BCターフ優勝馬のジャパンカップ成績~オーギュストロダン(2023優勝)出走
◆ジャパンカップ出走したBCターフ優勝馬の成績
思ってたほど成績は良くない、ように見えますが、
2着の1頭、1993年2着コタシャーンは鞍上のデザーモ騎手がゴール板を勘違いし立ち上がり、追うのを一旦やめてしまった影響もあり、勘違いしていなければ勝てた可能性があります。(個人的には追っても届かなかったと思います)
また、1992年10着フレイズはBCターフを優勝した全盛期でなく、2年後BCターフ11着の晩年のJC参戦であり、凡走も仕方ないという状況。
海外馬のジャパンカップ善戦、健闘すら少なくなった現代、2007年以降では最高着順4着の2009年コンデュイットはBCターフ連覇しているので、欧州より日本にコース形態や芝の適性が近いアメリカのBCターフで優勝できる馬ならばジャパンカップに通用する可能性を今でも多少は期待できるのではと思われます。
ブリーダーズカップは開催競馬場が持ち回り方式ですが、基本競馬場に関係無く優勝馬からJC好走馬は出ていて、一応ガルフストリームパークとローンスターパークでの勝ち馬は凡走してますが、1例のみのため相関性は不明、2024年ジャパンカップ出走の2023年BCターフ優勝馬オーギュストロダンと同じサンタアニタパークでのBCターフ優勝馬からはコタシャーンが2着、東京競馬場改修工事後も2009年コンデュイットが4着していますから、マイナス方面での過度な心配は不要と思われます。
ただ、ジャパンカップ勝ち負けや3着以内となると、優勝したピルサドスキーと3着ファンタスティックライト(BCターフ勝ちはJC出走の翌年)は世界中の芝G1で好走勝ち負けし続けた世界芝歴代最強馬候補クラスの万能性ある馬だったので、BCターフ優勝だけで強く好走可能性が信頼できるとまでは言いがたいところです。