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LE-Audio(LC3)コーデック、Ear Fun Air Pro4、eppfun BluetoothトランスミッターAK3040Pro MAXのレビュー・感想
◆LE-Audio(LC3) Bluetoothコーデックの感想
・納得の低遅延も、接続安定性(距離、障害物?)は微妙?
良かった点
・aptX-LL(Low Latency)並の超低遅延で遅延を感じる場面は基本的になくなる
・aptX-LLより対応機器(スマホ、タブレットやイヤホン、ヘッドホン)が増える見込みが大きい
微妙な点
・旧Bluetooth(SBC、AAC、aptXなど)と根本的に区別されていて、イヤホン接続に少し手間がかかる場合がある(スマホでイヤホンアプリからLE-AUDIOモード接続にするなど)
・接続安定性で微妙な点があり、障害物か距離か分からないが距離が離れて違う階、別の部屋に移動すると、旧Bluetooth接続よりも接続が途切れる
後述のEarFun Air Pro4とeppfun Bluetooth5.4トランスミッターAK3040Pro MAXを用いてのPC(Windows)接続しか経験ないですが、遅延は確かに低遅延で、aptX-LLと同等だと思います。
Bluetoothコーデックでも低遅延な方と言われてるaptX-adaptiveでも動画を見ているとたまに遅延(リップシンクのズレなど)を感じることがあります。
しかしaptX-LLやLE-Audio(LC3)接続だとそれがなくなります。
音ゲーなどの本当に微妙な遅延まで気になる場面とか人にとってはどうか分かりませんが、それ以外の全ての場面において違和感を覚えることはなくなるので、現状最適解のBluetoothコーデックだと思います。
またLC3の中でもAK3040Pro MAXトランスミッターでは一応低遅延ゲーミングモードと音質/接続安定性優先モードありますが、音質優先モードでも十二分に低遅延なので、音ゲーなどをやる人でなければ遅延の差は感じられないと思います。
一方で、Bluetooth5.4で接続安定性も強化されてるはずなのに、違う階の部屋に入ったりするとLC3接続ではBluetooth5.0~5.2接続よりも接続が不安定になり途切れました。
基本は困らないのですが、その点だけはかなり残念です。
これがこのトランスミッターとイヤホン特有の症状なのか、コーデック自体の問題か分かりませんが。
aptX-LLは低遅延の満足度は良かったものの、対応機器が少なく、現状では対応しているイヤホン/ヘッドホンが高額の旧型機だけで、一時期安価でaptX-LL対応して長時間再生のネックバンド型イヤホンがあったのですが現状では販売終了して買えなくなり、複数買っておけばよかったと思っています。
今後はLC3対応で安価で長時間再生対応のイヤホン、ヘッドホンが出てくれることに期待しています。
◆eppfun Bluetooth 5.4 AK3040Pro Max
評価:★★★★
良かった点
・LE Audio(LC3)対応のトランスミッター
・aptX-adapitive,LL,HD,Losslessなど現状の重要なBluetoothコーデック全てに対応
微妙な点
・AAC非対応
・USB-C端子(USB-A変換すると本来規格違反)
コーデックは現状の主要なコーデック全てに対応しています。
AACには対応してないようですが、このトランスミッターを買うような人でわざわざ下位互換のAAC接続をしたい人はあまりいないと思うので、個人的にはどうでもいいです。
USB-C端子なので、USB-A変換で使用していますが、本来はUSB-A端子へ変換するのは規格違反ということで注意が必要となっています。
USB-AをCに変換するのは規格違反ではないので、つまりUSB-C端子にする必要がない機器の端子はUSB-Aでいいと思うのですが。
USB-AハブにUSB-A変換アダプタをつけて接続していますが、Bluetooth接続は問題なくできています。
◆EarFun Air Pro 4
・現状おそらく安価かつ長時間再生可能な最もコスパ良いLE-Audio(LC3)対応のイヤホン/ヘッドホンで対応コーデック以外も高機能
評価:★★★★
良かった点
・LE-Audio(LC3)正式対応
・アプリが使いやすくなっていて、LE-AUDIO接続モード切り替えができる(一度切り替えると切り替えない限りずっとそのまま)
・アプリで接続先など確認できる
・イヤホン単体10時間連続再生可能(ノイキャンOFF)
・外音取り込み、ノイズキャンセリングなども高品質
微妙な点
・装着感が旧EarFun Air Pro3よりも長時間付けていると耳が痛くなる印象
・完全ワイヤレスイヤホンとしては長時間だが連続使用可能10時間程度
・アプリを用いないとLE-Audioモードに切り替えできない(LE Audio接続⇔旧BTコーデックモード切り替え時はイヤホン再起動)
旧型機EarFun Air Pro3も持っていて、それも当初はLE-Audio対応予定と書かれてあったのに結局対応しなかったようです。
個人的にはLE-Audio対応(予定)が購入理由をかなり後押ししていたので結構腹立たしいのですが、新型では正式に対応しているというのを見て購入しました。
上述の通り、LC3接続は良いのですが、接続が思ったより面倒臭いというか、旧コーデックと区別されているので、最初の接続時は少し戸惑います。
できればイヤホン単体で接続モード変更操作できたら良かったと思います。
LC3対応イヤホンで最安値かと思ってましたが最安値はCreativeのイヤホンでした。(約6000〜7000円)
ただ個人的にはできる限り単体使用可能時間が長い方がいいので、Creativeは8〜9時間でEarFunは10時間なので、EarFunを選びました。