、今回は絶好調ということだったので頑張ってくれるかと思いましたが予想以上に走れませんでした。
ニエル賞負けるまでは1番人気候補とも目されていた仏ダービー馬ルックドゥヴェガは個人的にも軽視しつつも重馬場の仏ダービーでソジーに勝っているので一応紐に入れてましたがシンエンペラー以上に惨敗し3歳馬で最下位のふがいない結果でした。
昨年5着に健闘した日本産馬で日本馬ハーツクライ産駒のコンティニュアスは今年は殿負け。昨年とは真逆の適性が要求されるレースだったことを如実に表す結果になりましたし、あとは昨年は高速馬場かつ3歳馬だったので健闘できたという所もあるでしょう。